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米大統領選・第2回討論会の要旨
2016/10/10 15:17
米大統領選は9日、大統領候補による第2回テレビ討論会を開いた。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党のドナルド・トランプ氏(70)の主な発言は次の通り。
【トランプ氏の女性蔑視発言】
トランプ氏 あれは「ロッカールームトーク」(軽口)だ。家族や米国民に謝罪するし、誇りに思っているわけではない。恥ずかしいと思う。私は女性を誰よりも尊敬している。(ビデオの会話にあったように女性にキスを強要し、女性の意志に反して体に触るといった行為は)そのようなことはしていない。
クリントン氏 これまでの大統領選の候補と政策への意見が異なることはあるが、大統領としての適性を疑ったことはない。しかしトランプ氏は違う。私は6月からトランプ氏には大統領、そして米軍最高司令官としての適性がないと言ってきた。多くの共和党員や独立派の人もそう言っている。
我々が金曜日に聞いた(ビデオの)内容は、彼が女性をどう思っているか、そしてどう扱うかを表している。ビデオは本当の彼ではないと言うが、まさしく彼がどんな人間なのかを示している。選挙戦中に女性を中傷し、女性を外見でランク付けした。このビデオだけではない。移民や黒人、ヒスパニック、イスラム教徒、障害者らを中傷してきた。この国が答えなくてはいけない質問は「我々はこういう人間ではない」ということだ。
トランプ氏 (ビデオの内容は)ロッカールームでの会話だ。誇りには思っていないが、起きたことだ。しかし(ヒラリー・クリントン氏の夫である)ビル・クリントン氏をみてみればいい。過去の政治史でみられないほど女性を虐待している。ヒラリー・クリントン氏も女性を攻撃した。(被害者の)4人の女性がいる。1人は12歳で(ビル氏に)レイプされた。ビル・クリントン氏は罷免され、弁護士の資格を失った。私が11年前に話した言葉をあげつらうヒラリー・クリントン氏は恥じるべきだ。
クリントン氏 彼が言ったことの多くは真実ではない。政策について語るのかどうかは彼の選択だ。ミシェル・オバマ大統領夫人の忠告「彼らが低いところに行くのなら、私たちは高みを目指す」を思い出す。
これがこのビデオだけというのなら、今夜トランプ氏が言うことも理解できる。しかし、トランプ氏は誰にも謝罪してきていない。オバマ大統領が米国生まれでないとの発言について、大統領と国民に謝罪すべきだ。
【クリントン氏が長官時代の公務に私用メールアドレスを使った問題】
トランプ氏 謝罪というのなら、クリントン氏こそ召喚状を受けた後に3万3千通の電子メールを削除したことを謝罪すべきだろう。私が当選すれば、司法長官に命じて特別検察官に捜査させる。国民は怒っている。あなたこそ恥を知るべきだ。
クリントン氏 トランプ氏が言ったことは全部嘘だ。トランプ氏の発言をすべて事実確認していたら、政策について話せない。1回目の討論会で数百万人が発言についてリアルタイムで事実確認した。今回もより多くの人が事実確認をするだろう。トランプ氏のような気性の人間が法律を任されていないというのは、とても良いことだ。
トランプ氏 もし私が米国で法律に責任を持つ立場になれば、クリントン氏を投獄する。
クリントン氏 (機密メールを私用のアドレスを使って送受したことは)私の過ちだった。弁解はしない。ただ、私が私用したメールがハッキングされたという証拠はない。機密メールの取り扱いについては非常に厳重にやっている。
トランプ氏 3万3千通の電子メールを削除することが問題ないことか。しかも重要なことは、それが議会から召喚状を受け取った後だ。メール問題を米議会は厳重に対処しなかったことに非常に失望している。クリントン氏は恥を知るべきだ。
【医療保険改革(オバマケア)】
クリントン氏 保険料などのコスト上昇の問題は解決すべきだが、オバマケアにより1億7000万人の国民が健康保険でカバーされるようになり、カバーの期間も無期限となり、女性のカバーの金額も男性以上に拡大し、26歳以下の子供も親の被保険者になることが可能になった。オバマケアのおかげで90%の国民が保険に加入できた。私はコストを低下させ、100%の国民が保険に加入できるようにしたい。
トランプ氏 オバマケアはまったくの災難だ。こんな最悪な制度は見たことがない。信じがたいほどのコストがかかるこのシステムを撤回すべきだ。健康保険制度には複数の保険会社による競争が必要だ。カナダのシステムをみればその欠点は明らかだ。
クリントン氏 (夫のクリントン氏がオバマケアを批判した点について)夫は、誰にも容易に負担できる健康保険の重要性について明確にしただけだ。
【イスラム教徒の移民問題】
トランプ氏 イスラム教徒を巡って何か不審な動きを察知したら通報するシステムを徹底したい。オーランドやサンベルナルディーノ、世界貿易センター、パリのテロを見ればわかる通り、皆、過激派イスラム教徒の仕業だ。
クリントン氏 イスラム教徒はワシントン大統領の時代から我が国に在住し、社会的成功を収めたイスラム教徒も多い。モハメッド・アリはその1人だ。イスラム教徒との共存がアメリカであり、イスラムと戦争状態にあるわけではない。我が国はイスラム教徒を歓迎する国でありたい。IS(過激派組織「イスラム国」)を壊滅させるためにもイスラム諸国と協力することが重要だ。
トランプ氏 イラク戦争で亡くなったイスラム教徒のカーン氏(米陸軍大尉)は英雄であるが、イラク戦争がなければカーン氏は死ぬこともなかっただろう。
(イスラム教徒の入国を禁止するとの従来の主張は)シリアのような特定の地域からの移民に対する非常に厳しい身元審査に形態を変えた。クリントン氏はイスラム教徒の移民を550%増加させようとしているが、我が国は既にいろいろな問題を抱えており、シリアのような価値観の分からない国からの移民を何十万人と受け入れたくない。
クリントン氏 (6万5000人のシリア移民を受け入れるリスクをあえて冒すのはなぜか、との質問に)我が国に危害を及ぼす人を入国させるつもりはない。しかしロシアの攻撃で、シリアの子どもたちが苦しんでいる。トランプ氏が言っているような宗教の違いで移民を禁止するのは、信教の自由を重んじる我が国の主義に反する。入国する人に宗教のテストをするのか。トランプ氏が主張する入国審査は賢明でないばかりか危険でもある。トランプ氏の主張がイスラムの戦士を集める道具に使われている。
トランプ氏 多くの犯罪者がこの国に流れてくる。私なら即座に追い返す。南の国境から犯罪や麻薬が流れ込んでくることを許してはいけない。私は国境の状況をわかっているが、クリントン氏はわかっていない。クリントン氏は誰でも来てくれというが、それはとても恐ろしいこと。とても悪いことで、大統領には絶対してはいけない。
【政治家の公的な立場と私的な立場】
クリントン氏 スティーブン・スピルバーグ監督の「リンカーン」という映画を思い出す。リンカーン大統領が(公式に奴隷を廃止する)憲法修正13条について議会を動かす話だった。議会を納得させることは時に難しい。リンカーン大統領は様々な議員と様々な議論をして説得していった。
ロシア政府やプーチン大統領が、米大統領選に影響を及ぼそうとしてサイバー攻撃を米国に仕掛けてきたことが明らかになった。米国史上、かつて外国の勢力がこのように大統領選の結果に影響を与えようとしてきたことはない。ロシアは私に選ばれてほしくないと思ってやっている。トランプ氏が選ばれるように仕掛けてきている。なぜならトランプ氏はプーチン氏を称賛し、恐らくプーチン氏がやりたいことに賛成しており、多分モスクワでビジネスをしたいのだろう。
我々はトランプ氏に確定申告書を公開するよう求めるべきだ。
トランプ氏 ばかげている。すべてうそだ。リンカーンとあなたの大きな違いは、リンカーンは正直者だということだ。
私はプーチンなんて知らない。もしロシアと一緒にやっていけるならすばらしい。なぜなら一緒にISと戦えるからね。ロシアからハッキングがあったというが、多分ハッキングなんてなかったのかもしれない。私はロシアについては何も知らない。ビジネスもしていない。
【トランプ氏が長年、巨額の税支払いを免除されていた問題】
トランプ氏 私の財務はすばらしい。数百万ドルの税金も払っている。我々の友人の多くはもっと多くの税控除を受けている。ウォーレン・バフェット氏やクリントン氏の友人でもあるジョージ・ソロス氏は、とてつもない額の税控除を受けている。数百万ドルの税金を払っても、賢く税控除を受けていることを誇りに思う。
トランプ氏 (事業の損失を利用した税額控除を)もちろん利用した。クリントン氏に寄付している人々だって利用している。私は税金、連邦税を払ってきた。クリントン氏は社会保障や税について30年間語ってきたにもかかわらず、何もしなかった。税金だけではなく、リビアやシリア、イラクの問題についても何もしていない。
クリントン氏 子供や同時テロの救急隊員らへの社会保障に尽力してきた。国務長官時代も国のために尽力し、女性の権利のためにも働いた。ロシアと核兵器削減のための交渉をした。大統領になったら共和党とも協調し、解を見つけていくつもりだ。
【税制】
トランプ氏 クリントン氏は富裕層が減税政策の恩恵を受けていると主張する。ではなぜ上院議員として政策を変えなかったのか。減税で恩恵を受けている人びとが彼女に資金を与えているからだ。減税は企業にとって非常に重要だ。我々は中間層にも減税をする。だがクリントン氏は税金を上げるだろう。この国の税金は世界でも最も高いが、私は税率が非常に低い国にする。
クリントン氏 トランプ氏が言ったことはすべて本当ではない。彼は富裕層と大企業に過去最大の減税をするだろう。トランプ氏はいつも彼自身や彼のような人のことばかり気にかけ、減税はそうした人々への大きなプレゼントになるだろう。そして中間層の税金を増やす。私は米国の大半である25万ドル以下の収入の人に関して税金を増やさない。
上院議員として、企業の租税回避をやめさせる企業税制の抜け穴対策に賛成票を投じてきた。バフェット氏のような億万長者に低い税率を与えてはいけない。私は一生懸命働く家族に投資したい。景気後退期以降、富は富裕層に流れるようになってしまったが、私はそれを逆流させたい。
【シリア問題】
クリントン氏 シリアの状況は悲劇的だ。アサド政権が地上ではイラン、空爆ではロシアとともに特にアレッポで野蛮な行為をしている。ロシアはISと戦うのではなく、アサド政権を延命させようとしている。飛行禁止区域や安全地帯が必要だと訴えたい。だがロシアは外交解決のための交渉のテーブルにつこうとしない。米国は同盟国などとより協力していかなければならない。
ロシアは私ではない人を米大統領にと望んでいる。私は受けて立つ。ロシアと協調できることは国務長官時代に核兵器削減の交渉でしたように、取り組んでいく。だが私はシリアでの政権とロシアによる戦争犯罪についての調査についての努力を支持する。
トランプ氏 クリントン氏は(オバマ政権がシリアによる化学兵器使用が認められれば軍事介入すると)警告した時の国務長官だった。
クリントン氏 私はそのとき、既に退いていた。話している途中に割り込むのは本意でないが、事実確認が必要な時はある。
トランプ氏 当時クリントン氏はホワイトハウスと密接な関係にあった。恐らくオバマ大統領は君の意見に耳を傾けていたんだろう。その結果、世界中から笑われることになった。
クリントン氏はロシアに対し強硬な発言をしている。しかし米国の核問題はロシアの後じんを拝している。ロシアの核プログラムは活発だ。米政府はこの状態を許すべきでなかった。
クリントン氏はロシアのプーチン大統領について悪く言う。(シリアの)アサド政権に対してもだ。彼らに反対する人の立場で話す。反逆者がどんな人々かも知らないでだ。イラクだろうとどこであろうと米国は反逆者に支援する。人々を武装させる。その結果、ご存じのとおり武装した人々は反抗する対象よりも悪者になってしまう。
ヒラリーがリビアと(統治していた)カダフィ大佐に何をやったか見てみるといい。カダフィ大佐は消えたが、残ったのは混乱だ。
私はアサド氏を全く好きではない。しかしアサド氏はISを殺している。ロシアもISを殺している。イランもだ。そして今、この3カ国は米国の外交政策が脆弱なために足並みをそろえてしまった。
【共和党の副大統領候補、マイク・ペンス氏がシリアのアサド政権を米軍が攻撃すべきだと発言した点】
トランプ氏 私はペンス氏と話していないし、(ペンス氏の考え方に)同意しない。我々はISを壊滅させなければならない。今はシリアがISと戦っている。シリアともISとも戦いたいという人もいる。しかしシリアはもはやシリアではない。シリアはロシアであり、クリントン氏が強くしたイランでもある。我々はISを打倒しなければならない。
(人道危機が指摘されるアレッポは)基本的にもう陥落していると思っている。(ISが占拠するイラク第2の都市)モスルをみればいい。米国の外交政策の一番の問題点だ。そしてワシントンとイラクからモスルを3〜4週間以内に攻撃するという発表がある。そうするとISの指導者たちはみんなモスルから逃げ出している。なぜ秘密裏にできないんだ。
クリントン氏 シリアで米国の陸軍を使うことはしない。大きな間違いだと思う。米国の軍隊が陣地を持つべきではない。当然占領軍として入れば土地を占拠することになるが、賢い戦略だと私は思わない。今使っている特殊部隊は効果的だ。今起きていることについては私は支持する。
私が大統領になった頃にはISをイラクから追い出すことに成功していることを望んでいる。モスルを獲得する可能性は十分に高いと思う。トランプ氏は将官たちよりもISについて知っていると豪語しているが、そんなことはない。
多くの重要な計画が進行しており、そのうちいくつかはイスラム教スンニ派とクルド人戦士に「私たちは皆で戦わなければならない」とシグナルを送るためだ。そしてこれには多くの計画と準備が必要とされる。
私はISのバグダディ指導者を標的にしたい。国際テロ組織のアルカイダについては私も多くの作戦に関わった。指導者を標的にすることには意味がある。また、クルド人を武装させることも考える。クルド人はシリアにおける私たちのベストパートナーだ。イラクでもそうだった。
【米国の分断を修復する大統領になれるか】
トランプ氏 もちろんだ。クリントン氏は米国の多くの人々を「嘆かわしい人たち」「矯正不可能」と称した。私は皆の大統領になる。私は人々に強さを与え、経済を与え、雇用を取り戻す。クリントン氏の夫が署名した北米自由貿易協定(NAFTA)は恐らく世界史上で最も悲惨な取引だった。私たちは仕事を失い、お金を無くした。未来もなくした。悲惨だ。
クリントン氏は環太平洋経済連携協定(TPP)に署名したがっている。TPPを「ゴールドスタンダード(絶対基準)」だと言った。クリントン氏は前回の討論会で「ゴールドスタンダードなんて言っていない」と発言したが、これは嘘だ。
私は皆の大統領になる。アフリカンアメリカン、内陸部の都市――。内陸部の都市はひどい状況だ。クリントン氏はいつも話すけれど、何もしない。全部口先だけで、何もしない。
クリントン氏 私はこれまで生涯を通じ、子どもや家族を支えるためにできることをしようとしてきた。トランプ氏は30年間の私の公職時代についてよく話すが、私はそれにとても誇りを持っている。私はあなたたちの正しい声を生かすため深く身をささげる。すべての米国人が、この国に自分の居場所があると感じられるように。
私が受け取る手紙をご覧になれば、多くの人がトランプ氏が率いる米国には居場所がないのではないかと危惧していることが分かる。
(子どもたちには)恐怖が生じていて、先生や親たちはそれを「トランプ効果」と呼んでいる。いじめが起きて多くの人が居心地悪く感じ、たくさんの子どもたちが心配を口にしている。だから私はとにかく皆に手を差し伸べるためできることをなんでもする。民主党員、共和党員、無党派、国中のすべての皆さん。私に1票を投じなくとも、私はあなたがたの大統領になりたい。
【トランプ氏の支持者の半数は「嘆かわしい人々だ」と評した件】
クリントン氏 私は1時間も経たないうちに自分の発言を謝罪した。私の発言は彼の支持者ではなくトランプ氏自身に向けたものだった。彼の憎しみにまみれ、あつれきを生む選挙戦略に向けたものだった。
トランプ氏はアフリカンアメリカンやラティーノ、イスラム教徒、捕虜、移民、障害者について発言したことにまったく謝罪していない。私は民主党の大統領候補だったサンダース氏と行った選挙戦に誇りを持っている。私たちは批判し合うことなく問題を取り上げた。2人で何をしていきたいかしっかり話し合った。サンダース氏は私を全面的に支持してくれている。
トランプ氏 我々は分裂した社会に暮らしている。真っ二つに分かれた社会だ。この国が分裂しているのはクリントン氏のような人が心にものすごい憎悪を抱えているからだ。そしてそんな彼女が「嘆かわしい人たち」と言った、それは本心だったのだ。
【ツイッター<での発信について】
トランプ氏 (ツイッターで未明に元ミス・ユニバースの)性的な動画を見てみろ、なんて言っていない。ツイートはコミュニケーションの現代的な形だ。私はフェイスブックとツイッターで2500万人とつながっている。コミュニケーションにとても有効なツールだ。
【良きリーダーとしての規律をトランプ氏は持っているか】
クリントン氏 いいえ。これは私だけの意見ではなく、国家安全保障のプロや共和党員も言っていることだ。しかし私たちがこれに気付いているのは大統領の仕事を近くで見てその難しさを知る機会に恵まれたからだ。私はオバマ大統領と仕事をし、彼を尊敬している。
【最高裁判事人事】
クリントン氏 最も重要なテーマの一つだ。(空席になっている判事を選ぶための)条件としては、大手法律事務所の出身者であるかよりも、人々のことを理解していることが重要だ。人種や同性婚などへの差別には是正が必要。いつも企業の利益に寄り添うべきではない。銃を保有する権利を認めた憲法修正第2条を尊重はするが、身元検査の厳格化は必要だ。(判事の間の意見の)バランスを変えたい。
トランプ氏 すでに20人の候補を選んでいる。尊敬されている、憲法を尊重する人物たちだ。
【エネルギー政策】
トランプ氏 エネルギー業界は包囲されている状態にあり、環境規制当局は厳しい規制によって業界を死に絶えさせようとしている。クリントン氏は石炭採掘企業を破産させようとしている。太陽光や風力など再生可能エネルギーの開発には賛成だが、クリーンな石炭、天然ガスという選択視もある。米国の地下には巨大な資産が眠っている。エネルギー会社を再生させ、増えた税収により政府の負債圧縮する。鉄鋼産業でも構造は同じだ。中国のダンピングで国内産業は死にかけており雇用が失われている。
クリントン氏 トランプ氏は中国がダンピングして輸出した鉄鋼を使って自分のビルを建てている。米国は史上初めてエネルギーの自立を手にした。石油会社の業績が厳しいのは石油価格が下がっているからだ。石油から国内に豊富にある天然ガスを経て再生エネへ、エネルギー源をできるだけ早く変えていくことを支援する。中東への依存を減らし、より多くの政治的選択肢を手にできるし、重要な問題である気候変動の対策にもなる。再生エネで雇用を生み出す。石炭産業などで雇用を失った人々も見捨てない。
【お互いの評価できる点】
クリントン氏 トランプ氏には非常に高い能力を持つ子供たちがいることを尊敬している。今回の選挙は通常とは異なる激しい闘いで、常に選択を迫られる厳しい状況にあってよくやっている。
トランプ氏 子どもたちへの褒め言葉をもらったのは素晴らしい。子どもたちを誇りに思っている。ヒラリー氏は途中で投げ出さない、諦めないファイターだ。多くの問題で意見や判断は全く違うが、素晴らしい資質を持っていると言える。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H4A_Q6A011C1000000/
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