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副大統対決は“良識アピール”の共和党ペンスが10対7で勝利 誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/191254
2016年10月6日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
ペンス(右)が優勢勝ち/(C)AP
引き立て役――。副大統領候補を一言で述べるとそうなる。副大統領候補の名前がヒラリーとトランプよりも多用されることはないし、有権者が副大統領候補をより重視して投票することもない。そのため民主党ティム・ケーンと共和党マイク・ペンスが討論会で大きなミスをしたところで、11月8日の投票日に大きな影響は出ない。
そうは言っても、大統領が不測の事態に陥った時、自動的に大統領の座につくのが副大統領である。誰でもいいというわけではない。
4日に行われた副大統領候補の討論会は、ボクシングの採点法を使うならば10対7でペンスの勝利だった。ロサンゼルス・タイムズ紙の政治記者3人による採点も、全員がペンスの優勢勝ちと判定した。
大統領候補の第1回討論会ではトランプが劣勢に立たされただけに、ペンスは少しばかりの援護射撃ができた形だ。一方、ケーンはヒラリーの優勢な流れに乗ろうとしたが、顔を引きつらせて、頬を紅潮させていた。
■ケーンはパンチの無駄打ち
パンチの数は多かったが有効打が少ない。ペンスの話の途中に、「あなたはドナルド・トランプの『見習』に過ぎない」と事前に考えてきたフレーズを口にして割り込んだ。
だがペンスは落ち着いて、「上院議員、まだ私の話は終わっていません」と突き放す。白髪の紳士(ペンス)は決して騒がず、慌てず、淡々とトランプの立場を擁護した。トランプが1995年から所得税を控除された一件でも、「トランプさんは巨大な企業を築いたビジネスマンなんです。あなただって税額控除を使ったことはありますよね。トランプさんは合法的に多額の控除を利用できる鋭さを持つ人なんです」と前向きな受け答えをした。
さらにヒラリー陣営を攻めることも忘れなかった。
「ヒラリーは、『トランプの支援者の半数は嘆かわしい人間の寄せ集め』と酷評しましたが、言葉そのものが普通ではない」
過激な言動が目立つトランプだからこそ、対極に位置するペンスの「良識」が示された討論会だったが、本質的にどこまでトランプにプラスになったかは疑問が残る。
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