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アングル:熱狂なきクリントン支持、まばらな看板が語る危うさ
9月25日、全米各地のリベラル派が住む家の芝生や窓辺と同様に、11月8日の大統領選が間近に迫るなか、ニューヨーク市ブルックリン近隣住区コブルヒルの大半でも、クリントン支持の看板は掲げられていない。写真は、クリントン氏を応援する看板。同市で23日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米民主党支持者が多い地区として知られるニューヨーク市ブルックリン近隣住区のコブルヒル──。ここに住む有権者は、米大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補に一票を投じることが予想される。ただし、彼らが支持を宣伝すると期待してはいけない。
全米各地のリベラル派が住む家の芝生や窓辺と同様に、11月8日の大統領選が間近に迫るなか、コブルヒルの大半でも、クリントン支持の看板は掲げられていない。2012年と2008年の大統領選で、オバマ大統領が旋風を巻き起こしたのとは全く対照的だ。当時は「希望」や「前へ」といった看板を至るところで目にした。
クリントン氏を応援する看板の不在は、同氏が左寄りの有権者から熱意を引き出すのに苦労している表れであり、世論調査の結果にもその課題が浮かび上がっている。有権者が当日投票所に足を運ばなければ、同氏を苦しめることになりかねない。
ロイター/イプソスが23日公表した米大統領選の世論調査によると、クリントン氏の支持率は41%となり、共和党のドナルド・トランプ候補の37%を4ポイントリードしている。
しかし同調査では、4年前にオバマ大統領が2期目を目指したときよりも、今回の大統領選におけるクリントン氏に対する風当たりの強いことが示されている。
民主党支持者のうち、クリントン氏を好感する割合は78%で、これは2012年米大統領選で同時期に調査されたオバマ氏の89%を下回っている。無党派層の場合、クリントン氏の好感度は28%にとどまる一方、オバマ氏のそれは47%だった。
ブルックリンにあるクリントン氏の選挙本部から1.5キロほど離れた場所に住むソーシャルワーカーのナンシー・キメル・ビオラさん(63)さんは、自宅の正面玄関にまだ「バーニー2016」のステッカーを貼っている。民主党候補指名を争ったバーニー・サンダース上院議員を支持していたときの名残である。ビオラさんはクリントン氏に投票するつもりだが、「心からではない」と打ち明けた。
「彼女に投票しなければ。トランプが大統領なんて怖すぎる」
民主党の支持基盤であるコロラド州デンバーのパークヒルの住民は、地元の都市計画問題については庭に看板を出しているが、大統領選に関して看板を出している人はほとんどいない。
「私たちのほとんどは、いつもそうしているように民主党に入れるだろうが、クリントン氏にはあまり熱狂できない」と、住民の1人であるパブロ・マロンさんは話す。
「だが、反トランプで団結している」
<嫌々ながら支持>
民主党支持者が多いデンバー郊外のノースグレンでは、地方公務員向け求人募集のバナーは主要道路の至るところで目にするが、クリントン氏を支持する看板は見られない。
首都ワシントン郊外にあり、リベラルな富裕層が多く住むメリーランド州チェビーチェイスでは、クリントン支持を示す看板は10ブロックごとに1つ見られる程度だった。
盛り上がりの欠如に打撃を受けているのはクリントン陣営ばかりではない。ロイター/イプソスが今年9月1─20日と、2012年の同時期に行った調査を比較したところによると、民主・共和党双方の支持者ともに今年の方が投票に総じて関心がないと答えている。
ロイターは電子メールでクリントン陣営にコメントを求めたが、返答は得られなかった。
クリントン陣営のオンラインショップでは、10ドル(約1000円)から100ドル程度のものまで、十数種類の看板やバナーなどが売られている。
売り上げデータはすぐに入手できず、ショップからの返事もなかった。
一部の人から、今回の選挙は「嫌々ながら支持する性質」があると見られていると、ジョージ・ワシントン大学政策運営大学院のマシュー・ダレック准教授は指摘。リベラル派において看板が見られないのは、オバマ大統領のときのような熱狂ムードが単に存在しないことを示しているのかもしれないと語った。
とはいえ、そうした傾向とは逆をいく地区もある。
ブルックリンのゴワナスでは、少なくとも4軒がクリントン支持を掲げる看板を出しており、引退した弁護士のクリス・モリソンさん(66)は、窓辺にクリントン氏の等身大切り抜きを置いている。通行人の多くが写真を撮っていくという。
「今回はあまり看板が見られないが、この地区ではそれほど心配していない。程度の差こそあれ、同じ考えを持っているからね」と、熱烈なクリントン支持者であるモリソンさんは語る。
「だが、他の場所に行くと心配になる」
(Amy Tennery記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)
http://jp.reuters.com/article/clinton-no-signs-idJPKCN11W0DP
日はまた昇ったとトランプ陣営動じず−NYT紙のクリントン氏支持に
Ros Krasny
2016年9月26日 14:18 JST
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クリントン氏は同世代で「最も粘り強い政治家の一人」−NYT
トランプ氏について「実現不可能なことを約束している」と同紙批判
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の陣営は、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官への支持を表明したことに動じなかった。「今朝も日は東から昇った」とのコメントを発表し、それぐらい意外性がなかったとの見方を示した。
NYTは25日付社説を電子版に24日掲載。この中でクリントン氏の「実績と数多くの実用的な考え」を称賛した。さらに25日には「ドナルド・トランプ氏が大統領になるべきではない理由」という論説も掲載した。
トランプ氏のシニアコミュニケーションズアドバイザー、ジェイソン・ミラー氏は発表文で「超リベラルでエリート主義かつ国民の感覚からずれているNYTの論説委員が、超リベラルでエリート主義かつ国民の感覚からずれたヒラリー・クリントン候補を支持したことは当然、これまでで最も驚きのないニュースの一つだ」と説明した。
NYTが最後に大統領選で共和党候補を支持したのは、アイゼンハワー大統領が再選を目指して出馬した1956年。クリントン、トランプ両候補は26日の第1回テレビ討論会で直接対決する。
NYTはクリントン氏の支持について、「ドナルド・トランプ氏ではない」ことが最大の根拠ではないと強調した。クリントン氏は「時折あった失策」のために人格が曲解され、「同世代で最も粘り強い政治家の一人」であるという事実がゆがめられたとの見方を示した。
対照的にトランプ氏については、「自身や自身の計画について具体的なことは全く明らかにせず、実現不可能なことを約束している」と指摘。選挙戦で「突発的に虚偽の荒唐無稽な主張や個人攻撃を行い、外国人嫌いのナショナリズムを表明、悪びれずに性差別的発言をしてきたほか、聴衆や自らの気まぐれに応じて姿勢を変えてきた」と批判した。
原題:The Sun Also Rises, Trump Campaign Says of Times’ Clinton Nod(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-26/OE3G1C6KLVR401
米大統領選、ブッシュ前政権高官らがトランプ氏支持表明
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米ブッシュ前政権の政治任用高官の多くが、大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏への支持を表明した。
ブッシュ前大統領の父親のブッシュ元大統領は、民主党のクリントン氏に投票する意向を示しているほか、共和党予備選でトランプ氏に敗れた弟のジェブ・ブッシュ氏はクリントン氏にもトランプ氏にも投票しない考え。また、ブッシュ前大統領自身は議会選の共和党候補の資金調達には協力しているものの、大統領選については態度を明らかにしていない。
トランプ氏支持に名を連ねた50人のリストには、ホワイトハウス報道官を務めたアリ・フライシャー氏、司法長官だったジョン・アッシュクロフト氏などが含まれる。
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