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香港
民主派3分の1超の議席 立法会選挙が開票
毎日新聞2016年9月5日 22時00分(最終更新 9月5日 22時41分)
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【台北・鈴木玲子】4日に投票された香港立法会(議会、定数70)選挙は5日、開票作業が行われ、親中派が前回同様に過半数を確保する見通しとなった。民主派勢力は、焦点となっていた重要法案を否決できる3分の1超の議席を確保した。2年前の大規模デモ「雨傘運動」の失敗後に台頭した若者らを中心とした急進的な反中勢力「本土派」は初参戦で少なくとも2議席を獲得した。
<香港「1国2制度」の行方>
<まんがで解説>香港て中国なの?
<急進反中派に勢い 複数議席獲得の公算>
香港で中国による政治的な圧力が強まり、「1国2制度」で保障されたはずの香港の「高度な自治」が大きく揺らぐ中、香港住民の危機感が示された。
選挙は直接選挙枠で35議席、業界別の間接選挙による職能代表枠で35議席を選ぶ。
香港メディアなどによると、親中派は前回(2012年)の43議席と同等程度で過半数を獲得する見込み。
これに対し民主派勢力は善戦。本土派を含め、前回27議席を1〜2議席上回る可能性がある。ただ民主派は、長年民主化運動をけん引してきた有力議員の引退や落選が相次いだ。一方で、雨傘運動で指導者の一人だった羅冠聡氏(23)が史上最年少で初当選し、世代交代を印象づけた。
羅氏は雨傘運動に参加した若者らが結党した新党「香港衆志(デモシスト)」の主席。5万票を超す高得票だった羅氏は報道陣を前に「民主主義の価値観を守ろうとする人たちと協力していきたい」と意気込んだ。
初参戦した本土派は新党「青年新政」の游※禎(ゆう・けいてい)氏(25)と「熱血公民」の鄭松泰氏(32)の少なくとも2人が初当選。本土派は雨傘運動の失敗後、中国全体の民主化を訴える旧来の民主派に失望した若者らが、自分たちの「本土」である香港を守ろうと訴えて急伸し、多くの若者らが新党を結党して参戦した。香港で生まれ育った若い世代には中国への帰属意識は乏しく、政治的圧力を増す中国に対する反発を強める。
危機感を募らせる香港当局は今回、「香港独立」を主張しているとして、本土派候補ら6人の立候補を認めない異例の決定を出した。初当選した游氏は当局の措置を「民主的な選挙の本来の意義を失っている」と批判した。
政治意識の高まりを反映し、直接枠の推定投票率は58%と前回を約5ポイント上回り、過去最高になった。投票を巡っては、一部投票所で投票締め切り時間の4日午後10時半(日本時間同11時半)時点で多数の有権者が並んでいたため、投票時間を大幅に延長するなど混乱が生じた。
※は「草冠」の下に「叀」、その下に「心」
香港立法会選挙
4年に1度実施される。定数70で、直接選挙枠と職能代表枠に各35議席。直接枠は5選挙区(各5〜9議席)で、登録有権者数は約378万人。職能枠のうち30議席は、金融や建築業、教育界など業界別の間接選挙で、残る5議席は区議会議員の候補者から直接投票で選出する。産業界には中国寄り企業が多いため、親中派に有利な制度になっている。
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