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ロシアと、そして、アサドとのトルコの新たな関係(マスコミに載らない海外記事)
http://www.asyura2.com/16/kokusai15/msg/166.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 30 日 10:45:25: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ロシアと、そして、アサドとのトルコの新たな関係
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-3ce2.html
2016年8月30日 マスコミに載らない海外記事


Eric ZUESSE
2016年8月26日
Strategic Culture Foundation

7月15日の、アメリカが支援する(あるいは、トルコ政府がそう主張している) クーデター未遂は、トルコのタイイップ エルドアン大統領を打倒しようとしていたが、エルドアン大統領は、アメリカ政権も同様に、打倒したがっている、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領を打倒しようとしていた。

ところが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、切迫したクーデターの数時間前に、彼に連絡(http://sputniknews.com/russia/20160721/1043373832/russia-warned-turkey-coup-attempt.html)し、彼が、企みを乗り越え、作戦を粉砕する計画を立て、準備するのを可能にして、エルドアンの大統領の座、そして、おそらくエルドアンの命も救ったのだ。

ロシア諜報機関が、プーチンに、クーデターが起きるという諜報情報を伝えなければ、彼がクーデター計画について事前に知ることはなかったろう。この諜報情報には、情報源が誰かに関する情報もあった可能性がある。もしプーチンが、その件に関する諜報情報を得ていれば、どうやら彼は、クーデターの前に、それをエルドアンと共有したのだ。

素早くも、7月16日、エルドアンは、クーデターの源は、1999年に、本人と数十億ドルのイスラム教組織本部を、アメリカ合州国ペンシルヴェニア州に移した、彼の長年の敵(しかし、かつては政治的支持者だった)フェトフッラー・ギュレンだと発表した。エルドアンは、トルコで裁判を受けさせるべく、ギュレン引き渡しを要求するつもりだと語った。ところが、アメリカ 国務省は“正式な引き渡し要求”をまだ受け取っていないという。

8月4日、“トルコのベキル・ボズダー法務大臣は、アンカラは、二度目の引き渡し要求を提出した”が、アメリカ‘司法’省は“いまだに、書類が正式な引き渡し要求と見なせるかどうか評価しようとしている”と述べた。

‘司法’省は、本文章を書いている16日後の時点でも、まだ評価をしようとしている。

一方、8月9日、エルドアンは、モスクワに飛び、彼の命ではないにせよ、大統領の地位を救った人物、プーチンと個別に会談した。たぶん、エルドアンは、この事件に関する、ロシアのあらゆる諜報情報を見たかったのだ。会談後、彼は、おそらく、トルコのものも、ロシアのものも、全ての諜報機関をみたのだ。

エルドアンは、アメリカに、ギュレンを引き渡すよう要求し続けている。トルコ、ロシア双方のあらゆる諜報情報を見た後、ギュレンが背後にいたことを確信し続けているのは明らかだ。

プーチンは、アメリカ-サウジアラビア-カタール-トルコ同盟が、シリアに対して要求していることは、断固阻止すると決めている。シリア国内でおこなわれる、いかなる選挙前の、シリアのバッシャール・アル・アサド大統領追放だ。プーチンが繰り返し要求しているのは、そうではなく、シリア国民自身のみが、自由で公正な国際的に監視された選挙で、アサドの任期をどうするか、いつまでにするか決めることができ、ロシアは、次のシリア大統領を一体誰にするか、シリア人有権者が決めたものを受け入れるということだ。

潘基文国連事務総長は、少なくとも二度、プーチンの立場を支持し、現シリア大統領の強制追放に合法性はないと、公式に述べている。

8月20日、土曜日、APは“トルコ: アサドは、シリアにおける移行の一部たりうる”という見出しで、“トルコのビナリ・ユルドゥルム首相が、土曜日、トルコは、移行期間中、シリア大統領バッシャール・アサドの役割を受け入れる用意があると述べながら、シリアの将来に、彼の居場所はないと主張した'… ‘シリアは、長期間、アサドを擁していられるだろうか? とんでもない… アサドが(国民を)まとめられる人物とは思われないことをアメリカ合州国は知っているし、ロシアも知っている’”。

もちろんロシアは、そんなことは“知らず”(しかも実際、50%以上のシリア国民が 欧米企業の世論調査でさえも、アサドがシリア大統領でいて欲しいと考えており、80%以上が聖戦士支援のかどで、アメリカを非難している)が、ロシアがそれを“知っている”というトルコ発言は、(エルドアン政権が、アサドは悪だと思い込むよう洗脳してきた)トルコ国民が、アサドの同盟者ロシアが、実際は、トルコの敵ではなく、友人であるという考え方に慣れるのを助成するだろう。そしてこれは、特に、もし彼が例えば、トルコをNATO同盟から脱退させ、ロシアの外交政策と提携するのを狙っているのであれば、エルドアンが更に先に進む助けになる。

今、ここで行われているのは、シリアにおける次の大統領選挙の条件設定だ。アメリカ政府と同盟諸国(NATO加盟国トルコも含めるのが常だった)は、シリア‘民主革命’(アメリカ、サウジアラビア、カタール、クウェートと、UAEに雇われ、武器を与えられている原理主義-スンナ派聖戦士による外部からの侵略)が成功し、シリアに、原理主義-スンナ派指導者を据えることを要求しており、その人物が、そこで、たぶん選挙を行い、それで、たぶん、スンナ派イスラム法を押しつけるのではなく、‘民主的’になるだろうというのだ。しかしアサドとロシアは、選挙前のそのような追放はあってはならないと要求している。そして、今やトルコが、これを受け入れることができると述べたのだ。これはトルコの国際関係上の大変化だ。

シリア国民が、アサドを大統領として再選するなど“とんでもない”という、トルコの持続的な要求を、一体どれほど真面目に受け取るべきだろう? もしアサドが、その選挙で勝利すれば、容易に押し流されるようなものは、割り引いて受け止めるべきなのだ。

言い換えれば、8月20日に、トルコは、少なくともシリア問題に関する限り、もはや、アメリカの同盟者ではないことを発表したのだ。

国際関係に、地震が発生したのだ。

記事原文のurl:http://www.strategic-culture.org/news/2016/08/26/turkey-new-relationship-with-russia-assad.html

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