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「核なき世界を追求する意思」がなく、核兵器の高性能化を図る米大統領の発言を引用する無責任
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2016.08.09 14:39:25 櫻井ジャーナル
1945年8月9日にアメリカ軍は原子爆弾で長崎市を破壊、最初の数カ月間で6万から8万人が死亡、被爆者はその後も癌などの発症に苦しんできた。爆心地から500メートルほどの場所に建っていたカトリックの浦上天主堂(浦上教会)も破壊され、「赦しの秘跡(洗礼した後に犯した罪の許しを与える秘跡)」を行っていた司祭や数十名の信徒も死んでいる。浦上天主堂は「隠れキリシタン」の歴史を背負った教会だ。
その原爆を投下したアメリカの現大統領はバラク・オバマ。この人物は5月27日に「核なき世界を追求する勇気」について語ったというが、その一方、30年間に9000億ドルから1兆1000億ドルを投入する計画を打ち出している。
その背後でオバマ政権は核兵器の高性能化を図っている。例えば、戦闘機での運搬が可能な核弾頭B61の場合、新しく開発されたB61-12では命中精度を向上させることに成功している。B61-11の誤差は110から170メートルだが、このB61-12は30メートル。B61-11で必要な核弾頭が400キロトンだとすると、B61-12では50キロトン。爆発に伴って放出される放射性物質も少なくなり、使いやすくなるわけだ。また、LEP(核弾頭延命プログラム)によって少なくとも核弾頭の使用可能期間が20年間は延びるという。
要するに、オバマ大統領は「核なき世界を追求する意思」を持っていない。こうしたことは2014年から15年にかけて明らかになっているわけで、16年になってから「核なき世界を追求する勇気」を語る彼は相当の厚顔無恥だ。発言と行動が矛盾していること、自分が嘘をついていることを認識できないのかもしれない。こうした人物の発言を引用することも無責任だ。
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