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トルコの首都アンカラの大統領府で開かれた外国の投資家との会合で演説するレジェプ・タイップ・エルドアン大統領(2016年8月2日撮影)。(c)AFP/TURKEY'S PRESIDENTIAL PRESS SERVICE/KAYHAN OZER
【8月3日 AFP】トルコで軍の一部勢力が先月起こしたクーデター未遂をめぐり、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は2日、「西側諸国はテロとクーデター首謀者らを支持している」と述べ、欧米をこれまでで最も厳しい言葉で非難した。
エルドアン大統領は首都アンカラ(Ankara)の大統領府で演説し、「残念ながら、西側諸国はテロを支持しており、クーデターを企てた者の味方をしている」と主張。「友人だと思っていた国々」を強く非難した。
エルドアン大統領はこれまでもクーデターに外国が関わった可能性を示唆していたが、この日は「国外で書かれたクーデターの筋書きを国内にいる者が実行した」と踏み込み、外部勢力の関与をこれまでで最も強く主張した。
エルドアン大統領がクーデターの首謀者とみなしている米国在住のイスラム指導者フェトフッラー・ギュレン(Fethullah Gulen)師については、米政府を名指して「戦略的パートナーでありながら、なぜ彼をかくまい続けることができるのか」と厳しく批判した。
北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であるトルコと米国の関係はかねて緊張状態にあったが、トルコの閣僚らからも米政府のクーデター関与を疑う声が出るなど、今回の事件を機にそれに拍車がかかっている。米政府はこうした見方を明確に否定している。
エルドアン大統領はクーデター未遂を受けて粛正を進めており、政府は2日、アンカラにある軍の主要病院に関して医師を含む職員約100人に逮捕状を出した。同日にはさらに審判らサッカー関係者94人も解任されるなど、その対象はスポーツ界にも広がっている。
これまでに拘束された人は1万8000人に達しており、国際社会に衝撃を与えている。(c)AFP/Fulya OZERKAN, Stuart WILLIAMS
http://www.afpbb.com/articles/-/3096166
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