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ドイツ発砲事件 男はISと関連見られず 単独犯行か 地元警察[NHK]
7月23日 20時56分
ドイツ南部の都市ミュンヘンで9人が死亡した発砲事件で、地元の警察は発砲後に自殺した18歳のイラン系の男とイスラム過激派組織との関連は見られないとする一方、男が犯行時に300発を超える銃弾を所持していたことを明らかにし、動機や背景をさらに調べています。
ドイツのミュンヘンで22日夜(日本時間23日未明)、市の北西部にある商業施設の周辺で男が銃を発砲し、9人が死亡しました。23日に記者会見したミュンヘンの警察によりますと、犠牲になった9人のうち8人が14歳から20歳までの若者だったということです。
警察は現場近くで自殺した地元出身の18歳のイラン系の男による単独の犯行とみて、捜査しています。男はミュンヘン市内で生まれ、男の自宅を捜索したところ過激派組織IS=イスラミックステートとの関連を示すものは見つからなかったということです。
一方、男の部屋からは過去に市民を無差別に狙って起きた事件に関する記事や本が見つかり、男は犯行時に300発を超える銃弾を所持していたということです。
また、警察は男が何らかの精神的な病気を抱えていたとみられるとしており、犯行の動機や背景について、さらに調べることにしています。
地元警察 男は難民とは無関係
ミュンヘンの発砲事件について、地元の警察などは23日の記者会見で、現場近くで自殺した18歳のイラン系の男は、生まれも育ちもミュンヘンで地元の学校に通っており、去年、ドイツが100万人以上を受け入れた中東などからの難民とは無関係だという見方を示しました。
また、男が警察などの警戒の対象には含まれていなかったことも明らかにしました。
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