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オバマ氏「米国危機論は現実にそぐわず」、トランプ氏演説に反論
[ワシントン 22日 ロイター] - オバマ米大統領は22日、共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏が米国が危機的な状況に陥っているとの考えを示したことに対し、現実とは相容れないとして反論した。メキシコのぺニャニエト大統領との共同会見で述べた。
トランプ氏は前日の指名受諾演説で、違法移民や過激派「イスラム国」、人種差別に根ざした暴力など、米国が多大な脅威にさらされていると主張し、民主党からの政権奪還を訴えた。
これに対し、オバマ氏は米国民の大半にとって、現状は「小鳥はさえずり太陽の光が降り注いでいる」と指摘。
「米国は暴力がはびこり無秩序、かつ崩壊の寸前にあるとの考えは、大半の国民の経験とは一致しない」と述べた。
今年に入り、一部都市では殺害が増えているが、自身の就任期間中の7年半における暴力的な犯罪率は過去30━40年で最も低いとした。
オバマ氏はこの日、ホワイトハウスでぺニャニエト大統領と会談した。会談後の会見では「健全な経済を持つメキシコは、われわれが中米の安定と安全を構築するのに寄与できる。これは移民危機や麻薬問題への対応で、壁よりもはるかに多く成果をもたらす」とし、違法移民や麻薬の流入阻止に向け、メキシコとの国境沿いの壁建設を公約に掲げるトランプ氏を暗に批判した。
オバマ、ぺニャニエト両氏は、環太平洋連携協定(TPP)の交渉妥結を評価する立場を表明。TPPは北米自由貿易協定(NAFTA)で批判された問題点について対処していると主張した。
ぺニャニエト氏はまた、トランプ氏、および民主党の大統領候補指名が確定しているクリントン前国務長官のいずれが本選で勝利しても、誠意を持って共に建設的に取り組む考えを示した。
http://jp.reuters.com/article/usa-election-obama-idJPKCN1022ML
トランプ、ペンス両氏の表情が語る「ちぐはぐな相性」
Dan Hill
[20日 ロイター] - 米共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ氏は16日、インディアナ州知事マイク・ペンス氏を副大統領候補として紹介した後、すぐにもステージから立ち去りたいかのような様子を見せた。
2人の相性の悪さを窺わせる兆候は、それだけではない。
ペンス氏との共同記者会見に臨んだトランプ氏は、どう見ても「らしく」なかった。不動産業界の大物であるトランプ氏は、党予備選で勝利を重ね始めた頃から、嫌悪感、怒り、嘲笑を浴びせるという形で、米国の現状を強く拒否する姿勢を示してきた。
ところが、ペンス氏を副大統領候補として紹介するあいだ、トランプ氏は何度も目を閉じていた。これは悲しみを表す重要なしぐさだ。悲しみとは「あなたの苦痛を私も感じる」という共感であり、何がダメだったのか、その原因は何かと思い悩むなかで、精神的にも身体的にも人を滅入らせてしまう。苦痛を示すサインにもなる。
「傑出していると心から信じられる人間」としてペンス氏を紹介するあいだ、トランプ氏の中心的な感情はそのような「悲しみ」であるように見えた。
トランプ氏はペンス氏を副大統領候補として選ぶにあたって、政治的な計算や家族からの働きかけを考慮したと伝えられている。トランプ氏と同様に無鉄砲なスタイルで知られるギングリッチ元下院議長やニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏など、自分と共通点の多い政治家を候補から外している。
正副大統領候補のバランスを取るうえでペンス氏は適任だろうか。その点はまず間違いない。ニューヨーク出身のトランプ氏と中西部出身のペンス氏を組み合わせは、社会問題についてはリバタリアン、移民については極右、貿易に関しては極左に近いトランプ氏に、信仰の篤い保守派のペンス氏が寄り添うことになる。
だが、2人を最も隔てているのは、その人間性かもしれない。
ペンス氏は、マンハッタンに集まった聴衆に対して、「私は非常に控えめな人間だ」と語った。自己のブランド化に熱心なトランプ氏と何よりも異なる点はそこだろう。
好例を挙げれば、ペンス氏が最も頻繁に見せる表情には、熟考や謙遜といった要素が窺われる。彼はよく眉をひそめるので、縦の皺が現れる。懸念や困惑、判断力、集中を示す表情だ。トランプ氏はペンス氏を紹介するために、まとまりのない即興のスピーチを28分間続けたが、それはペンス氏が行った12分間の受諾スピーチとは好対照だった。
ペンス氏のような表情を、トランプ氏が見せることはあるのか。事実上、1度もない。
だが、この新たに一心同体となった正副大統領候補に共通する1つの感情がある。それは、「プライド」だ。
たとえば、ペンス氏が「トランプ氏と並んで立つというのは本当に恐縮してしまう」と言うとき、彼は唇を固く閉じて、上に突き出す表情を見せた。これは概ね、怒りを示すサインだ。また、いくばくかの嫌悪や悲しみも表している。
怒りと幸福の組み合わせが示唆するのは、プライドである。これこそが、ペンス氏にとって重要な感情である。16日の発表に集まった人々に彼が語ったように、まずキリスト教徒であること、次いで保守派であること、そして共和党員であることに誇りを抱いているのだ。
だが、そのプライドに喜びはない。ペンス氏は何度か、控えめな笑顔を見せた。だが、プライドに満ちた表明から間を置かずに笑顔を見せることは、ほとんどなかった。
対照的にトランプ氏がプライドの表情をつい見せてしまうときは、必ずといっていいほど、ニヤリと微笑むか、爆笑しながらである。トランプ氏があからさまな嫌悪感を示すときは、上唇と下唇が同時に離れ、丸い形がポッと現れては消える。これが彼の特徴的な表情だ。
ペンス氏の特徴的な表情は、決意を示すものである。逡巡していないとき、彼は眉を寄せ、顎は上がり、唇はきりっと結ばれ、下唇のすぐ下に凹みが現れるほどだ。
これほどの決断の表情を見せる頻度は、トランプ氏よりもペンス氏のほうが恐らく5倍も多い。トランプ氏のほうが激しい言葉を使うことが多いにもかかわらず、だ。
ペンス氏が見せるような「悲しみ」には、信仰心も含まれている。トランプ、ペンス両氏とも、顔を伏せ視線を下げることが何度かあったが、ペンス氏がそのような仕草をするのは、決まって「神への感謝」を口にするときだった。
ペンス氏は、自分とは根本的に違うトランプ氏の大げさなスタイルに、どう対応していくのだろうか。17日に行われた60分間の共同インタビューがいくつかの手掛りを与えてくれる。
トランプ氏が一部の質問を乱暴に拒否するなかで、ペンス氏は皮肉な微笑に頼り、ときには含み笑いも漏らした。トランプ氏は、イラク戦争への支持をめぐる両者の食い違いについて、「もうずっと前の話だ」と軽視しようと試みたが、ペンス氏はにっこり笑い、一瞬、目を閉じた。
トランプ氏は、自分とペンス氏とのあいだには素晴らしい相乗効果があると説明した。1つには、自身のことを、他人が考えているよりも「はるかに謙虚だ」と考えているからだという。ペンス氏はこのときもまた皮肉な笑みを浮かべた。だがその表情とともに、口角をわずかに下げていた。孤独感に結びつくことの多い「悲しみ」を示すサインだ。
副大統領候補を発表した締めくくりに、トランプ氏は確信に満ちた様子でペンス氏の手を取り、数秒間、ペンス風の、喜びのないプライドの表情を見せた。
だが、ごくわずかのあいだ似たような表情を浮かべていたとはいえ、トランプ、ペンス両氏が感情という点で同じ状態にある瞬間は非常に稀なものになる可能性が高いことは確かである。
*筆者はマーケットリサーチに表情分析を採り入れた第一人者。「Emotionomics」など4冊の著書がある。自身で経営するSensory Logic社は、世界各国の消費者向け企業トップ100社の半数近くと取引している。
http://jp.reuters.com/article/trump-pence-column-idJPKCN1020IS
ドル指数約4カ月ぶり高水準、ミュンヘン乱射事件受けユーロ下落=NY市場
[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、米国とその他の国の金融政策の方向性の違いが再び意識されたことで、ドル指数が約4カ月ぶりの水準に上昇した。ドイツのミュンヘンで銃乱射事件が発生し複数の死傷者が出ているとの報道を受け、ユーロは対ドルで英国が欧州連合(EU)離脱を決めた翌日以来の安値を更新した。
ドル指数.DXYは0.5%上昇の97.487まで上昇。3月10日以来の高水準を付けた。週間では5週連続の上昇となる。
経済指標が米国ではおおむね好調に推移する一方で他の国では軟調となるなか、連邦準備理事会(FRB)と他の主要中銀の政策の方向性の違いが再び意識され、外為市場ではこのところドル高基調となっている。
この日発表のマークイットの7月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は市場予想を超え約1年ぶりの高水準をつけた一方、欧州では英国のPMIが統計開始以来の下げを記録、ユーロ圏では2015年1月以来の低水準となるなど低調。
テンパス(ワシントン)の外為ストラテジスト、フアン・ペレス氏は「米国では経済指標は一貫性を持って安定しているが、英国のEU離脱決定以降、ユーロ圏、および英国では製造業とサービス業の双方の基礎的条件が危機にさらされている。このため、この日に見られたような動きが出ている」としている。
ユーロ/ドルEUR=は下落。ドイツ南部のミュンヘンで買い物客で賑わうショッピングセンターで銃乱射事件が発生し複数の死傷者が出ているとの報道を受け、ユーロは対ドルで英国がEU離脱を決めた翌日の6月24日以来の安値を付けた。終盤の取引で0.6%安の1.0962ドルで推移している。
ドル/円JPY=は上昇。終盤の取引で0.35%高の106.16円で推移している。
http://jp.reuters.com/article/ny-forex-idJPKCN1022LT
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