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IS 一方的な「国家樹立」から2年 脅威衰えず
6月29日 4時04分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160629/k10010575941000.html?utm_int=news-international_contents_list-items_006
過激派組織IS=イスラミックステートがシリアとイラクにまたがる「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言してから2年がたち、関係国による軍事作戦で支配地域は減っているものの世界各地でテロを呼びかけるなどその脅威は衰えていません。
過激派組織ISはイラク第2の都市モスルを電撃的に制圧したあと、おととし6月29日、シリアとイラクにまたがる「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言し、勢力を広げました。
これに対し、アメリカが主導する有志連合やロシアなどが空爆を続けているほか、シリアやイラクの政府軍などが地上作戦を展開しています。今月26日にはイラクにあるISの重要拠点の1つファルージャを完全に奪還するなど、一時に比べるとISの支配地域は減っていて、軍事作戦は一定の成果をあげています。
ただISは市街戦では爆弾や地雷を仕掛けた上で、住民に紛れて反撃したり自爆攻撃を頻繁に行ったりして徹底抗戦を続けているほか、イスラム教の断食月=ラマダンに合わせて世界各地でテロを呼びかけ、27日にはイエメンで38人が死亡するテロを起こしています。
ヨーロッパやアメリカなど世界各地ではISの呼びかけに応じる形でその過激思想に影響を受けたとみられる人物によるテロも相次ぐようになっていてISの脅威は衰えていません。
ISの前身は「イラクのアルカイダ」
過激派組織IS=イスラミックステートの前身は、国際テロ組織アルカイダの流れをくむ「イラクのアルカイダ」です。
シリアではアサド政権と反政府勢力が戦闘を続ける混乱に乗じて次々に町を支配下に置き、イラクではおととし6月10日にイラク第2の都市、モスルを制圧しました。
そして、6月29日、シリアとイラクにまたがる「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言しました。
イスラム教の預言者ムハンマドの後継者「カリフ」を名乗ったバグダディ容疑者は、世界中のイスラム教徒に忠誠を求め、中東や欧米などから過激な思想を持つ若者などが集まって戦闘員の数は数万人規模にまで膨れ上がりました。
そして、極端なイスラム教の解釈に従わない者を公開で処刑するなど、恐怖で支配地域の住民をおさえつけ勢力を拡大しました。
これに対して、シリアやイラクの政府軍、クルド人の部隊、それにシリアの反政府勢力などの地上部隊が各地で戦闘を続けています。
アメリカ主導でヨーロッパや中東の国々が参加する有志連合がおととし8月から空爆に乗り出したのに加えて、ロシアも去年9月にシリアで空爆を始めるなど、ISの包囲網は次第に強まってきました。
ことし3月にはロシアの支援を受けたシリア軍が世界遺産の遺跡がある中部のパルミラを、今月にはイラク軍がISの重要拠点の1つ、中部のファルージャを奪還しました。
それぞれISの最大拠点であるシリアのラッカとイラクのモスルの奪還に向けた作戦も本格化しています。
「国家」としての支配が揺らぎ始めるなか、ISは、パリやベルギーなどで起こしたテロ事件のように世界各地で無差別にテロを行うよう呼びかけています。
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