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東大が首位から7位に転落 アジアの大学ランキング[NHK]
6月21日 16時20分
イギリスの教育専門誌がアジア各国の大学の最新のランキングを発表し、シンガポールの大学がトップに立った一方、このランキングで3年連続でトップだった東京大学は7位に転落しました。
イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は、研究内容や論文の引用回数など13の指標を基にアジアの大学のランキングを発表しています。
日本時間の21日発表されたことしのランキングでは去年まで3年連続でトップだった東京大学が7位に転落しました。東京大学は教育の質では全体の1位だったものの、学生と教員の国際性では70位となっていて順位を押し下げた要因になりました。
日本の大学では京都大学が去年の9位から11位に、東北大学も去年の19位から23位に後退し上位100位以内の大学は去年より5校減って14校となりました。
一方で、トップはシンガポール国立大学、2位は、同じシンガポールの南洋理工大学と中国の北京大学となり、特に中国の大学は上位100校以内に日本を上回る22校が入りました。
これについて、イギリスの教育専門誌は、シンガポールや中国の政府が大学に潤沢な資金を投入し優秀な人材を集めているのに対し日本では「20年間にわたって大学が資金の制約を受けており世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」と指摘しています。この教育専門誌が去年、発表した世界の大学ランキングでも、東京大学はシンガポールと中国の大学に抜かれ、アジアのトップから転落していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160621/k10010563841000.html?utm_int=all_side_ranking-access_003
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News Up 東大がアジアトップ陥落[NHK]
6月21日 17時12分
イギリスの教育専門誌がアジア各国の大学の最新のランキングを発表し、ここ3年、トップだった東京大学が7位に転落、日本の大学はおおむねランキングを下げました。このニュース、インターネット上では、「残念だが実力」とか、「日本も他国のように教育にお金をかけてほしい」など、さまざまな声が上がり、大きな注目を集めました。
東大がアジアトップ陥落
イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が日本時間の21日発表したことしのアジアの大学のランキング。去年まで3年連続でトップだった東京大学が7位に転落しました。
ランキングは、▽教育の質、▽研究内容、▽論文の引用回数、▽学生と教員の国際性など13の指標をもとに評価されています。
東京大学は、教育の質では全体の1位、研究内容では3位だったものの、論文の引用では19位、学生と教員の国際性では70位となっていて、順位を押し下げた要因になりました。
日本の大学では京都大学が去年の9位から11位に、東北大学も去年の19位から23位に後退し上位100位以内の大学は去年より5校減って14校となりました。
一方で、トップはシンガポール国立大学、2位は、同じシンガポールの南洋理工大学と中国の北京大学となり、特に中国の大学は上位100校以内に日本を上回る22校が入りました。
これについてイギリスの教育専門誌は、シンガポールや中国の政府が大学に潤沢な資金を投入し優秀な人材を集めているのに対し日本では「20年間にわたって大学が資金の制約を受けており世界の大学との競争や国際化のための支援が少ない」と指摘しています。
ネット上の反応は
今回のランキングの発表についてインターネット上ではさまざまな声が上がりました。
日本の大学のランキングが落ちたことについては、「大学だけでなく企業も衰えが目に余る。競争させない教育の影響ではないか」「残念だが実力」「今さらの感も」「日本が落ちたというよりほかの国が上がったのでは。経済力と同じ」など、実力や競争力の低下を指摘する声が。
またランクを下げる要因となった国際性については「学生だけでなく教員も海外から呼ぶべき。競争はますます激化する。その覚悟を文科省や大学が持たなければ」「そもそも英語で授業もできない大学には行かない」といった声の一方、「日本語で質の高い高等教育を受けられる機関であってほしい。グローバル化と言って授業を英語に切り替える必要はない」などという指摘や、「国際化より奨学金を」といった切実な声もありました。
また日本の大学が資金の制約を受けているとされたことについては、「大学教育の国庫負担が減っていく現状で、研究者たちが資金確保に時間を取られるのは不毛で損失だ」「日本も他国のように教育にお金をかけてほしい」などの声が上がっていました。
一方で「評価の基準があいまい」「国際性が重要であれば内向きの日本が不利なのは当たり前」「国際化に重みを置きすぎでは。比重は妥当なのか」といった調査そのものについての疑問や「ランキングよりも何を勉強して何を考えどうしたいかを重視する社会になってほしい」などといった声もありました。
文部科学省の分析は
ことしのランキングでは東大が順位を下げただけでなく、上位100位以内に入った日本の大学が去年より5校減って、14校となりました。
この理由について、文部科学省は、日本の大学はアジア諸国の大学と比べて▽大学の国際化を示す留学生の数が少ないこと、さらに、▽質の高い研究が行われていることを示す、論文の引用回数が少ないことをあげています。
また、「日本の大学は資金の制約を受けている」と指摘されたことについては、「国からの財政支援が重要な役割であることは理解しているが、今の日本の財政事情は厳しい。資金を投入するには社会の理解が得られるような研究成果や取り組みを示すことが大学にも求められている」と話しています。
大学の予算要望には応えたい
今回のランキングの発表について馳文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、「結果は結果として、厳粛に受け止めたいが、ランキングの尺度は、実施主体によって違うので、あまり一喜一憂しないほうがよい」と述べたうえで、「国立大学への運営費交付金や私立大学への私学助成など、基盤的経費をしっかりと確保するという『安定性』が、高等教育機関にとっては、いちばん重要だ。学長や経営主体の頑張りに期待したいが、大学側の予算要望にも、しっかり応えていかなければいけないと思っている」と述べました。
アジアの大学ランキング詳細
イギリスの教育専門誌が発表したアジアの大学ランキングは次のようになっています。
1位は、シンガポール国立大学。
2位は、シンガポールの南洋理工大学と中国の北京大学。
4位は、香港大学。
5位は、中国の清華大学。
6位は、香港科技大学。
7位は、東京大学。
8位は、韓国のポハン(浦項)工科大学。
9位は、韓国のソウル大学。
10位は、韓国科学技術院でした。
このほか、日本の大学では、11位が京都大学、23位が東北大学、24位が東京工業大学、30位が大阪大学、34位が名古屋大学、46位が筑波大学、48位が九州大学、49位が北海道大学、などとなっています。
私立大学では、111位から120位の間に順天堂大学、慶応大学、121位から130位の間に東京理科大学、早稲田大学、161位から170位の間に近畿大学などとなっています。
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