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銃乱射テロで勢い 「トランプ大統領誕生」加速するのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183483
2016年6月15日 日刊ゲンダイ
勢いづくトランプ候補(左)、マティーン容疑者(米オーランド警察のツイッターから)/(C)AP
それみたことか――次期大統領の有力候補とされる共和党のトランプが気勢を上げている。
米フロリダ州オーランドのナイトクラブで男が銃を乱射し、米史上最悪の49人が死亡したテロ事件を受けて声明を発表。「イスラム過激派のテロリストから攻撃を受けた。(容疑者は)アフガニスタンからの移民の息子だ」と指摘。以前から主張してきた「イスラム教徒の一時入国禁止」の正当性を主張した。
民主党のヒラリーも声明を出し、銃規制の必要性を強調。しかし、ヒラリーが「イスラム過激派」という言葉を避けていることをトランプは批判。「クリントン氏は大統領選から撤退すべきだ」と攻め立てた。国際ジャーナリストの堀田佳男氏はこう言う。
「テロ事件を受け、トランプ氏が勢いづいているのは間違いありません。これまで、リベラルな発言を繰り返し、厳しい対応を取ってこなかったオバマ大統領やヒラリー氏に対し、国民には“あきらめ”が広がっている。ならば、『一度はトランプ氏にやらせてみるか』という心情になっています。ただし、米国内にいる全てのイスラム教徒を国外に出すのは不可能。もし、一時的に入国を禁止すれば、すでに米国内にいるイスラム教徒の反発は必至です。再びテロが起こる日は遠くありません」
ニューヨーク生まれのオマル・マティーン容疑者(29)はイスラム国(IS)に忠誠を誓っていて、ISも犯行声明を出している。一方で、同性愛者への嫌悪も口にしていて、現場のナイトクラブは同性愛者が集まる場所でもあった。
「今回の事件は、米国が抱える3つの問題点が複雑に絡み合っていると思います。<1>テロ対策の難しさ<2>銃規制がうまくいっていないこと<3>同性愛者への対応の問題です。特に<2>と<3>は国を二分するほど意見が対立している。時間をかけながら少しずつ改善していかなければ、解決しないと思います」(堀田佳男氏)
今後、トランプはさらに“過激な”テロ対策や移民政策を訴えるだろう。そうなれば、米国はますます分断されるだけだ。
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