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銃乱射を受け、トランプ氏(左)とクリントン氏が舌戦を繰り広げた
トランプ、クリントン両氏、銃乱射事件めぐり非難の応酬
http://www.cnn.co.jp/usa/35084249.html
2016.06.14 Tue posted at 18:45 JST
(CNN) 米フロリダ州のナイトクラブで起きた銃乱射事件をめぐり、米大統領選の共和党候補に確定している実業家ドナルド・トランプ氏と民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官が激しい応酬を繰り広げている。
トランプ氏は13日、ニューハンプシャー州で急きょ「テロと移民、安全保障」をテーマに演説。聴衆をあおる強気の口調でイスラム教徒の入国禁止を改めて訴え、クリントン氏の政策を非難した。
主要政党の大統領候補としては史上まれにみる過激な演説で、事実誤認とみられる発言も目立った。
銃乱射事件のオマル・マティーン容疑者はアフガニスタン出身の両親を持つニューヨーク生まれの米国人だが、トランプ氏はその場で「米国に移民したアフガン人」だと述べた。また米国に流入するイスラム教徒の多くは同容疑者と同じ思考回路を持っていると主張したほか、「膨大な人数」のシリア難民が無審査で米国に入っているなど、同じく誇張を含むとみられる表現を用いた。
トランプ氏はまた、クリントン氏の移民政策ではイスラム過激派の移民がさらに押し寄せることになり、かれらが「我々の暮らし全体を脅かす」「女性を奴隷にしたり同性愛者を殺したりする」と警告を発した。
クリントン氏が銃規制の強化を主張していることについては、合衆国憲法で保障された武器携帯の権利を否定するのが狙いだと、根拠のない批判を改めて展開した。
銃乱射の犠牲者を追悼する地元の人々
トランプ氏はこれに先立ち、テレビのインタビューでも同様の熱弁を振るっていた。CNNの番組では、米国に「憎悪」を抱いた「何千人もの人々」が国内にいると述べ、マティーン容疑者のような「狂人」を当局に通報しなかったイスラム社会に責任があると非難。さらに「相手側に銃があればこんな悲劇は起きなかった」として、オバマ政権やクリントン氏の掲げる銃規制強化を攻撃した。
同氏はまた、「我々は非常に弱い指導者の下にいる」「クリントン氏が就任すれば、オバマ大統領よりさらに弱い指導者になる」と力説した。
これに対してクリントン氏は同じ番組で、トランプ氏の発言は「我が国にとって大変危険だ」と反撃。トランプ氏はオバマ大統領や同氏が事件を「イスラム過激派のテロ」と呼ばなかったことを「あやしい」「怖がっている」などと批判したが、クリントン氏は「問題は呼び名ではなく、我々がどんな行動を取るかだ」と一蹴(いっしゅう)した。
クリントン氏はCBSテレビとのインタビューでもトランプ氏の事件への反応を非難し、「党派争いを排除して政治的手腕を見せる時だ」と強調した。
トランプ氏は昨年のパリ同時多発テロ事件やカリフォルニア州の銃乱射事件でも同じような反応を示し、イスラム教徒の入国を一時禁止するとの提案で共和党有権者らの共感を呼んでいた。
ニューヨークの1WTCビルも追悼のライトアップ=Giustino Bovenzi / @OSUTino
ここ数週間はクリントン陣営から人格や女性への偏見、外交知識の不足などを指摘され、自身の失言が党幹部らのひんしゅくを買うなど苦しい立場にあったトランプ氏だが、今回の事件は「テロへの強硬姿勢」という自らの政策方針に一定の裏付けを与えるものだ。
一方、クリントン陣営の広報責任者は「トランプ氏には米国の安全を確保する計画も、テロの標的となった市民への呼び掛けもない。侮辱や攻撃の言葉ばかりだ。米国人は危機に直面した時こそリーダーシップを求めるし、より優れた指導者に恵まれてしかるべきだ」との声明を発表した。
クリントン氏が15日に予定していたウィスコンシン州での集会には、同氏への支持を正式表明したオバマ大統領が初めて登場する予定だったが、事件を受けてこの集会は中止された。
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