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誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート <第38回>ヒラリーの弱点は主張がブレて信用できないこと
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183175
2016年6月9日 堀田佳男 ジャーナリスト 日刊ゲンダイ 文字お越し
指名は獲得したが…(C)AP
東西両横綱(ヒラリーとトランプ)が11月8日の決戦に臨むことに決まった。
7日(日本時間8日)に行われた6州同時の予備選でヒラリー・クリントンは圧勝し、ライバル候補バーニー・サンダースを突き放した。さながら土俵際に追いつめてから、豪快な押し倒しといった勝ち方だった。
筆者は今年2月13日付本紙でヒラリーとトランプが民主・共和両党の代表候補になると述べており、結果からいえば驚くべきことではない。ただ、ヒラリーが民主党代表に決定するまで、長い時間がかかった。1年前まで全く人気のなかったサンダースが善戦したからである。
大本命だったヒラリーは、いったいどうしたのか。彼女のどこに弱点があるのか。
今春の米国取材で、サンダース支持者の学生、ダン・ソーブさん(21)は「ヒラリーは過去の人だと思います。それに信用できないんです。言うことが変わりますから」と、人間としての信頼度の低さを口にした。
ヒラリーはイラク戦争(2003年)に当初賛成していたが、後年になって反対派に回った。TPPも国務長官時代には賛成だったが、今では反対派だ。逆に同性婚は以前は反対していたが、いまでは賛成派へと鞍替えしている。
また、メール問題やリビアのベンガジ事件での弁明には多くの国民が納得していない。舛添都知事と似ており、「違法ではないが不適切」と言わざるを得ない。さらに昨年、米国で出版された「クリントン・キャッシュ」(日本では今年2月)では、クリントン夫妻が数億円単位のキャッシュを諸外国から集金していた実態が明らかにされた。これは映画になって来月、全米公開される。
夫ビル・クリントンの現在の講演料が1回6000万円超という、庶民の想像を超える額であることも驚きだ。さらにヒラリーも選挙前まで1回2000万円超の講演料を稼いでおり、07年から14年までの夫妻の総収入は約155億円。別世界の人である。
これではサンダースがヒラリー批判をしなくとも、有権者にヒラリー不信が広がるわけである。
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