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英のEU離脱に市場警戒 「ブリグジット・ショック」の悪夢
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/183078
2016年6月9日 日刊ゲンダイ
キャメロン首相は残留を訴えるが…(C)AP
“ブリグジット・ショック”に警戒せよ――株式市場に不穏な空気が漂い始めた。
「ブリグジットなんて実際には起きないとタカをくくっていましたが、ここへきて様子が一変してきました。覚悟を固めたほうがいいかもしれません」(証券アナリスト)
今月23日に英国でEU離脱を問う国民投票が行われる。ブリグジットとは「英国がEUを離脱する」という意味で、「Britain(英国)」と「Exit(出口)」の造語だ。1年ほど前から英国で頻繁に使われるようになり、世界金融市場での認知度も高まった。
英キャメロン首相はEU残留を訴えるが、直近のネット世論調査は「離脱」が45%と、「残留」の41%を大きく上回った。
「EU離脱が濃厚になっています。今年1月の調査では残留が44%で、離脱は38%に過ぎませんでした。それが、ほぼ半年で逆転です」(株式評論家の倉多慎之助氏)
英財務省は、EU離脱の影響を試算している。GDP成長率は3.6%押し下げられ、国民の所得は減少、英ポンドは下落だ。100万人が失業するとはじいた調査機関もあった。
「ブリグジットはEU崩壊や、通貨ユーロの弱体化を予感させます。金融市場は大混乱し、世界同時株安になりかねません。安全資産といわれる円は買われ、円高の流れが一段と加速します。日経平均は年初来安値(1万4865円)を下回るでしょう。悪夢ですよ」(倉多慎之助氏)
大ダメージを受ける日本企業は多い。英国に工場を置く日産自動車やホンダ、日立製作所などだ。
「英国からEU各国への輸出は関税が免除されていますが、EUを離脱したら、そうはいかなくなります。間違いなく業績を直撃します」(ちばぎん証券の安藤富士男アナリスト)
23日の国民投票まであと2週間ほどだ。
「この間にEUで大規模テロが起きたら、国を閉ざすべきだという声が高まり、EU離脱が決定的となる」(市場関係者)といった分析もある。
ブリグジット・ショックに備えたほうがよさそうだ。
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