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誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート <第35回>支持率逆転 トランプは本選でヒラリーに勝つのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/182177
2016年5月26日 日刊ゲンダイ 文字起こし
世論調査でトランプ(右)がヒラリーをリード(C)AP
日本の主要メディアは共和党ドナルド・トランプの支持率が初めて民主党ヒラリー・クリントンを上回ったと、浮かれたように伝えている。
正確に記すと、政治報道に定評のある「リアル・クリア・ポリティクス」というネットサイトが5つの世論調査の平均値を算出し、トランプが0.2ポイントだけヒラリーを超えたのだ。個別の世論調査では、トランプは以前に何度かヒラリーの支持率を上回っている。
問題はトランプがこのまま勢いを持続し、ヒラリーを負かして大統領になるかということだ。実は5月第1週まで、筆者は「ヒラリー優位」と呼んでいた。だが、今はヒラリーの「やや優位」に変わった。
今年の選挙では、堅実でまともな候補はトランプの勢いにかすんでしまい、撤退を余儀なくされた。トランプは過激な口調と耳に残るフレーズにより、特に白人男性から強い支持を得ており、同分野ではヒラリーより10ポイント以上も高い。一方、女性や米国内で増え続けるマイノリティー層(黒人やヒスパニックなど)の過半数はヒラリー支持者である。
■4年前と同じ状況
今回を含めて大統領選を7回取材する中で、「有権者の政党志向は2012年とほとんど差がない」事実を指摘しておきたい。12年も今年も無党派層が米有権者の約4割を占めており、最も多いのだ。次に民主党支持者(32%)、共和党支持者(23%)と続く。
そうした状況下で、4年前の選挙ではオバマ大統領が共和党ミット・ロムニーを破って再選を果たした。実はロムニーはオバマよりも無党派層からより多くの得票があったが、過半数を得られなかった。今年も無党派層はヒラリーよりもトランプに、より多くの票を入れると予想される。しかしヒラリーを破れるかは、現時点では微妙である。
というのも、11月8日の本選挙は総得票数の勝負ではなく、州ごとに集計される勝負だからだ。スイングステートであるオハイオ州やフロリダ州、バージニア州、コロラド州などがどちらの候補にいくかで決まる。
本当の勝負は夏の党大会以降の両候補の戦い方にかかっている。
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