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北朝鮮 朝鮮労働党大会を来月6日開催と発表[NHK]
4月27日 18時34分
北朝鮮は27日、36年ぶりの朝鮮労働党大会を来月6日に開会すると発表し、就任から4年となるキム・ジョンウン(金正恩)第1書記を頂点とした体制が確立されたと内外にアピールするものとみられます。一方、党大会に向けた国威発揚のため、北朝鮮が5回目の核実験や、さらなる弾道ミサイル発射を強行する可能性もあり、関係国は警戒を強めています。
北朝鮮は27日、朝鮮中央テレビなど国営メディアを通じて、朝鮮労働党大会を来月6日に首都ピョンヤンで開会することを党の中央委員会政治局が決定したと発表しました。
朝鮮労働党大会は党の最高指導機関と位置づけられ、国家事業の成果を報告するとともに政策や幹部人事などを決定します。前回は、1980年10月、キム・イルソン(金日成)主席の下で5日間開かれ、のちに総書記に就任するキム・ジョンイル(金正日)氏が後継者として初めて公の場に姿を現しましたが、その後は1度も開かれず、今回が36年ぶり7回目の開催となります。
27日の発表では、キム・ジョンウン第1書記が党大会の代表に「推戴(すいたい)」されたとしたうえで、「キム第1書記の指導に従って革命偉業を完遂しようとする固い意志が示された」と強調しています。このため、北朝鮮指導部は、今回の党大会を通じて、就任から4年となるキム第1書記を頂点とした体制が名実ともに確立されたと内外にアピールするものとみられます。
一方で北朝鮮は、今月23日にSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルとみられる1発を発射したことについて、「党にささげる贈り物だ」と正当化していることなどから、党大会に向けた国威発揚のため、5回目の核実験や、さらなる弾道ミサイル発射を強行する可能性もあり、関係国が警戒を強めています。
第1書記みずから演説行う見通し
来月6日に開会する朝鮮労働党大会では、キム・ジョンウン第1書記がみずから演説を行い、幅広い政策の展望を示す見通しです。
この中でキム第1書記は、「初めての水爆実験だった」とする4回目の核実験や、「人工衛星の打ち上げ」と称する事実上の長距離弾道ミサイルの発射などを、現体制の成果として誇示するとみられます。
そのうえでキム第1書記は、核開発と並行して経済の立て直しを進める「並進路線」と呼ばれる政策の推進を再確認し、「国民生活の向上」にも取り組んでいく姿勢を強調するとみられます。
また、朝鮮労働党の規約を改正して、キム第1書記の独自色を打ち出すとともに、党幹部の人事を刷新して、大幅な世代交代を図るのではないかという見方も出ています。
さらに南北関係を巡っても、前回の党大会でキム・イルソン主席が「高麗民主連邦共和国」と呼ぶ連邦制による南北統一案を発表したことにならって、キム第1書記が具体的なビジョンを示すのかどうかが注目されます。
防衛相「挑発的行為の可能性 否定できない」
中谷防衛大臣は防衛省で記者団に対し、「北朝鮮は最近でもミサイルを発射する際に『党大会にささげる高貴な行為だ』などと発表しており、党大会に向けてさらに挑発的な行為が行われる可能性は否定できない。防衛省として情報収集・分析を進めるとともに、警戒監視に万全を期して、いかなる事態にも対応できる態勢をとっていきたい」と述べました。
- 朝鮮労働党大会、改革への支持を取り付けたい金正恩氏:党大会で改革に反対する保守派の排除に決着を付けるか あっしら 2016/4/29 02:24:02
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