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米国に反旗を翻すEU 同盟関係の亀裂は拡大
人民網日本語版 2016年04月14日13:53
EU側の専門家は13日、「EU-US Privacy Shield」について米側に反旗を翻した。欧米間の亀裂は拡大する傾向にある。中国新聞網が伝えた。
大西洋を跨ぐ同盟はかつてのように緊密ではない。EU側が米国の「ノー」を突きつけるのは、欧州議会と欧州理事会を召集して米国・カナダ国民のEU渡航へのビザ免除待遇を取り消したことに続くもので、「EU-US Privacy Shield」は欧米間の食い違いを示す新たな話題となっている。
欧州のデータ・プライバシー専門家は米側のデータ管理方式に懸念を抱いている。国家情報・自由委員会のトップは「米側はデータに対する管理措置が欧州の基準に合致することを示すさらなる証拠を示す必要がある。さもなくば、EUは『EU-US Privacy Shield』を承認すべきでない」と指摘した。
専門家の意見は参考に過ぎないが、EUの政策決定機関に対して相当の影響力を持つ。データ問題を担当するEU司法委員は専門家の分析を歓迎。欧州委員会は専門家の意見を評価し、最終的な決定を行うとした。
実はデータ・プライバシーをめぐり欧米間には常に溝があった。昨年10月欧州議会は米欧の立案した「安全港協議」を却下した。当時欧州議会の示した理由は、安全港協議はデータ・プライバシーが欧州側の基準を満たす保証がないというものだった。「EU-US Privacy Shield」は「安全港協議」挫折後の妥協の産物だ。
現地メディアによると、「EU-US Privacy Shield」がEU側の支持を得られなければ、データ・プライバシーをめぐる欧米間の協議は再び行き詰まる可能性がある。
ビザ免除待遇の取り消しからデータ・プライバシーへと、EUは立て続けに米国に反旗を翻しており、相互間の摩擦は明らかだ。現地メディアによると、一貫して米国の影に覆われてきたEUは国際社会で常に片隅に追いやられ、自らの主張を表明することが難しかった。大胆に声を挙げたことは、対米外交を変える意思がEUにあることを示している。EUが4月中旬に相次いで米国に反旗を翻したことは、オバマ大統領の英国、ドイツ訪問と大きな関係がある。(編集NA)
http://j.people.com.cn/n3/2016/0414/c94474-9044516.html
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