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元モデルのメラニア夫人はあまり政治的発言をしない〔PHOTO〕gettyimages
トランプの美人妻「ヌード写真」流出! ここまでやるか、アメリカ大統領選
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48417
2016年04月17日(日) 週刊現代 :現代ビジネス
■裸で手錠をかけられて…
「ほら吹き野郎のテッド・クルーズは、雑誌に載った私の妻(メラニア)の写真を自分の宣伝のために使いやがった。気を付けろよ、大ウソつきのテッドめ。お前のかみさんの秘密をばらしてやるからな」
「言っておくけど、あの写真は、私たちが出したものじゃない。ドナルドめ、私の妻のハイディを攻撃するつもりか。お前は私たちが思っていたよりも臆病者のようだな。この卑怯者め」
およそ大国の大統領候補の舌戦とは思えないほど低レベルで品のないやりとりがくり広げられている。このようなやりとりをツイッター上で交わしているのは、アメリカ大統領選の共和党候補指名をめぐって争っている不動産王のドナルド・トランプ氏とテッド・クルーズ上院議員である。
ことの発端はこうだ。3月29日に行われる予備選に向けて、反トランプでクルーズ陣営を応援する政治資金団体「アメリカを偉大な国にしよう」が、インターネット上の選挙広告で、トランプ氏の現在の妻であるメラニアさんのヌード写真を使用した。
写真は2000年に国際的男性ライフスタイル誌『GQ』に掲載されたもので、トランプ氏が所有するプライベート・ジェットの中で撮影された。
ふかふかの毛皮の敷物の上に全裸で横たわるメラニアさんが、手錠でブリーフケースにつながれているという煽情的な一枚である。写真が雑誌掲載されたとき、表紙に謳われていた見出しは「3万フィート上空のセックスで、マイルを稼ぐメラニア」という刺激的なものだった。
クルーズ陣営が投稿した広告には次のような文言が添えられていた。
「こちらが、メラニア・トランプ、米国の次期ファーストレディになるかもしれない人です。
それがいやなら今度の火曜日(29日)にテッド・クルーズを支持するという手もあります」
今回の騒動を受けて、雑誌『GQ』はメラニア夫人の「ヌード」をHP上に改めて公開した〔GQホームページより〕
皮肉たっぷりに、「官能的なヌードモデルを妻に選ぶような男は大統領にふさわしくない」と訴えているのだ。
普段から好戦的で暴言をくり返してきたトランプ氏が、これに噛みつかないわけがない。それで冒頭のようなやりとりにいたったわけだ。
トランプ氏は自身のツイッターで、自分の妻メラニアの美しい写真と、鬼のような形相をしているクルーズ氏の妻ハイディの写真を並べて投稿し、「秘密をばらすまでもなかったな。1枚の写真は1000の言葉より多くを語るものだ」というメッセージを添えた。ここまで行くと子供の喧嘩である。
■「すごいセックスしてるわ」
現在45歳のメラニアさんはトランプ氏の3番目の妻である。スロベニア(旧ユーゴスラヴィア)の首都リュブリャナで写真家にスカウトされ、16歳でモデルを始めた。'98年、ニューヨークのファッションショーで24歳年上のトランプ氏と出会い、交際するようになった。
トップモデルというわけではなかったが、スポーツ雑誌の水着特集に限界露出で登場するなど、セクシーなイメージを振りまいていた。'00年には、ラジオ番組で「(トランプ氏と)1日に1度はすごいセックスをしているわ。1回以上のこともあるの」と発言している。
あまり政治活動には積極的でなく、選挙活動中も表舞台に出てくることは稀だ。米国の女性ファッション誌『ハーパーズ・バザー』のインタビューで次のように語っている。
「自分は政治的な活動はしないことにしているの。それは夫の仕事ですから。でも、プライベートでは政治の話もするし、夫の活動はすべて把握しているつもりよ。
夫はときどき政治的に正しくない発言もするけれど、真実を語っているだけだわ。世界はバラ色の完璧な世界じゃないんだから。彼はアメリカを再び偉大な国にしたいだけだし、そうする力を持っているの」
二人のあいだの息子バロンのことは相当甘やかしているようだ。
「誰に対しても威張り散らしているから、ミニ・ドナルドと呼んでいるの。気に入らない乳母や家政婦にクビを言いわたしたりしてね(編集部注:トランプが従業員をクビにするTV番組は、全米で大人気だった)。でも、それがすごく可愛いのよ」
一方、クルーズ氏の妻ハイディさんは、投資銀行ゴールドマン・サックスのマネージング・ディレクター。美人ではないが典型的なビジネスエリートで、メラニアさんとは対照的だ。
クルーズ陣営の写真流出に反撃するかのように、ゴシップ紙が「クルーズが5人の女と不倫していた」という記事を掲載した。そして写真入りで選挙スタッフや教師、コールガールらとの乱倫な関係を糾弾した。本人は否定しているが、トランプ陣営がリークしたに違いないというもっぱらの噂だ。
敬虔なクリスチャンで保守的な支持層を相手に、「トランプのような妻をとっかえひっかえする男を大統領にしていいのか」と訴えてきたクルーズにはかなりの痛手だ。
長年アメリカ大統領選を取材している堀田佳男氏が解説する。
「現在はトランプが大幅にリードしていますが、最終的に過半数を獲得できるかどうかは微妙。過半数をとれなかった場合は、7月にクリーブランドで開かれる共和党大会で、トランプ下ろしが本格化するでしょう。そうなるとトランプは共和党を出て、独自候補として大統領選に出馬する可能性もあります」
相手を追い落とすためには手段を選ばない候補たち。さすがアメリカ、大統領選も、ただ真面目に戦うだけでは足をすくわれるのである。
「週刊現代」2016年4月16日号より
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