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誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート <第25回>トランプ 共和党代表に指名されなければ独立候補で参戦
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/178932
2016年4月7日 日刊ゲンダイ 文字お越し
最有力は変わらず(C)AP
「共和党からはかなり不公平に扱われているからね。約束を守るつもりはないよ」
約束というのは、昨年9月にドナルド・トランプが「党外から大統領選に出馬しない」と共和党に署名させられた誓約書のことだ。トランプは7月に行われる党大会で代表候補に指名されなかった場合、独立候補として大統領を目指す可能性があることを先週、テレビ出演時に口にした。
ここまで共和党レースのトップを走るトランプ。つい1カ月前まで、「楽勝ペース」で党の代表候補になるかに思えた。だが現地時間5日(日本時間6日)、中西部ウィスコンシン州で行われた予備選では、テキサス州選出の上院議員テッド・クルーズに大敗した。
■最有力は変わらず
米メディアは「クルーズに勢いが戻り、トランプに暗雲が立ち込め始めた」との見出しをつけた。日本の主要メディアもその流れに乗り、「トランプの失速が続けば代議員の過半数獲得は厳しい」(読売新聞)との見方を示す。
だが待っていただきたい。1992年から大統領選の取材をしてきた筆者としては、トランプが相変わらず共和党の中では最有力候補であると明言しておきたい(個人的に支持しているわけではない)。
トランプは今後、ニューヨーク州やペンシルベニア州などの大票田で勝つ可能性が高い。しかも客観的に眺めて、6月7日の予備選(カリフォルニア州を含む5州)最終日に、トランプは代表候補になるために必要な代議員数1237を獲得できる可能性がある。
というより、クルーズが6月7日までに1237人を獲得できる可能性は、ほとんどないのだ。「時すでに遅し」なのである。クルーズが代表候補になるためには、今後の予備選で8割以上の票を得ないといけない。
クルーズがいま狙えるのはトランプに過半数の代議員を取らせず、党大会で決選投票に持ち込むことだ。だがクルーズが代表候補になるようなことになれば、トランプは共和党を出て独立候補として大統領選に参戦するだろう。
そうなると大勢のトランプ支持者も共和党を去り、党は分裂。最終的に民主党のヒラリー(たぶん)が勝つ流れとなる。共和党がヒラリー政権を見たくなければ、現時点ではトランプを代表候補にするしかないのかもしれない。
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