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米国大統領選挙。何故トランプやサンダースが強いか。白人中間層に圧倒的支持。生活が悪化。政治エリートへの強い不信ー(孫崎享氏)
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29th Mar 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
クリスチャン・サイエンス。モニター紙の Mark Sappenfield, 論評(March 27, 2016)
・サンダースが先週土曜日三州で圧勝した
(注、各州でのサンダースの支持ワシントン州73%、アラスカ82%、ハワイ71%)
・サンダースの健闘や、共和党でトランプが指名に進んでいる。状況は、予備選開始前全く予想されなかった。
・確かに数字的には民主党予備選でヒラリーの勝利が確実にみえる。
しかし勝利を駆け抜けるととても言えない。
・過去の大統領選挙と比較して例外だ。
1964年のゴールドウォーター共和党大統領候補が引き合いに出される。
しかし、この時も両党が同時にゴールドウォーター現象を起こしていた訳でない。
・より深刻な現象が起こっている。
サンダース、トランプは政治解決の手段は激しく異なっているが、同じ基盤を持つ。
それはアメリカがエリートにハイジャックされているという白人有権者だ。
・政治の最大は経済だ。
米国経済全体の数字はいいが、しかし、日常のアメリカ人にはこの恩恵がいっていない。
・少なくともワシントン(政治の中心)が提示した処方箋は中産階級を助けてはいない。
・有権者への党の支配は後退している。拡散する新メディア源が独自のイデオロギーを生み出している。
・大統領選挙の過程で問題点がますます浮きぼりになってきた。
・3名(クルーズ含む)の処方箋は異なる。
トランプはビジネスマンの交渉術。
サンダースはワシントンを変える自由主義的姿勢。
・トランプ、サンダース、クルーズ指示に共通しているのは政治的エリートの拒否である。
・黒人票の低いところではクリントンは大差で負けている。
黒人比率はハワイ州で3%、ワシントン州、アラスカ州で4%だ。
・両者は古い秩序に挑戦し、両党の性格を変える可能性を持っている。
(注、サンダースは1960年代、黒人の地位を高める公民権運動で逮捕までされている。
そうした点は黒人層には知られていない。他方、クリントン夫妻は黒人の政治家をうまく懐柔。
彼らが先頭に立ってヒラリー支持を表明)
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