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インフルエンザ、「予防接種は感染予防ではない」…悩ましい家族間感染はこう防げ!
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17600.html
2017.01.01 文=OFFICE−SANGA Business Journal
今シーズンもインフルエンザが猛威を振るっている。特にビジネスパーソンは年末年始の多忙な時期に寝込むわけにはいかず、事前に予防接種を受けたという人も多いのではないだろうか。
こうして身を守ろうとしても、インフルエンザにかかってしまうことがある。予防接種のために3000〜5000円の出費をし、身も心も“痛い”思いをしているのに、さらに苦しめられるのはなぜなのか。東京都感染症情報センターに聞いた。
「インフルエンザの予防接種は感染を防ぐものではなく、発症を一定割合抑えることが目的です。この効果には個人差があるので、予防接種を受けても発症することはあります」
厚生労働省の研究班(1999年)によれば、病院や施設等に入院、入所している65歳以上の高齢者において、34〜55%の発症を阻止し、82%の死亡を阻止したというデータがある。
健康な成人のデータはないそうだが、「一般には6〜7割程度の効果があると考えられる」という。発症する人数が減ることで、流行の規模を小さく抑えられると考えれば、予防接種は有効であるといえるだろう。
現在のワクチンは、A型2種、B型2種の4価混合タイプだ。どんなワクチン株を入れるかは、世界的な流行から厚生労働省が決定している。ただし、結果的にどのウイルス型が流行して、ワクチン株とどの程度合致したかということは、シーズンが終わるまで結論が出ないという。
流行する前に予防接種を受けることは基本として、それ以外にどのような対策をすればよいのかといえば、やはり手洗いが有効だ。
「特に、外出から戻ったとき、食事の前には実践してほしいです。流水で、石鹸を使って30秒以上、爪の間や手の甲、手首など、隅々まで洗ってください」(同)
簡単なことのように思えるが、日々の生活に追われていると実践するのは意外と難しいので意識するようにしたい。
■家族が発症した場合はどうする?
そのほかには、免疫力を上げることに注力すべきだそうだ。
「予防接種の効果をより高めるためには、栄養と休養をしっかり摂ること。基本的なことですが、これがとても大切なのです」(同)
このように予防をしていても、家族と暮らしている場合は、インフルエンザを発症した子どもから感染するケースもある。大人ならほかの人と接触しないように別室で過ごしてもらうことができるが、子どもはそういうわけにもいかない。感染を予防しつつ、看病する方法はあるのだろうか。
「まず、発症した子どもがマスクをつけます。こまめな換気や、湿度を50〜60%に保つようにすると、よりよいと思います」(同)
湿度を保つことは、気道粘膜のバリア機能を上げるためにも有効とのこと。定期的に換気をしながら、加湿器などを併用するといいそうだ。
こうした努力を重ねても、発症しないとはいい切れない。もしも発症してしまったら、「他人に感染させないこと」が大事だ。外出は控え、安静に過ごしながら快復を目指すことになる。
だが、ひとり暮らしの場合は食料や飲料水などを調達するために、発症中も外出せざるを得ないときがある。インフルエンザにかかったら、5日間は外出禁止などと、受診した病院の医師からいわれることがあるが、これは必ず守らなくてはならないのだろうか。
「保育園や学校などでは休園や休校の基準がありますが、成人の場合には明確なものはありません。患者さん個人それぞれの様態にもよると思いますので、診察された主治医の先生のおっしゃることを基本に、状況を見て判断してください。仮に外出する際は必ずマスクを着用し、人ごみはなるべく避けてください。帰宅したら、手洗いも忘れずに行ってください」(同)
インフルエンザの予防接種の効果は一定の効果は期待できるが、100%ではない。接種したからといって油断せず、手洗いによる自己防衛も心がけたいものだ。
筆者は以前、インフルエンザを発症して眠れないほどの高熱に苦しめられた経験がある。あんなつらい思いは二度としたくないので、まずは手洗いの徹底から始めたい。
(文=OFFICE−SANGA)
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