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新聞はもはや報道機関ではない (実話BUNKAタブー 2021年6月号)
http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/620.html
投稿者 新・ジャーナリズム 日時 2021 年 8 月 08 日 21:33:49: dyYA8MTtuUD4Y kFaBRYNXg4OBW4Npg4qDWYOA
 

新聞はもはや報道機関ではない
五輪スポンサーになって五輪批判や電通批判もNG
(実話BUNKAタブー 2021年6月号)

東京五輪が近づいている。大半の国民はそんなことよりコロナをまず収束させてほしいと思っているし、早く中止を表明してほしいと考えているが、お構いなしだ。驚くべきことに、日本のマスコミはその現状をまったく報道していない。それはなぜかー?

コロナ禍で開催に突き進む五輪
どうやらまだ本気で開催するつもりらしい。もちろん202O東京オリンピック・パラリンピックのことである。この3月には福島県を皮切りに聖火リレーがスタートしており、五輪開催の7月まで日本全国を回って五輪のお祭りムードを盛り上げるのだという。
が、ほとんどの国民は、本当に開催できると思ってはいないはずだ。昨年から世界中で吹き荒れる新型コロナウイルスの影響で1年間の開催延期となった五輪だが、新型コロナの猛威は依然として収束していない。
およそ1年前に日本政府が緊急事態宣言を発出して以降、国民の生活は厳しく制限され、経済も大打撃を受けた。今年一月に出された2度目の緊急事態宣言は3月21日に解除されているが、感染者数は下げ止まりのまま。しかも解除後の感染者数は再び増え続けており、日本医師会の中川会長が再び「緊急事態宣言が発令されるかどうかギリギリの段階である」と言うほどの状況だ。
「頼みの綱のワクチン接種は遅々として進んでおらず、『ワクチン敗戦』と呼ばれる悲惨な状況です。世界各地で発生した変異ウイルスへの対応もある。にもかかわらず国は有効な対策をほとんど何も打てず、相変わらず国民の生活を制限することでかろうじて現状維持を続けているだけ。国民の我慢は限界に来ています」(社会部記者)
観戦が拡大している大阪府、兵庫県、宮城県では4月5日からーカ月間の「まん延防止等重点措置」が実施されており、東京都も実施の要請を決定した。
なかでも感染状況が深刻な大阪府は府内全域で公道を走る聖火リレーすべての中止を表明しているが、これも当然の措置だろう。聖火リレ-を実施すれば、沿道に密な状態が生まれるのは分かり切っていること。
まん延防比措置で府民の生活を制限しておきながら、一方で五輪というお祭りのために聖火リレーを実施し、わざわざ感染拡大のリスクを冒すのでは道理が通らない。
だが、この道理を無視して今現在も聖火リレーを強行しているのが日本の現実なのだ。
不思議なのは、この状況になってまで、まだ「五輪開催の中止」が本気で議論されていないことだ。大手マスコミも日々の状況は伝えているものの、強く「中止」を主張する論調は皆無である。
なぜマスコミは「五輪中止」を口にできないのか。
その答えは至ってシンプルだ。それは日本の大手新聞4社がそのものズバリ東京五輪のスポンサーという当事者になっているからにほかならない。

ジャーナリズムより利益優先
今回の東京五輪では、IOCは3720億円という史上最高額のスポンサー料を集めることに成功している。
このうち日本のメディアとしては朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞の全国紙4紙が「オフィシャルパートナー」契約を結んでいるのだが、そもそもを言えばこの契約じたいが"異例"のことなのである。
「これまでのオリンピックでは新聞社が公式スポンサーになったことはありませんでした。五輪の不祥事や問題点をチェックする公正な報道をするためには当然の措置だったのですが、今回の東京五輪では、こうした前提がないがしろにされてしまっているんです」(スポーツジャーナリスト)
新聞が公式スポンサーに入ったことも異例なら、複数であることも異例といえる。というのも新聞に限らず、これまで五輪のスポンサーは「1業種1スポンサー」が基本原則とされてきた。ところが今回に限ってこの原則はいつの問にか撤廃され、組織委のやりたい放題になっているのだ。
「当初は読売薪聞が単独でスポンサー契約をする交渉が続いていたのですが、東京五輪組織委員会が要求してきたオフィシャルパートナー契約の金額はおよそ50億円と高額だった。読売一社で負担することが難しかったため、組織委が踏み込んだのが新聞各社との個別契約という禁じ手です」(全国紙記者)
1業種1社という枠が取り払われたことで組織委の暴走は加速した。2018年には産経新聞社と北海道新聞社が「オフィシャルサポーター」として契約しているのだが、この背景にも金集めに特化した組織委の体質があったという。
「組織委は大手4社との契約後、地方のブロック紙である中日新聞や北海道新聞、西日本新聞とも交渉を進めていました。ところがその最中、中日新聞東京本社が発行する東京新聞が新国立競技場の建設問題をスッパ抜いてしまった。東東新聞はその後も五輪絡みの不祥
事を報じ続けたため、激怒した当時の組織委会長の森喜朗氏が『東京新聞を外せ』と圧力をかけたといわれています」(週刊誌記者)
これだけズブズブでは、正当な報道などできない。東京五輪を巡っては、これまでも多くのスキャンダルや問題が浮上してきた。国立競技場建設問題、ロゴの盗用問題、森喜朗委員長の問題発言や、佐々木宏クリエイティブディレクターの「オリンピッグ発言」をめぐる組織の内紛など現在進行形の問題も多数ある。もちろん新聞各紙はこれらの問題を報じてはきた。しかし批判はしても、その論調は総じて抑制的で、肝心の部分には踏み込もうとしてこなかった。
「さらに言えぱ、裏方として五輪を仕切ってきた電通批判もタブーとなっています。侮蔑演出で辞任した佐々木氏の件でも、電通の名前を書いたのは一部の雑誌やネットメデイアだけだった」(広告代理店関係者)
五輪の商業主義に組み込まれ、事実の調査報道という本来の機能を放棄した新聞は、もはや報道機関と呼ぶことはできないだろう。

報じられなかった現場の声
つい先日も、新聞5社が五輪とズブズブであることを象徴する出来事が起きている。3月26日に福島県のJヴィレッジでスタートした聖火リレーをめぐる報道だ。イベントには公式アンバサダーを務める石原さとみやお笑いコンビのサンドウィッチマン、第1走者のなでしこジャパンらが参加しており、メディアはこのイベントを喜々として報じている。
しかし、このイベントには報じられなかった側面があったのだ。
風穴を開けたのは東京新聞の原田遼記者が、個人アカウントで投稿した
<聖火よりも、ランナーよりも目立ってたのは先導するスポンサー車両のどんちゃん騒ぎ。大音量の音楽を響かせ、踊るわ、グッズを配るわ、マスクをしていないDJがウェウェイ叫ぶわ。どこが復興五輪?どこがウィズコロナ?車両に隠れたランナーが見えるのは少しだけ>
というつぶやきだ。
投稿に張り付けられた現場の映像は、想像以上のバカ騒ぎぶりで、コロナ禍の状況で行われていることを考えればグロテスクにすら映る光景だった。
「スポンサーである日本コカ・コーラ社やTOYOTAのラッピングバスの上でDJが観客を煽り、グッズを配るスタッフはマスクもしていない。一応は『密を避けながら!』と口にしてはいましたが、やっていることと言っていることが正反対ですよね」(前出・週刊誌記者)
東京新聞はネット版でも原田記者の沿道取材リポートを掲載しており、日本コカ・コーラやトヨタ自動車、日本生命、NTTグループといった聖火リレーのスポンサーに対して「こうした演出についてどう考えるのか」という取材も行っている。
ところが原田記者はこの説明によれば、『メディアの動画公開は撮影から72時間まで』という国際オリンピック委員会(10C)の独自ルールがあり、ルールを破れば東京新聞全体が本番の東京五輪で取材パスが貰えなくなる恐れがあった。
そのため、仕方なく削除したとのことだった。
「このルールは放送権を持つテレビ局の利益保護のためのものですが、イベントは公道で行われている公共性の高いもの。I0Cがそこまで規制をする権利があるとは思えないし、何より読者の利益を大きく損なっていると言わざるを得ません」 (前出・全国紙記者)

沈黙する新聞はメディア失格
最大の問題は、東京新聞以外で聖火リレーの一連の騒動を批判的に取り上げた大手メディアがほとんどなかったことだろう。「東京新聞はスポンサーに入っていなかったから批判ができた」という指摘もあるようだが、それが言い訳にもならないことは当事者自身が一番わかっているはずだ。
日本のメディアのヘタレぶりは、海外と比べれば一目瞭然だ。たとえばこの3月には英紙・タイムズが、日本政府やスポンサー企業が五輪開催を推進している実態を取り上げ「止まらない暴走列車」と強く批判。
またアメリカ・NBCの電子版が、「リレーの聖火を消すべきだ」という寄稿文を掲載したことも大きな話題になっている。
なにしろNBCはソチ五輪から2032年の夏季五輪まで総額120億3000万ドル(約1兆3076億円)の長期契約を結んでいる、いわばオリンピック利権における最大の利害関係者だ。東京五輪のCM枠もすでに9割以上が販売済みで、およそ1313億を売り上げている。五輪が中止となれば見込んでいた利益を失うことになる (保険に入っているため損失はカバーできるらしい)。
そのNBCですら、コロナ禍での聖火リレー強行を批判しているのだ。
メディアとして当たり前と言えば当たり前のことだが、翻って日本のメディアはどうだろう。何度も言うが、五輪スポンサーに名を連ねているスポンサーメディアでここまで明確に「開催中止」を主張した言説はほとんどない。
それにしても気の毒なのはコロナど商業主義に振り回されながら、それでもなお五輪開催を信じて練習を続けているアスリートたちだ。1年間の延期に加え、本来なら大きな声援を送っていた国民からの支持も微妙な状況である。
なかでも最大の被害者は競泳の池江璃花子だろう。
有力な代表候補だった池江は19年2月に急性リンパ性白血病であることを公表し、治療のため長期休養に入る。それが1年前、東京五輪が開催されるはずだった日程に合わせて国立競技場で行われた行事に突然登場し、以降は東京五輪を強行開催しようとする運営側のアイコンのように祭り上げられてしまっている。
「もちろん池江選手には罪も責任もありませんが、大会組織委員会や電通が池江を起用した理由は明らかでしょう。白血病からの奇跡の復活劇は、五輪開催の世論を盛り上げるにはうってつけの美談ですからね」(前出・週刊誌記者)
池江選手はこの4月に開催された競泳日本選手権で東京五輪への出場権を手にしている。そして案の定、ほとんどのテレビや新聞は池江の美談をこれでもかとタレ流している。
池江選手の活躍が素晴らしいことに異論はない。しかし、それとこのまま東京五輪を開催するべきかどうかの議論はまったく別の話である。
 

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コメント
1. 2021年8月09日 18:58:51 : HGBydBYcW6 : TW5xc21xRURvUVk=[590] 報告
日本の新聞は報道機関というより報道機関らしきものである。(カレル・ヴァン・ウォルフレンの言葉)
2. 2021年8月09日 23:20:38 : 1HdYy6WWuA : QjdvSzJlR1AvWm8=[379] 報告
報道機関=洗脳組織、犯罪組織、監視組織
3. 2021年8月10日 10:34:58 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[491] 報告
>>1

広報機関

4. 2021年8月10日 21:09:53 : zasCNxs0uh : RS5WcEJ2T1VlSm8=[6] 報告
 
日本の新聞もテレビ(地デジ)も断捨離済み。
ネットを介して世界中のニュースは見ますよ。

    

   

5. 2021年8月16日 13:11:23 : FTTREOGgIY : Z01XRWowOGxVQ2s=[1] 報告
新聞に限らず、NHKはじめ日本の大手メディアは殆ど報道機関としての矜恃を持っていない。敢えて言えば朝日にわずかにその努力が見えるだけ。この状態は昔からそう変わってはいない。ていたらくな現政権がなんとか維持されているのもそのせいだ。大手メディアと政府は言わば同じ穴のムジナ。それを許しているのは結局は無自覚な一般大衆。情けない日本。
6. 2021年8月17日 09:56:05 : lJJryeCUu6 : YUxEa3c2RlRrbTI=[1] 報告
テレビ局は今の半分でも十分である。同じ中継を、各社競争でやる間抜けは止めさせるべきだろう
ヤラセとマッチポンプの常習犯
コロナでは、マスク警察、自粛警察の真犯人

まずは国民がテレビを観ないことである
企業は広告をやめるべきである
なかには陥没人災で、なんとかイメージチェンヂ、誤魔化しをしようとしているネクスコが最近無駄なCMをしている
テレビらしい

7. 2021年8月21日 13:03:12 : Rqc3sPzLrs : RTIwdHVQazlSWUk=[6] 報告
将来、トイレットペーパーの原料製造が本業になって、見栄で報道の仕事をやってたりして。しかし、最近」電車のなかで新聞を読んでる人がめっきり減ったね。
8. 名も無く地位も無く[331] lryC4Jazgq2SbojKguCWs4Kt 2021年8月30日 06:44:29 : DJEPnL92vx : LmdtNjNSM0dOdi4=[21] 報告
新聞をやめたいけど付き合いでが結構いると思うよ、特に田舎は。
9. 2021年9月02日 22:00:11 : EkLZD15jVs : TW11R2FxYmtrdUE=[280] 報告
AERA dot.記事は「個人の趣味趣向に対する差別を扇動する」 

女子高生遺体遺棄巡り抗議声明、朝日新聞出版が謝罪

2021/09/02(木) 20:59:35.25ID:cdWBfijI9

 朝日新聞出版のウェブメディア「AERA dot.」が、東京都墨田区の女子高生死体遺棄容疑で逮捕された夫婦の趣味を強調する見出しの記事を配信したことを受け、NPO法人バーチャルライツ(千葉県印西市)は1日、「個人の趣味趣向に対する差別を扇動する」として「緊急声明」を公表した。

 朝日新聞出版はJ-CASTニュースの取材に対し、「読者に誤解を与えかねない」という指摘を受け、見出しを変更したと答えた。

■「抗議メール」送付のVTuberも

 AERA dot.は9月1日、「『バ美肉』アニメ好きの20代新婚夫婦が女子高生を『殺害』した仰天の動機」と題した記事を公開。東京都墨田区の女子高生が殺害された事件で、逮捕された群馬県の夫婦について取り上げた内容だ。記事では夫婦がアニメ好きで、美少女のアバターに自身を"受肉"させる「バ美肉」を趣味にしていることなどが触れられている。

 これを受け、VR(仮想現実)文化の表現の自由とプライバシー保護を行うバーチャルライツは1日、ツイッター上で「緊急声明」を公表。記事について「社会的に注目されている事件であるだけに見出しがセンセーショナルになりやすいという事情は理解しております」としながら、

「上記のAERA dot.での記述はアニメ・バ美肉と犯罪に関連があるかのような印象を読者に与えるものであり、個人の趣味趣向に対する差別を扇動するだけでなく、自己表現の形としての性の多様性を侵害するものだと考えております」

 と抗議した。同団体は報道に対する意見公募も実施した。

 また、VTuberの「バーチャル美少女ねむ」さんは1日、自身のnoteで「バ美肉が殺人動機と誤読させ、界隈のイメージを下げ関係者を傷つける極めて悪質なタイトル」と記事を批判。朝日新聞出版に記事の修正と謝罪文を求めるメールを送ったことを報告した。

 AERA dot.は2日、記事の見出しを『「バ美肉」アニメ好きの20代新婚夫婦が女子高生を「殺害」した仰天の動機』から『「バ美肉」、アニメ好きの20代新婚夫婦が女子高生を「殺害」した仰天の動機』に修正し、その後「バ美肉」「アニメ」の箇所を削除した。

 今回の声明について朝日新聞出版は2日、J-CASTニュースの取材に対し「記事は重大事件の容疑者の人となりに迫ろうとしたものであり、趣味と容疑とを関連づけるものではありません」と説明。その上で「読者に誤解を与えかねないとのご指摘」を受け、見出しの『「バ美肉」、アニメ好きの』を削除したとした。

 記事末尾にも削除した旨が追記され、「お詫びして訂正します」と謝罪した。

JCASTニュース

h ttps://news.yahoo.co.jp/articles/f8a35965effb4000935b3fb4b3ad3ed261f4cac0

2021/09/02(木) 21:51:45.41ID:7Xzhnxih0

平成初期の感覚でヲタクを叩いたら、当然のように叩き返される時代になってたの気付いてなかったって話か

2021/09/02(木) 21:57:15.85ID:Pgjaae360
>>
昔はアニメ漫画ゲームはいくら叩いても反撃されないからアニオタやゲーマーと事件を関連付けては叩いてたもんな
今の時代で同じノリだと反撃くらうよ
35〜50代位だと最新の社会的常識とのズレが認識できないから
本当は20代前半の奴ら複数にモラルチェック入れてもらうのが一番なんだろうけど
中々年功序列の儒教思想だと難しいんだろな

h ttps://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1630583975/

10. 2021年9月02日 22:01:28 : EkLZD15jVs : TW11R2FxYmtrdUE=[281] 報告
2021/09/02(木) 21:59:40.82ID:PtNClk070
>>
いや、エヴァを見てた中高生が今40代前後になってるだろ
中年でもアニオタやゲーマーへの理解はかなり広がってると思うよ
朝日の連中は更に年寄りってことだろう
11. 2021年11月21日 10:03:23 : ks9LZDz4iY : YTFGQWEzZUl0aHM=[12] 報告
新聞購読中止 テレビ廃棄  しています。
12. 2021年12月26日 02:37:30 : EkLZD15jVs : TW11R2FxYmtrdUE=[862] 報告

神奈川新聞”活動家記者”がはびこる理由

h ttps://reiwa-kawaraban.com/society/20211225/

武蔵野市議会が反対多数で否決した住民投票条例案をめぐって、いわゆる”活動家記者”と呼ばれる存在が問題になっている。取材活動をする中で、一定の政治目的のための行動をする記者のことである。自民党の和田政宗参院議員は自身のYouTubeチャンネルの中で、神奈川新聞の石橋学記者(編集委員)を実名を挙げて批判。こうした”活動家記者”の存在はメディアの存在価値を著しく傷つけるもので、その存在そのものを危うくうする可能性がある。

 和田議員はYouTubeチャンネル「和田政宗の本音でGO!」の中で、神奈川新聞の石橋学記者を厳しく批判している。その中で、同議員が住民投票条例案の立会演説を行なった際(12月5日)に、「私に演説をさせないよう、ヤジやスピーカーで音を被せてくる人たちの妨害に遭ったわけです。」、「こうした妨害の中に声も入っていますが、神奈川新聞の石橋学編集委員が『表現の自由だ』という声で、この妨害行為を擁護しました。」と話した。

 実際の演説の際の動画も公開されており、演説者の目前(目測で2mほどの距離)で大声をあげて声を聞こえないようにしている妨害者に混じり、石橋記者の「表現の自由だよ、表現の自由」という声が聞こえてくる。

 和田氏は「我々は自民党の武蔵野市議団とともに、政党活動、政治活動ということで行なっているわけでありまして、これを力ずくで阻止しようとするのはですね、まさに過激派が取るような手法であるわけでありまして、これを擁護するということは、もう力ずくでこういう政治活動を潰していいということをですね、この石橋学という編集委員は言っているわけでありまして、神奈川新聞の編集委員ですから神奈川新聞はこれをどう考えるのか、しっかりと説明をしてもらいたいと思います。こんなものはジャーナリズムではなく、過激派がとる手法と同じことをしていると言っても過言ではないというふうに私は思います。」と石橋記者と、それを雇用している神奈川新聞を厳しく批判している(以上、実質的外国人参政権?武蔵野市住民投票条例案!撤回を求める演説に新聞記者の妨害 から)。

 なお、スピーカーを用いた演説の妨害の様子もYouTubeで公開されている(【4K/拡散希望】12/5 和田政宗 演説中に野間易通が妨害 「武蔵野市 住民投票条例案の撤回を求める」街頭演説会)。これを見ていただければ分かるが、和田議員の声がスピーカーからの罵声で時折聞こえなくなっており、周囲ではかなりの混乱が生じている。

 普通の記者であれば、条例案に反対する国会議員が武蔵野市で演説をし、それに対して反対派が大きな音声を出してそれを妨害している、という光景を記事にするだけである。その中で、和田議員の主張の正当性に疑問を呈するのもいいし、また、反対派の行動が適法性を欠くものであることを指摘するのもいい。それが客観的な報道である。

 しかし、石橋記者は「表現の自由だよ、表現の自由」と反対派の正当性を現場で訴えている。こうした行為は取材に必要ではない。客観的な立場で取材をする中で一方に賛同する主張が記者個人の考えとして盛り込まれるのであればまだしも、取材現場で一方の主張の正当性を叫び、反対派の抗議の声を封殺するような行為は新聞記者の仕事の範疇にはない。

 また、憲法のごく初歩でも学んでいたら、大声で他者の演説を妨害する行為が、憲法21条1項が保障する表現の自由として保護されないことは容易に理解できる。石橋記者の言動は、様々な面で勉強不足、認識不足と言って差し支えない。

 なお、和田議員は12月20日、事務所に差出人が書かれていない神奈川新聞社の封筒で、演説会の内容が書かれた記事が掲載されている新聞が郵送されてきたことをツイッターの投稿で明らかにした。23日、それは石橋記者が郵送したものであることが判明したという記事を投稿している。

 こうした記者の仕事の範疇にない活動をする記者の存在は今に始まったことではない。”活動家記者”の有名な例として、いわゆるTBS成田事件と呼ばれる事件がある。1968年3月、成田空港建設反対運動の取材をするTBSが調達したマイクロバスに反対派の学生や農民、凶器となりうるプラカードを乗せたというもの。

さまざまな事情があったようではあるが、報道機関として検問を通過しやすいという特質を利用し、過激な暴力活動を行う反対派10名を同乗させているという点で極めて悪質な事件であった。これにより、TBSは関係者が処分を受け、その直後に田英夫氏(故人、後に参議院議員)がTBSのJNNニュースコープのキャスターを降板する事態となっている。

 ”活動家記者”は俗称に過ぎず、正確な定義があるわけではないが、(1)報道という現場に関わることができるという立場を利用して、対立する勢力の一方を物理的・精神的に支援するという方法や、(2)「メディアは中立に違いない」という多くの国民の思いを利用し、一方の勢力の主張が客観的に正しいという趣旨の記事を作成して支援する方法を行う記者というのが、この言葉を使う者の一般的な解釈と思われる。

 石橋記者については、和田議員の演説の妨害を擁護したことは、(1)に該当し、その後、和田議員の言葉によると、「私が言っていないことをさも言ったかのように捏造した上、私の発言を『ヘイトスピーチ』とレッテル貼りした」記事を作成したことは(2)に該当すると思われる。

 和田議員の事務所に新聞を送りつけた行為は、自らが取材活動を行うために現場にいたことをアピールする狙いがあったとのかもしれない。

 このように”活動家記者”の系譜は60年代にまで遡ることができ、そうした延長上に神奈川新聞の石橋記者はあると言っていいのかもしれない。ちなみに当サイトも石橋記者に取材妨害を受けている(参照・伊藤詩織氏に質問「虚偽を述べたのか」)。取材活動をする他媒体の記者に取材させないように物理的に妨害することは、上記(1)の行為と言っていい。

 ”活動家記者”が公平で中立な立場を捨てて取材のような活動をしていることは、媒体としての信頼性に関わるのは言うまでもない。和田議員が「神奈川新聞はどう考えるのか」と語っていたように、社としての問題である。

 通常の新聞社であれば、”活動家記者”は現場に出さないであろうし、編集から外す判断をする。それにもかかわらず、石橋記者が現場に出続けることは、会社の判断としても信じ難い。神奈川新聞社は、もともとそうした手法をとってまでも、自社が信じる主張に沿った記事を書く記者を編集に置きたいという事情があるのか。

 そのような紙面作りをしていれば、いずれ読者から見放されるのは間違いない。それでも石橋記者を編集委員として起用し続けるのは、業務(販売や広告、総務等)では使いにくいという判断もあると思われるが、極端な主張をする記者を起用することで、固定ファンを留めおく狙いがあるのかもしれない。

 日本ABC協会が発表した神奈川新聞の発行部数の推移を分かる範囲で調べると以下のようになっている。

2016年10月:18万6421部(神奈川新聞HP・新聞広告)

2019年10月:16万2972部(神奈川新聞社・会社案内)

2021年8月:14万8473部(同年1月〜6月の平均、文化通信2021年8月26日公開記事)

 ご覧のように、およそ5年で20.4%の減少という凋落ぶり。このペースで落ちれば、2026年には12万部を割り込むことも考えられる。普通の企業なら数年以内に倒産しても不思議はない。

 末期的症状にある新聞社としては、ここでまともな取材方法、紙面での主張に切り替えても読者増はもちろん、部数減少のスピードは落とすことはできないと判断しているように思う。それより、どのような取材方法を使ってでも極端な主張をし続け、少数でも賛同する人は必ず購読を続けてくれるようにするという計算をしているのかもしれない。

 そうであれば、石橋記者の手法を黙認する会社の姿勢も生き残りのための戦略と見ることができる。まともな経営者なら石橋記者を現場から外すであろうが、そうもできない事情があるということなのであろう。

 ”活動家記者”は他に毎日新聞、東京新聞、沖縄タイムスなどにもいると認識されており、ネット上では実際にそうした記者が実名で”活動家記者”と呼ばれ、批判されている。

 共通するのは、発行部数の減少が続き、経営状況が厳しいと目される媒体であること。生き延びるために会社の上層部も苦渋の決断をしているのかもしれない。

 新聞を含むメディアに最も大切なのは客観的な報道である。社としての主張があるのは当然としても、取材の段階で公正を害する行為をしたり、取材結果を事実と異なる記事にまとめたりするのは媒体としての自殺行為と言っていい。

 その点を新聞各社の上層部はよく意識すべきと考える。


【メディア】

TBS成田事件に見る”活動家記者”の源流 

毎日新聞・東京新聞・沖縄タイムスも

… 神奈川新聞はその手法を黙認するのか

# 剽窃無責任新聞

13. パレオリベラル[2242] g3CDjINJg4qDeIOJg4s 2021年12月31日 11:02:33 : L6w1WmEZ5U :TOR Y291S1JIMHRtUkE=[1] 報告
三浦英之氏
「読売新聞、本当にどうなってしまったのでしょう……」
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1476704144631406595

そもそも低脳ゴミウリ記者には、それぐらいがお似合いなのです。
ヤツらにジャーナリズムなど無理なのです。
一応、それっぽい体裁の企業に就職してみたものの、やってみたら全然できなくて、あわてて実力相応のビジネスに転向したのです。
それが「維新の広告屋」さん。

アハハハハハハハハハハハ…

[12初期非表示理由]:アラシ認定により全部処理 http://www.asyura2.com/13/kanri21/msg/637.html#c35

14. 2022年1月11日 18:00:55 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[12238] 報告
新聞の発行部数2021年は180万部減に!
2022/01/11
SHIMAKURA BIZch
https://www.youtube.com/watch?v=C7R9SWn5lx0
15. 2022年1月17日 00:13:50 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[12282] 報告
日本の報道メディアの倫理基準を再考する
2022/01/15
videonewscom
https://www.youtube.com/watch?v=MEQJqVDQysQ
16. 2022年2月13日 21:02:05 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[1032] 報告
>>9

今の50代なんてバブル世代だぞ?
すでに大学はレジャーランド、その上の世代のように本も読まず、
マンガばかりって当時から上の世代に馬鹿にされていた。

17. 2022年2月13日 21:05:09 : pNlPCkSbrE : UHFWeXlvcDg5aEk=[1033] 報告
>>12

和田政宗って(笑

18. 2022年2月24日 18:15:57 : F2ZPrduQyA : dG9vSzVPZDlkb0k=[3] 報告
あなたって新聞よりすごいの?私はそうは思わないけど
19. 2022年5月20日 21:52:45 : LY52bYZiZQ : aXZHNXJYTVV4YVE=[13450] 報告
〖武田邦彦〗芸能界の闇がヤバすぎる! 上島竜兵さんのご冥福を心よりお祈りいたします・・・ ※TV業界の真実※
2022/05/12
武田邦彦の『昨日は晴れ、今日も朝』
https://www.youtube.com/watch?v=IC1aiA1GFRY
20. 2022年5月21日 02:23:24 : wJE3DTVfOI : VFFnY0twTld1S28=[95] 報告
>>10
エヴァ・・・
ああ、あの三流御用電波芸人庵野の
お粗末洗脳アニメのことか?(笑)
一般から見ればキモイアニメだろうが(笑)
尤もお前のようなキチガイ秋葉系キモウヨにはいいかもしれないがな(笑)
21. 2022年5月21日 02:31:59 : wJE3DTVfOI : VFFnY0twTld1S28=[96] 報告
>>12
酔っぱらい運転でタイーホ者を出した
このような社会人の最低ラインの教育さえ出来ていないアホバカ記者
の巣靴低能ウジサンケイ珍聞にはダンマリの
EkLZD15jVs : TW11R2FxYmtrdUE糞長州土人
木卯正一こと卯正日君(笑)
この事件に関してなんか答えなさい!!(笑)
まぁウジサンケイだからこのようなレべチの
連中しかいないのは初めから分かってはいるが・・・・(笑)
アヒルとかいう頭のおかしなぶっ飛んだ名前の記者然り(笑)
上も上なら下も下ということだ。
22. 2022年5月21日 02:38:35 : wJE3DTVfOI : VFFnY0twTld1S28=[97] 報告
庵野のシンウルトラマンなんぞ
金城氏や上原氏の思いを踏みにじる
冒涜作品でしかないな。見る価値なし!!
もっとも「ウヨって来たカルトラマン」?
ことつるの剛士はどこかの国の人民のように
手をたたいて喜んでマンセーマンセーと言って
見るだろうな(笑)。

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