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「テレビ界の巨星」巨泉さん死去 今のテレビマンたちに聞かせたい矜持と教訓
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/568757/
「野球は巨人、司会は巨泉」で知られたタレントで元参院議員の大橋巨泉(本名・大橋克巳=享年82)さんの死去が明らかになった20日、芸能界に衝撃が走った。丸顔に黒縁メガネの風貌で、歯に衣着せぬ発言や、当意即妙の司会ぶりで知られたが、周囲によると“極度の負けず嫌い”で知られた。そんな「テレビ界の巨星」のマル秘爆笑エピソードから、今のテレビマンたちに聞かせたい矜持・教訓を大公開する。
所属事務所は20日午前、巨泉さんが12日午後9時29分、千葉県内の病院で、急性呼吸不全のため死去したことを発表。巨泉さんは2005年から、がんと闘っていた。すでに親族のみで通夜と葬儀は済ませ、後日「明るく楽しい『大橋巨泉を偲ぶ会』を開く所存です」とした。本人にショックを与えないよう、盟友・永六輔さんの訃報は伝えなかったという。
「11PM」(日本テレビ系)や「クイズダービー」(TBS系)などの司会でおなじみだったが、当時を知るテレビマンからは様々な“巨泉伝説”が聞こえてきた。
「究極の負けず嫌い。いい意味で格好つけたがりだった。大好きだったゴルフでは、一緒に回っている人のボールを踏みつけたり、逆に自分のボールをラフからフェアウエーに出したり、グリーンでもカップに近づけたり…」(テレビ関係者)
番組内もしかり。
「『11PM』ではマージャンコーナーがあったんですが、巨泉さんは自分の手が良くない時は撮り直しをさせるほど、負けず嫌いだった。テレビでは格好悪いところを絶対に見せたくなかったのでしょう」(別の関係者)
自由奔放でもあった。参院選に巨泉さんを担ぎ出した当時民主党(現民進党)の菅直人元首相(69)は、20日のブログで「アメリカにおられた巨泉さんに会いに行って説得し、出馬してもらった。トップで当選された。しかし、巨泉さんは本来の自由人で政党の党議拘束に従える人ではなく、半年余りで自ら参院議員の辞職を決意。その時自分が辞めたらだれが繰り上がるのかを考え、ツルネン・マルテイさんが繰り上がると知って、それなら譲ってもいいという気持ちだったようだ。政治家としても筋を通した人だった」とした。
厳しい性格で周囲を驚かせたこともたびたび。
「スタッフが運転する車で移動する際、ルートは細かく巨泉さんが決めていた。『○○通りの4車線では左から2番目のレーンを走れ』とか。待たされるのが苦手で、渋滞が大嫌い。幹線道路を細かく頭に入れていて、渋滞を回避できるよう、あらかじめルートを指示していた。スタッフは緊張しながらハンドルを握っていたはず」とは知人。
巨泉さんが司会を務めたバラエティー番組「ギミア・ぶれいく」(TBS系)のディレクターで現動物ジャーナリストの佐藤栄記氏は「テレビショーに対する真剣さから醸される、独特の大物感、威圧感があった」と振り返る。
クイズ企画の収録日の朝、制作会社に「台本にクイズの答え、書いてないだろうな」と巨泉さんから直筆ファクスが届いた。加えて電話が鳴り、巨泉さんは「台本が流出して“ヤラセ”だなんて言われたら、つまらない。スタッフの台本の置きっ放しも絶対やめてよ」と念押ししたという。
若手スタッフが作ったVTRにも必ず目を通した。
「街頭でスーツ姿のサラリーマンのズボンが裂けてTバックが丸見えという素人ドッキリ企画の時も『これ、くだらなくて面白いよね』と、多忙なのに、ちゃんと見てくれた。『現場では実は、こうだったんです』と小話をすると、収録で“スタッフの裏話”として面白くしてくれるのも天才的だった」と佐藤氏。
頑固な一面もあった。昔から芸能界で慣例になっていた“バーター(大物タレントと、同じ事務所所属の新人タレントを同時にキャスティングさせる、いわゆるセット売り)”を一切やらないスタンスで知られた。
「巨泉さんは『たけしだってタモリだって自分でのし上がってきた。自分の力で仕事を取れないヤツは、この世界でやっていけない』と。だから自分の事務所のタレントにも、バーターや売り込みもしなかった。小倉智昭さんなんか、巨泉さんに引き抜かれてテレビ東京を辞めたものの、仕事の面倒は全く見てもらえなかった。苦悩の中で、軽妙な語り口にアクの強さを交ぜる独自の色を確立していった」と制作会社幹部は話している。
[東スポ 2016/7/22]
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