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「炭水化物が毎食7割超え」は注意 死亡リスク上昇 日経スタイル
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/587.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 11 月 08 日 10:52:45: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
 


炭水化物(糖質+食物繊維)の摂取割合が非常に多い人は死亡リスクが高く、脂質の摂取割合が多い人は死亡リスクが低いという意外なデータが、世界の18の国・地域の13.5万人以上を対象にした研究で得られました。
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■「低脂肪食」は本当に健康に良いのか

 現在世界的に用いられている食生活ガイドラインは、低脂肪食(総摂取エネルギーに占める脂質の割合が30%未満の食事)を推奨し、さらに脂質のうち飽和脂肪酸(バターやラードなど常温で固まりやすい脂)を不飽和脂肪酸(魚油やサラダ油など常温で固まりにくい油)に置き換えることによって、飽和脂肪酸の摂取量を総エネルギーの10%未満に制限することを推奨しています(日本の状況は記事最後の囲み参照)。

 しかし、こうしたガイドラインは、循環器疾患(心疾患や脳血管疾患など)の患者が多く、脂質の摂取量も多い欧州と北米の人々を対象とした研究結果に基づいて作られたものです。そのため、欧米以外の地域にも当てはめられるのかどうかは不明でした。

 そこで今回、カナダMcMaster大学のMahshid Dehghan氏らは、低所得国(バングラデシュ、インド、パキスタン、ジンバブエ)、中所得国(アルゼンチン、ブラジル、チリ、中国、コロンビア、イラン、マレーシア、パレスチナ、ポーランド、南アフリカ共和国、トルコ)、高所得国(カナダ、スウェーデン、アラブ首長国連邦)の計18の国と地域で行われた、大規模な観察研究「PURE」に参加した35〜70歳の13万5335人(年齢の中央値は50.29歳、男性が41.7%)のデータを分析しました。

 研究への参加が決まった時点で、それらの人々の食事の内容を調べ、その後、7.4年(中央値)追跡して、あらゆる原因による死亡(総死亡)、循環器疾患の発症と循環器疾患による死亡などの有無を調べました。炭水化物の摂取量が多かったのは中国、南アジア、アフリカの国で、脂質の摂取量が多かったのは北米と欧州、中東、東南アジアの国、たんぱく質の摂取量が多かったのは南米と東南アジアの国の人々でした。

 炭水化物、脂質、たんぱく質のそれぞれから摂取したエネルギーが総エネルギー量に占める割合を計算し、最も少ない人から最も多い人までを並べて5等分しました。それら5群のうちの最低群を参照として、最高群の総死亡と主要な循環器疾患(循環器疾患による死亡、死亡を免れた心筋梗塞、脳卒中、心不全)のリスクを評価しました。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171107-00000009-nikkeisty-hlth


炭水化物が7割超になると死亡リスク上昇が有意に

 追跡期間中に5796人が死亡しており、うち1649人が循環器疾患による死亡でした。また、4784人が主要な循環器疾患を経験していました。

 最低群と最高群のリスクに統計学的に意味のある差が見られた項目を、栄養素別にまとめると、次のようになりました。
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1) 炭水化物:最高群の死亡リスクは28%増

 炭水化物については、最低群(総エネルギーに占める炭水化物の割合の中央値が46.4%)と比較した最高群(同77.2%)の総死亡のリスクは28%高く、摂取量が多いほど死亡リスクは高い傾向が見られました。最高群では、循環器疾患以外による死亡のリスクも36%高くなっていました。

 摂取量の増加とリスク上昇の関係を調べたところ、総死亡のリスクは、総エネルギー量に占める炭水化物由来のエネルギーが60%を超えたあたりで上昇傾向を示しました。おおよそ70%を超えると、リスク上昇は統計学的に意味のあるレベルになり、それ以降も上昇は続くことを示す結果が得られました。70%を超えると、主要な循環器疾患のリスクも急上昇していました。
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2) 脂質:最高群の死亡リスクは23%減

 脂質については、炭水化物とは反対に、最低群(総エネルギーに占める脂質割合の中央値が10.6%)に比べ最高群(35.3%)の総死亡リスクは23%低くなっていました。同様に、脳卒中と、循環器疾患以外による死亡のリスクも低くなっていました。

 脂質の総摂取量の増加とリスク低下の関係を調べたところ、死亡リスクは、総エネルギー量に占める脂質由来のエネルギーが15%を超えたあたりから、統計学的に意味のある低下を示し、しばらくはその値を維持していました。さらに30%以上になると、摂取量の増加に伴いさらなるリスク低下を示しました。

 飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の摂取はいずれも、少ない人より多い人のほうが、総死亡リスクと、循環器疾患以外による死亡のリスクは低いことが示唆されました。
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「炭水化物が毎食7割超え」は注意 死亡リスク上昇


写真:NIKKEI STYLE


3) たんぱく質:最高群の死亡リスクは12%減

 たんぱく質摂取量についても、最低群(総エネルギーに占めるたんぱく質割合の中央値が10.8%)に比べ最高群(19.7%)の総死亡リスクは12%低く、循環器疾患以外による死亡のリスクも15%低くなっていました。なお、動物性たんぱく質の摂取は総死亡リスクの低下に関係する一方で、植物性たんぱく質の摂取は総死亡リスクに影響を及ぼしていませんでした。

 これまでに欧米で行われた研究と比べると、今回の分析対象となった人々の炭水化物の摂取量は多く、およそ4分の1が総エネルギー量の70%超を炭水化物から摂取していました。

 今回の研究は、「総エネルギー量に対する炭水化物由来のエネルギーの割合が高すぎる人は総死亡リスクが高い」こと、「脂質摂取量は、少ない人より多い人のほうが、総死亡リスクは低い」ことを示しました。著者らは、「低所得国の食生活は、炭水化物の摂取量が非常に多く、それも精製穀物が中心であるため、炭水化物を減らして脂肪からエネルギーを摂取したほうがよい」とし、食生活に関する世界的なガイドラインの再考が必要との考えを示しています。

 論文は、2017年8月29日付のLancet誌電子版に掲載されました[注1]。

[注1] Dehghan M, et al. Lancet. 2017 Aug 28. pii: S0140-6736(17)32252-3. doi: 10.1016/S0140-6736(17)32252-3.
【日本人の食事に占める炭水化物の割合は58.4%】 厚生労働省は、日本人の食事摂取基準(2015 年版)で、炭水化物の食事摂取基準(総エネルギーに占める割合)の目安量は、年齢と性別にかかわらず、50〜65%としています。また、総脂質量の目安量は、1歳以上では年齢と性別にかかわらず20〜30%となっています[注2]。 また、平成27年国民健康・栄養調査によると、日本人の炭水化物由来のエネルギーが総エネルギーに占める比率の平均は58.4%で、どの年代でもほぼ同様であり、最も多かった70歳以上の人々でも60.8%でした。脂質は平均26.9%で、小児と若者では若干多く、70歳以上ではやや少なくなっていました。

[注2] 日本人の食事摂取基準(2015年版)

大西淳子 医学ジャーナリスト。筑波大学(第二学群・生物学類・医生物学専攻)卒、同大学大学院博士課程(生物科学研究科・生物物理化学専攻)修了。理学博士。公益財団法人エイズ予防財団のリサーチ・レジデントを経てフリーライター、現在に至る。研究者や医療従事者向けの専門的な記事から、科学や健康に関する一般向けの読み物まで、幅広く執筆。
[日経Gooday 2017年10月20日付記事を再構成]


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171107-00000009-nikkeisty-hlth&p=2

 

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コメント
 
1. 中川隆[-5977] koaQ7Jey 2017年11月08日 15:55:00 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]
日本人は乳製品、卵、豆腐、味噌、肉を毎日食べているから該当しない

日本人は今より沢山穀物を摂った方がいい


2. 中川隆[-5976] koaQ7Jey 2017年11月08日 15:56:12 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

糖質制限食がダメな理由・・・・・古代人のミイラが語る・・・・
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/585.html

糖質制限を何年も続けると廃人になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/734.html

輸入肉を食べると癌になる
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/733.html


3. 中川隆[-5808] koaQ7Jey 2017年11月28日 16:51:44 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-8523]

該当するのは年収200万円以下の世帯だけだな:


低所得層が病気になりやすく重篤化しやすく治りにくい理由


厚生労働省の調査では、所得が低い層であればあるほど米やパンなどの炭水化物を主体とした食事になり、野菜や肉類をとらなくなっていくという結果を出している。

なぜか。炭水化物は安いからだ。たとえば、低所得層の多くはインスタントラーメンを好んで食べるのだが、その麺はもちろん炭水化物でできている。カロリーは意外に高いのだが、一袋100円以下で買えるのでかなり安い。

食べにいくとどんな安い食事でも300円以上になるし、まともなレストランで食べると1000円以上するのは当たり前だ。もし金がなければ、1000円も出して1食しか食べられないのであれば、インスタントラーメンで10回くらい食べた方が断然お得だと思う。

ここに野菜や肉を合わせればいいのだが、どちらも高いので節約するのであれば素のままのインスタントラーメンを食べるのが一番安い。

すると、必然的に炭水化物を主体とした食事になって、野菜も肉類も食べていないので栄養が極度に偏っていく。

コンビニで売られている弁当も炭水化物の塊であり、菓子パンに至っては炭水化物と糖分がびっしりと混ぜられている。300円台で食べられる各種ジャンクフードも、やはり炭水化物主体である。


炭水化物まみれの食品やスナックが大量生産される

アメリカやメキシコでも低所得層がでっぷりと太っているのは、炭水化物の塊であるピザやタコスが安く大量に買えるからだ。そのため、アメリカでは今やピザが国民食と言えるほど食べられている。

炭水化物に砂糖をまぶしたスナック菓子も安く、炭水化物に脂肪をたっぷりまぶしたジャンクフードも安い。そこに砂糖まみれの炭酸飲料をガブ飲みしている。

そうすれば、安くて確実に腹が膨れる。だから、炭水化物食ばかりを低所得層が食べるようになり、どんどん太っていく。

途上国でも、インドなどは極貧の環境なのに、でっぷりと太った人たちが大量にいる。スラムに住んでいるのにみんな腹が突き出て肥満が顕著に見て取れる。

このインドも米や小麦が大量に安く流通していて、低所得層が炭水化物を流し込むようにして食べている。おまけにどこの店でも小分けにしたスナックを安く売っており、子供たちが朝から晩までそれを口にしている。

炭水化物は日持ちがしやすく、工場での大量生産に向いており、消費されやすい。

そのために企業は炭水化物まみれの食品やスナックを大量生産するようになり、大量に溢れたものがどんどん出回って価格も安くなっていく。

極度の低所得層は飢えていくが、そこまで至らない低所得層は炭水化物漬けになるのだ。

今の世の中は世界中で低所得層が炭水化物を大量に食べる時代であり、低所得層になればなるほど炭水化物が過剰になり、肥満になっていく仕組みになっている。

そして、こうした肥満が生み出すのが糖尿病である。

最近、日経ビジネスが『全世代に忍び寄る「健康格差」の厳しい現実』として、この低所得層に深刻な糖尿病が蔓延していることを報告している。


健康診断も受ける精神的余裕も経済的余裕もない

日経ビジネスは、全日本民主医療機関連合会が全国の医療機関96施設で、40歳以下の2型糖尿病患者の実態調査をした結果、患者世帯の年収分布から年収200万円未満が57.4%を占めていると記事にしている。

この「2型糖尿病」というのは、インスリンの作用不足で起きる糖尿病だが、その原因は体質以外には「肥満や運動不足や食べすぎといった生活習慣の乱れ」が引き起こしていることが分かっている。

つまり、年収200万円以下の低所得層が、肥満や運動不足や食べすぎといった生活習慣の乱れで2型糖尿病になっている。

アメリカでもメキシコでもインドでも糖尿病が深刻な国民病となっているのだが、低所得層が炭水化物の過剰摂取で肥満となり、その肥満が糖尿病を引き起こしているのが実態だ。

その「低所得層が炭水化物過剰によって糖尿病の発病」という流れがいよいよ日本にも現れているのが分かる。

しかも、低所得層の糖尿病は重度で深刻なものになっていることが多いのだが、そこにも低所得層特有の理由があることが分かっている。

低所得層の糖尿病が重度になりやすいのは、健康診断を受ける余裕がないからである。また、健康診断を受けて異常が発覚しても病院に行く金や時間がない。

そして、医者に生活改善を求められても、やはり経済的な理由で対処できないからだ。生活改善どころか、その後の通院すらもできない。

低所得層の多くは非正規雇用者なのだが、彼らは企業にとっては使い捨て要員である。だから、彼らに健康診断を受けさせてケアさせてその費用を負担して長く働いてもらうという発想にならない。

安い賃金でギリギリまで働かせ、壊れたら使い捨てて新しい人員に入れ替える方がコスト削減になる。逆に言えば、企業に捨てられたくない非正規雇用者はなかなか休めないし、健康診断も受ける精神的余裕も経済的余裕もない。

だから、体調が悪化しても動けるのであれば無理して働き、どうしようもならなくなって医者に行くと、すでに手遅れになっている現状がある。


低所得層と高所得層は最終的に寿命まで違ってくる

低所得層は満足な賃金を得られていない上に、何年働いても賃金が上がる見込みもない。

長く勤めれば評価されて賃金が上がっていくというのは正社員の話であって、非正規雇用者は長く勤めても契約更新でリスタートされて終わりだ。

賃金を上げられないのであれば、仕事を掛け持ちして賃金を上げる方策がある。

しかし、そうして時間的な余裕も体力的な余裕もなくなると、食事はより簡素で適当なものになり、炭水化物漬けとならざるを得ない。そして、疲労が溜まって病気になりやすくなるのに、逆に医者に行く時間がなくなる。

医者にかからないで無理をする環境と偏った食生活が長年続くことによって、最後に自滅するかのように重篤な病気になっていくのである。

厚生労働省の国民健康・栄養調査では、低所得層は高所得の人に比べて肥満や脳卒中でおよそ1.5倍発症のリスクがあるというのは、こうした複合的な理由がすべて積み重なるからだ。

健康にも明確に格差が現れてきているのだ。

低所得層は病気になりやすく、病気が重篤化しやすく、経済的な理由で病気が治りにくい。そして、病気が原因でさらなる貧困に落ちやすい。貧困に落ちると、なおさら医者にかかれなくなってしまう。

最終的には、低所得層と高所得層は寿命まで違ってくることになる。

ところで、これは驚きの事実だったのだろうか。

いや、こうしたことは貧困が蔓延すると起こり得ることであると誰もが指摘していることだった。低所得層が追い込まれると、もはや健康すらも維持できなくなると、誰もが知っていたと言っても過言ではない。

低所得層がいよいよ健康の面でも破滅的になっているのは、起こるべきものが起こっているということなのである。

企業は雇用を削減するイノベーションをどんどん進めて低所得層をもっと追い込むし、持つ者と持たざる者の格差も大きく開いていく。

日本の貧困と格差は、今までが序章でこれからが本番だ。低所得層が次々と健康を害する時代の幕開けになっている。

最終的には、低所得層と高所得層は寿命まで違ってくることになる。ところで、これは驚きの事実だったのだろうか。いや、こうしたことは貧困が蔓延すると起こり得ることであると誰もが指摘していることだった。
https://darkness-tiga.blogspot.jp/2017/11/20171127T1659210900.html


4. 2017年11月28日 22:03:28 : RtUtmGj9ro : @sRnJ@tMYxA[2]

糖質制限派の脂質尊重主義と戦っているのは、
「脂肪摂取減による美容・健康の増進」が売りのビジネス・モデル。

#世論動向には売り上げが掛かっているから過敏に反応。
#糖質制限派や脂質尊重派を標的にしている。


糖質制限食を特に歓迎している一部には、社会思想や農政批判が入っている。
「白米礼賛は民族主義や国策の誤ったポリシー」と誤解している原始生活派。

#仏教殺生戒の影響による穀物頼みの慣習と勘違いしているのでは?

#日本神話は、五穀、海の幸・山の幸、獣肉(特に猪豚食)ありのグルメ。
#米食は中でも尊い、という誇りは、味覚や健康上、単なる正直な感想だろう。
#(もちろん、白米の食い過ぎは良くないが)

#知恵者あり、日本食ブームの戦略的背景は、その日本神話のグルメ観。
#コメ&雑穀ブーム、ジビエのブーム、海産物礼賛、、、起源は神話的古代食。


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