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糖質を食べても肥満しない人の機序はそのまま、がん患者の機序とつながる!
糖質を摂取すると、
血糖値が上昇し、
やがて、
追加インスリンが分泌され、
余剰な血液中のブドウ糖が取り込まれ
脂肪酸合成に導かれ、
中性脂肪が増加し肥満する。
しかし、すべての人においての
糖質摂取が、
このように肥満に導かれるわけではない。
糖質を食べても肥満しない人がいる。
このタイプの人は、
追加インスリンの分泌が脆弱で、
細胞でのブドウ糖の取り込みが
亢進するタイプの人である。
細胞といっても通常は
臓器の上皮細胞でブドウ糖が取り込まれる。
この場合GLUT1が作用し、
血液中にぶどう糖があれば、
どんどんブドウ糖を取り込む。
この取り込みは
インスリンの作用とリンクしていない。
GLUT1が独自に自律的に行うブドウ糖の取り込みである。
この場合、
臓器の上皮細胞では
ブドウ糖を取り込み
嫌気的解糖作用が起き
その結果乳酸が分泌される。
この乳酸は、
細胞を酸性に傾けるが
多くは血液中に放たれ
血液中の乳酸濃度を上昇させる。
この場合、
乳酸濃度は、
血液を酸性に傾けるリスクを含んでいる。
これを回避しようと
酸塩基平衡作用も機能するが、
それより、
肝臓が素早く乳酸を取り込み
糖新生を亢進させ、
血液中に新たなブドウ糖を供給する。
その結果、血糖値が上昇し、
その上昇した分の血糖が、
再度、
臓器の上皮細胞に取り込まれ
嫌気的解糖作用に利用され
乳酸分泌に至る。
このように
糖質摂取が、
乳酸地獄を発生させ
その結果、
肝臓における
糖新生を亢進させ、
血糖値を上昇させる。
臓器の上皮細胞は
必要もないのに
無駄にブドウ糖を取り込み
無駄に乳酸を吐き出すのである。
この無駄な機序を
ATP収支の側面で考えると、
以下のようになる。
臓器の上皮細胞で、
嫌気的解糖作用で
ATP 2分子、発生しているが、
事実上、これはエネルギー産生に
利用されず、
ペントースリン酸回路の
核酸合成、脂肪酸合成などの
同化作用的なエネルギー産生に利用されている。
一方、肝臓の乳酸由来の糖新生では、
ATP 6分子 糖新生という同化作用で
失っている。
糖質を食うが、
痩せている人は、
糖質を食べても
まったくエネルギーにできずに
エネルギーを消失ばかりしている。
やせていて糖質が好きな人の
口癖は、だるい、疲れた、腹減った
である。
結局は
糖質摂取によるエネルギー産生が行われず、
ただひたすらATPを失っているのである。
この機序は、
がん患者の機序と
そう大きくは変わらない。
がん患者の場合、
ブドウ糖の取り込み度が、
著しく亢進するだけの話である。
日本人の場合、
痩せていて糖質をたくさん食べる人に
一番がん患者が多いが、
その理由もこの記事で簡単に理解できるだろう。
補足
糖質摂取の場合
ビタミンB群が無駄に
消費されるので、
好気的解糖作用にいかないのである。
ビタミンB群が豊富に存在するときに限り
好気的解糖作用に行くのである。
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