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1926年ドイツのオットー・ウォーバーグは、
がん細胞が通常細胞より
はるかに多くのブドウ糖を取り込むことを発見し、
がん細胞が大量のブドウ糖を取り込むことで
増殖を加速させることなど他を論文にまとめた。
その論文はその年の
ノーベル賞にも
ノミネートされた。
ノーベル賞の審査段階では、
ほぼ、
オットーの画期的な論文が
ノーベル賞を受賞するだろうという
大方の評価で落ち着いていた。
だがしかし、
直前で
ある勢力の圧力がかかり
オットーの論文は、
受賞の夢を断たれたのであった。
さて、
今からおおよそ90年前に
封印された
このウォーバーグの理論を
用いてがんの検査が行われている。
単純に、
がん細胞は大量のブドウ糖を取り込む
ブドウ糖に似せた物質を作り
それを患者に投与する。
そのブドウ糖に似せた物質は、
めでたくがん細胞をだまし
がん細胞はブドウ糖と判断し、
その物質をブラックホールのように
大量に取り込む。
大量に取り込まれた
物質はその検査方法で
映像化すると
がん細胞が判明するという
ごく簡単な検査方法である。
これを
通常、われわれは
がんPET検査などと呼んでる。
がん検診で、
がんがブドウ糖を
ブラックホールのように
大量に取り込む性質を利用して
効果を発揮している。
PET検査のマニュアルを見ると
だいたい、
がん細胞は、
通常細胞より
3〜8倍のブドウ糖を取り込む云々
と書いてある。
しかし、実際は、
3〜8倍などという
甘っちょろい量ではない。
実は、
2007年 ネイチャー誌において、
Javier A. Menendez & Ruth Lupu
という二人の研究者が、
「癌細胞は通常細胞の
50〜100倍のブドウ糖を要求する!」
という論文を発表し、
世界的な評価を得ている。
日本では、
彼らの論文は無視され
スルーされている。
だから、
がん患者に
ブドウ糖点滴が
堂々と行われ、
がん患者に
病院給食で
ごはん、そば、うどん、
果物、プリンなどの
高糖質な給食がふるまわれている。
がんになって
入院するとほとんどの人が、
病院側による
がん増殖作戦によって
一気に病状が悪化する。
まさに、
2007年のネイチャー誌の
論文のように
通常細胞より
50〜100倍のブドウ糖を取り込もうとする
がん細胞に、
火に油を注ぐがごとく
ブドウ糖を経口や点滴で
投与するのである。
では、なぜ、がん細胞は
こうまでして、
ブドウ糖を取り込みたがるのか?
答えは簡単である。
がん細胞増殖のために
必要なDNA、
RNAを
ブドウ糖(六炭糖)から
五炭糖(リボース)を
作るために、
がん細胞の「解糖系」の
う回路的回路である
「ペントースリン酸回路」で作るために
「ブドウ糖」という「六炭糖」を
大量に取り込むのである。
「五炭糖」ができれば
後は、「P(リン酸)」と「塩基」があれば、
がん細胞のための
増殖プログラムの構築が可能になる。
このことを「核酸合成」と呼ぶ。
がん細胞の
解糖系の
「ペントースリン酸回路」では、
大量の「ブドウ糖(六炭糖)」を
取り込み
「五炭糖」を大量に作り、
「五炭糖」由来の「糖」である
「デオキシリボース」や
「リボース」を大量に作っているのである。
※デオキシリボースは
リボースから細胞質内、
核内で作られる。
がん細胞が
ブドウ糖を大量に取り込めば
取り込むほど、
「ペントースリン酸回路」が亢進し、
「五炭糖」を大量に生産し
「核酸合成」が亢進し、
がん細胞の増殖プログラムの
設計図が、
たくさんできる。
がん細胞が、
なぜ、
大量のブドウ糖を取り込むのか?
答えは簡単である。
ブドウ糖という「六炭糖」を
大量に取り込み
がん細胞増殖のための
「核酸合成」をおこなっているのである。
※がん細胞の場合「塩基」が乱れる
※「五炭糖」以外のものは細胞質や血流から調達する(血管新生)
〜DNA〜
P(リン酸)−デオキシリボース(五炭糖)ー塩基(AGCT)
〜RNA〜
P(リン酸)−リボース(五炭糖)−塩基(AGCU)
くれぐれも、
がん患者に
ブドウ糖点滴を行ったり
糖質三昧の飲食をさせるべきではないのである。
一気にがん細胞の増殖に拍車がかかる。
我が国の医師たちは
このがん発症の仕組みに
無知である。
彼らがやるのは
手術、抗がん剤、放射線治療だけである。
そもそも、
ブドウ糖の取り込みががん細胞において
亢進してることすら知らない。
そのくせ、
がんPET検査はやりたがる。
がんPET検査が
ウォーバーグの理論で
誕生したこともご存じない。
救いようがないのが
日本のがん医療である。
そんながん医療に
希望を見出す
一億人が住む島国が
我らが
がんばろう、日本!
なのである。
P.S.
通常、
ブドウ糖の取り込みが亢進しているがんほど
増殖速度が速く、
転移性が強く、
難治性のがんである。
ブドウ糖の取り込みが
少ないがんは、
増殖の速度が遅く
転移の速度も遅い。
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