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昨日、同化とは何か?
異化とは何か?
簡単に説明した。
同化は、
栄養素を合成して
筋肉や脂肪などを大きくする機能を持っている。
子どもは、
成長が止まるまで、
同化優位な
生体プログラムが機能している。
しかし、
おとなは、
基本的には、
上皮細胞や皮膚など
細胞の新陳代謝が必要な場所で
地味な同化を行うことで、
収れんする。
しかし、
現代人をみてみよう。
おとなになっても、
同化を亢進させて
身体を
大きくしている。
これは、なぜか?
@同化ホルモンを必要以上に
刺激し分泌させていること
A同化ホルモン分泌する
食べ物を好んでたくさん食べていること
B異化を亢進させるほど
身体を動かさないこと
※同化ホルモンの代表格は
インスリンである。
以上、三つくらいの原因がある。
さらに昨日のおさらにになるが、
同化ホルモン分泌後に
二つの災いが体内で発生する。
@ATPの消失
ようするに脂肪酸合成などを
生体内で行うと
膨大なエネルギーが損なわれる。
※相撲部屋では、
大量のちゃんこを食べた後は、
寝たり、安静にしているようである。
A活性酸素の大発生
生体内が活性酸素の攻撃を受け
炎症体質に変化する
※動脈硬化、臓器の慢性疾患、精神疾患、
アレルギー他万病の元凶を作り出す。
では、なぜ、同化作用が存在し、
同化ホルモンが存在するのか?
ひとつには、
子どもに該当する
成長促進の目的がある。
もうひとつは、
我々大人の場合だが、
万が一、
飢餓状態に陥った時に
何日か水だけで
サバイバルできるように
栄養素を筋肉や中性脂肪として
ストックしておく機能がある。
この機能は、
ヒトが狩猟をおこなってきたときに
役に立った機能である。
狩猟は
ひじょうに難しい
アフリカの肉食獣をみていても
何日も獲物を手に入れることが
できないことがしょっちゅうである。
ただ、現代人は
どうだろう?
すでに、
1万2千年前に
中東のあたりで
小麦のような
穀物生産を開始し
社会的には
飢餓社会を脱している。
現代も、
我が国は
路上生活者などごく一部の国民を除くと
すでに飢餓社会ではない。
しかし、
我々は、
飢餓社会を卒業したが、
相変わらず、
同化作用を亢進させ、
今日もせっせと
大のおとなが
同化を亢進させ、
身体のサイズを大きくしている。
同化を亢進させるホルモンの代表格は
インスリンだが、
このインスリンを分泌を
一番刺激するのが
糖質である。
なぜ、糖質の摂取が
インスリン分泌を刺激するのか?
答えは簡単である。
脂肪、蛋白質、糖質
この中で、
一番、簡単にスピーディーに
同化作用が効率よくできるのが、
糖質だからである。
その簡単にスピーディーに
効率よく同化作用が働く機序を
記す。
糖質摂取
→血糖値上昇
→追加インスリン分泌
→脂肪酸合成
→中性脂肪の蓄積
糖質摂取すると
瞬時に血糖値が上昇する
(GI値が低いものは穏やかに上昇する)
そして、それを追いかけるように
追加インスリンがスピーディーに分泌される。
そして血中の有り余るブドウ糖を
取り込み素早く中性脂肪に変換する。
あなたが、
お昼に
ラーメン・ライスに
デザートのアイスクリームなんて食べたら
食後二時間後くらいには、
脂肪酸合成が始まっているだろう。
別にあなたがお昼に食べた
ラーメンが小腸に到着したときに
血糖値が上昇するわけではないのである。
ようするに、
おとなが、
本来、同化作用の亢進が
不必要な大人が、
同化ホルモンを刺激して
同化作用を亢進すると、
肥満するのである。
具体的にいえば、
脂肪酸合成、アミノ酸合成が亢進し
細胞が大きくなり
身体が大きくなり
体重が重くなるのである。
さて、ここからが重要であり
大きな問題が発生する。
大人でも
同化ホルモンの分泌が
脆弱な人がいる。
だいたいやせ型の体形である。
こんな人が、
大量に
同化ホルモンを刺激する食べ物
すなわち糖質を摂取したら
どうなるだろうか?
ヒトの生体は偉大である。
同化ホルモンの分泌が
体質的に脆弱な個性のヒトにも
ある種のセーフティーネットが存在する。
ただ、この場合、
飢餓時の蓄え(同化ホルモンの目的)を
達成することはできない。
なぜなら、肥満することができ中らである。
したがって、
同化作用を刺激する
食物を大量に摂取しても
同化作用に至らない。
痩せたままである。
ここからが
ヒトの偉大すぎる
生体メカニズムが機能する。
同化を刺激する
食べ物は糖質だが、
糖質を摂取すると
生体内では
ブドウ糖になる。
体内で余剰ブドウ糖を
貯蔵する生物は
貯蔵可能な生物は
存在しない。
なぜならブドウ糖の浸透圧が
強すぎるので、
細胞の水分が奪われ
活性が失われるからである。
ヒトの場合、
ブドウ糖ではなく、
浸透圧の低い
グリコーゲンで、
肝臓で100グラム
筋肉内に300グラム程度ストックはしているが
ブドウ糖のストックはゼロである。
血液中に血糖として4グラム
間質液中に4グラム
合計8グラムが
リアルタイムで代謝されているだけである。
(体重50キロのヒトで)
このように
同化作用が亢進しない
痩せの糖質大食いさんが、
同化を亢進させる
糖質を大量に食い続けたらどうなるか?
糖質摂取による
高血糖は
その浸透圧で
生体に良くない。
生体はそんなこと
十分すぎるほど
承知している。
しかし、
同化ホルモンが機能しない。
さてどうするか?
そんなときに為に
ヒトには
セーフティーネットがある。
臓器の上皮細胞は
ブドウ糖を分解して
乳酸に変換する
解糖系が
ひしめいている。
この
ブドウ糖を分解する
機能をもった
臓器の上皮細胞の解糖系で
高血糖を抑制して、
血糖値の恒常性を保つのである。
ただ、臓器の上皮細胞で、
大量のブドウ糖をむやみやたらに
解糖系に取り込ませ、
臓器の上皮細胞の
新陳代謝のエネルギーにする。
ただ、
臓器の上皮細胞の
機能として
新陳代謝があるにはあるが、
臓器の上皮細胞ごとに、
計画的に
細胞の生まれ変わり
入れ替わり、
細胞分裂が行われているのに、
高血糖の抑制に
臓器の上皮細胞の解糖系を
利用し続けると、
本来、
臓器の上皮細胞に
プログラムされていた
計画を破壊し、
無計画に
無理やり、
新陳代謝を
予定外に
乱発することになる。
そのブドウ糖の
予定外の大量の取り込みは、
臓器の上皮細胞の
新陳代謝のプログラムを破壊する。
具体的にいえば、
臓器の上皮細胞の解糖系
のう回路的な回路である
ペントース・リン酸回路で、
新たな核酸合成が行われ、
大量のブドウ糖の取り込みに適した
細胞につくりかえられる
プログラムが
ペントース・リン酸回路の
核酸合成によって引き起こされる。
これが、
癌細胞の核酸合成の瞬間である。
ペントース・リン酸回路は
繰り返すが、
核酸合成の為の回路である。
(脂肪酸合成、アミノ酸合成、ステロイド合成も含む)
核酸のベースになる「糖」は、
DNAの場合も
RNAの場合も
五炭糖である。
DNAの場合は、デオキシリボース(五炭糖)
RNAの場合は、リボース(五炭糖)
である。
ペントース・リン酸回路では、
まず、
ブドウ糖(六炭糖)が取り込まれ
リボース(五炭糖)に変換する。
その後、リボースからデオキシリボースに
変換される。
すでに、
このときの核酸は癌細胞のプログラムを携えた
核酸になっているのである。
癌細胞の核酸を合成する
ペントースリン酸回路では、
同時進行的に
脂肪酸合成、アミノ酸合成、ステロイド合成なども
行う。
結論を申し上げる。
インスリンのような
同化ホルモンが脆弱な
痩せの糖質大食いさんは、
糖質を日常的に大量に摂取しても
幸か?不幸か?
インスリンなどによる
全身においての
脂肪酸合成由来の同化作用は
起きないが、
あろうことが
皮肉にも
臓器の上皮細胞の
解糖系のう回路的回路
すなわち
ペントースリン酸回路で、
核酸合成、脂肪酸合成、アミノ酸合成などが
異常な勢いで亢進し、
特定の臓器の上皮細胞で
局所的な同化の亢進を引き起こしているのである。
皮肉なことだが、
糖質を摂取すれば、
インスリンが豊富な人は
全身が同化作用で肥満する。
インスリンの機能が弱い人の場合、
糖質の過剰な摂取による
全身の脂肪酸合成による
同化の亢進はないが、
時間をかけて、
水面下で、
臓器の上皮細胞の
解糖系(ペントース・リン酸回路)で、
高血糖に耐えうる細胞
ブドウ糖を大量に取り込める細胞
すなわち癌細胞の核酸合成が
進行しているということである。
結局は、
インスリンの分泌が脆弱で
脂肪酸合成の亢進による
全身の細胞の同化にはならないが、
痩せの糖質大食いさんは、
同化ホルモンを利用しないで、
ペントースリン酸回路を利用して
ブドウ糖の始末を行い
癌細胞というブドウ糖大量取り込み細胞を
体内に創造し、
特定の臓器の上皮細胞で
「ブドウ糖」由来の「局所的」な「同化」を亢進させ
癌細胞を増殖させるのである。
結果的に、
糖質を摂取すると、
全身の同化の亢進で肥満するか?
特定の臓器の上皮細胞で
局所的な同化が亢進して癌細胞をはぐくむか?
@短期的同化(インスリン分泌が豊富な人)
→全身における脂肪酸合成の亢進による→肥満
A長期的同化(インスリン分泌が脆弱な人)
→特定の臓器の上皮細胞で同化が亢進→癌
※この場合、癌患者の全身では異化が進むが、
この異化作用ではATPは生じないので
癌患者は癌細胞における同化作用(癌細胞の増殖)
全身の筋肉や脂肪の異化で疲弊していく
癌になる人のほとんどが、
大の糖質好きであったり
そんな人が癌患者になると
さらにその糖質好きに拍車がかかったり、
がんPET検査で、
ブドウ糖に瓜二つの物質を
身体に投与するが、
この癌検査のメカニズムは、
癌細胞が激しくブドウ糖を取り込む
特徴を利用しているわけだが、
まとめると
癌細胞が、
通常細胞の50〜100倍もの
ブドウ糖を取り込む理由は、
ブドウ糖(六炭糖)を取り込むことで、
ペントースリン酸回路で、
五炭糖に変換し、
リボース(五炭糖)をつくり
癌細胞を創造する為の
核酸合成をおこなうためである。
癌患者に糖質を与えたり、
癌患者にブドウ糖点滴を与えると
癌細胞のペントースリン酸回路の
癌細胞の核酸合成が亢進し、
がん増殖が止まらなくなるのである。
まあ、
我が国の癌医療は
手術、抗がん剤、放射線治療全盛で、
右肩上がりの売上が続いている。
そんな彼らは、
癌患者に
糖質たっぷりな病院給食や
患者が食欲がないからと言って
糖質たっぷりなプリンや
アイスクリームを与えたり、
食欲がないから
ブドウ糖点滴を
行っているのである。
まさに、マッチポンプとは
このことである。
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