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ダル重の原因はさまざまだが、その中の一つに脳の疲労がある(※写真はイメージ)
疲労の原因は実は「脳」にあった!〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170420-00000050-sasahi-hlth
AERA 2017年4月24日号
体がダルい。どうにも頭が重い。でもはっきりと名前が付く病気というわけではないから、病院には足が向かない。そもそも、平日の昼間に仕事を抜け出す余裕なんかあるわけない。これが、過剰労働社会ニッポンの「現実」だ。AERA 2017年4月24日号では「ダル重」を大特集。あまたある健康ビジネスに踊らされることなく、このダル重を解消するには、どうしたらいいのだろうか。
ダル重の原因はさまざまだが、その中の一つに脳の疲労がある。改善には、しっかりと睡眠をとることが必要だ。「東京疲労・睡眠クリニック」の梶本修身院長に、睡眠の質を高めるテクニックを聞いた。
* * *
「東京疲労・睡眠クリニック」には、40〜50代を中心にダル重症状を訴える人が続々と訪れる。院長の梶本修身さんによると、そんな疲労の原因は、実は脳にあるのだという。
仕事や運動により「自律神経の中枢」と呼ばれる脳の視床下部や前帯状回に負担がかかると、脳細胞で活性酸素が発生し、脳が酸化ストレスにさらされる「脳疲労」の状態に。すると、体を調節する自律神経の機能がうまく果たせなくなり、大脳の眼窩前頭野に「疲れた」というシグナルが送られ、「疲労感」が引き起こされる。
さらに、自律神経の機能は、20代以降、筋力低下よりもさらに速いスピードで衰え、眠りの質を下げるいびきを引き起こしやすくなる。加齢によって進む肥満や舌の筋肉の衰えも重なり、いびきをかく人の割合は30代で30%、40代で40%……と年齢に比例して増えていくのだそう。
「特に女性の場合、更年期が始まると寝息がいびきに変わる人も多いです」(梶本さん)
このため、加齢によって疲れやすく、睡眠で疲れも取れにくい「負のスパイラル」に陥ってしまう。
自分の睡眠の質や量が十分かどうかを測るには、以下の三つのチェック項目がある。
(1)朝起きた直後、身体がだるい
(2)起床後4時間後に眠くなる
(3)電車で座席に座ると一区間でも眠ってしまう──。
一つでも当てはまれば眠りの改善が必要だ。
「よく『私は寝つきがいいんです』という方がいらっしゃいますが、実は体が眠りを欲しているだけで、睡眠の質が低い方も少なくありません」(梶本さん)
眠りの質を高めるには、仰向けではなく、右半身を下にして横向きで寝ると消化器官に負担をかけず、より熟睡できる。さらに、夫婦で同じベッドで寝ている人の中には、相手のいびきや、体感温度の違いによって眠りが妨げられている人もいる。そんな人は思い切ってベッドを分け、間をカーテンで仕切ることも快眠につながる選択肢の一つだ。
さらに、梶本さんがリーダーを務めていた、大阪市などとの産官学連携の抗疲労物質の研究プロジェクトで、鶏の胸肉に豊富に含まれる「イミダペプチド」という抗酸化成分が、脳内の活性酸素の除去に有効だということも分かったという。
研究では、イミダペプチド200ミリグラム入りのドリンクを2週間以上摂取すると、味がそっくりなドリンクを飲んだ場合と比べ抗疲労効果があった。鶏胸肉で摂取するなら1日100グラムが目安だ。
毎朝スッキリ起きられる、脱ダル重生活には、睡眠と食改善による継続的な「脳ケア」がカギとなっているようだ。(編集部・市岡ひかり)
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