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癌は解糖系のペントース・リン酸回路で育まれる!(その3)
http://www.asyura2.com/16/health18/msg/365.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 2 月 03 日 10:14:43: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P
 


癌は解糖系のペントース・リン酸回路で育まれる!(その3)


生体内にブドウ糖が蔓延すると
生体を危機に陥れることは
既に書いた。
おさらいとしてその生体の危機を
以下に書いておく。

1.ブドウ糖の強い浸透圧で細胞の適正水分量が奪われるという危機

2.ブドウ糖の強い糖化作用で細胞が糖化してしまい機能しなくなる危機

さらに、
もし万が一、
あなたが、
糖質を大量に摂取してしまった時の
あなたの生体の対処法についても書いた。

おさらいの為にそれも
以下に書いておく。

@水を大量に摂取し、
 血液の全体量を増加させ、
 ブドウ糖の濃度を下げる。

(血糖値を血液を増加させ希釈して血糖値を降下させる手法)

※副作用として血圧が顕著に上昇する。
※塩分摂取時より高血圧は、はるかに持続する。
※この水分で血液量を増加させる手法は、
 生体に甚大な負荷をかけて、
 体力を消耗させ、
 免疫力を著しく低下させる。

 塩分過剰摂取時も同じことがいえる。

 翌朝、顔がむくんでいたら
 相当、身体に腎臓に負荷をかけた証になる。

 蛇足だが、酒を大量に飲んだ時にも、
 類似する症状があらわれるが、
 これも身体に強烈な負荷と負担を与えている
 ことに変わりない。

A追加インスリン分泌で血液中の
 ブドウ糖を取り込み血糖値を低下させる。

B臓器の上皮細胞で血液中の
 ブドウ糖を取り込み、
 解糖系で代謝させ
 ブドウ糖を乳酸に変える。


さて、
上記@とAは
救急車の出動的な生体の反応だが、

Bは、24時間持続的に起きている。

臓器の上皮細胞には
グルコース・トランスポーター1(GLUT1)という
ブドウ糖の運び屋(取り込み屋)が、
細胞表面に陣取って、
血液中にブドウ糖を発見すると
自律的にブドウ糖を積極的に取り込む。

糖質を好む日本人は、
年々、平均的な血糖値が上昇している。

高血糖は、
上記1と2を回避する為に、
絶対に阻止せねばならないということで、

臓器の上皮細胞は、
GLUT1という
ブドウ糖の強烈なスカウト・エージェントを
下僕として24時間、365日、
細胞の最前線に陣取らせ、
血液中のブドウ糖を強引にスカウトして、
己の解糖系で代謝させ、
己の細胞分裂のエネルギーにしようと
虎視眈々狙っている。

この臓器細胞のGLUT1による
強烈なブドウ糖の取り込み吸引力は、
自律的なもので、
追加インスリンの分泌がなくても、
24時間、365日稼働している。

ただ、
追加インスリン分泌が始まると
臓器の上皮細胞のブドウ糖の取り込みは、
他の細胞と同じく、
ブドウ糖の取り込みに拍車がかかり、
解糖系の亢進と
脂肪酸の合成が亢進する。

@ブドウ糖の取り込み亢進
A解糖系の亢進
B脂肪酸合成の亢進

この三条件を見て、
何かを感じる人は、
癌についてかなり学んでる人である。

上記@ABは、
癌細胞の顕著な特徴である。

臓器の上皮細胞は、
ご主人様のこの持続的な
糖質の過剰摂取に対し、
対応し、適応し、
応える必然性が
生体の適応反応として
本質的に発現する。

ようするに、
ご主人様が大量の糖質を食うので、
日常的に高血糖状態が続き、
悲しいかな、
それに対応しなければならなくなるのである。

これを受ける形で、

臓器の上皮細胞の
細胞質器質内の
変革が企図される。

今の上皮細胞の解糖能力には
限界があり、
ご主人様の高血糖を完全に抑制できない。

もっと解糖能力に優れた
細胞が必要である!

であれば、
上皮細胞の解糖能力を
大幅に向上させる必要がある。

上皮細胞の遺伝プログラムを
抜本的に変えて、
ブドウ糖の解糖能力の優れた
細胞に作り変える必要があると
考え、

細胞のつくり変え(変異)に
尽力するようになる。

この時に
にわかに浮上するのが、
タイトルの
「ペントース・リン酸化経路(回路)」である。

この回路は専門家の間でも、
ごく一部の研究者にしか
注目されていないが、

この「ペントース・リン酸化経路」が、
たび重なる
ご主人の高血糖体質に
順応させる為に
それに見合ったそれに適応した
癌細胞(大量のブドウ糖を取り込めるスーパー細胞)の
遺伝プログラムをつくっているのである。

通常は糖質制限をしていたら
この「ペントース・リン酸化経路」は、
亢進していないが、

糖質の過剰摂取が
長きに渡り継続すると
ある日、覚醒し、
鬼のように亢進し、
癌細胞の核酸(遺伝プログラム)つくりと
増殖の材料つくりに奔走するのである。

これが、癌の発症である。

ど素人の私は、
この
「ペントース・リン酸化経路」の「亢進」を
なんらかの形で「抑制」
あるいは「破壊」することで、
癌の増殖は抑制できるという確信を持っている。

以下は、
癌における「ペントース・リン酸回路」の考察である。


2015年4月に私は以下の投稿をした。

がんの増殖のメカニズムについてのあらたな見解
http://www.asyura2.com/14/iryo4/msg/507.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2015 年 4 月 16 日 12:30:02: tZW9Ar4r/Y2EU

※この記事では、
 ペントースリン酸化経路と言う言葉は
 出て来ないが核酸の合成は、
 ペントースリン酸化経路でしか合成できない。

ある開業医の先生が、
私のようなド素人が
がんの研究をしている
ということで、わざわざ、
老婆心で教えて下さった情報である。
内容は、
癌細胞の代謝をスーパーコンピューターで、
解析した結果報告である。

さらに、新井先生が、
以下の内容の書き込みをされていた。

このコメントでも、
ペントースリン酸化経路と言う
固有名詞は登場しないが、
核酸の合成は
ペントースリン酸化経路でしか合成できないので
これを意図としているのは明白である。


ガン細胞(悪性腫瘍細胞)とブドウ糖 新井圭輔先生FBより
http://www.asyura2.com/16/iryo5/msg/513.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2017 年 1 月 31 日 20:53:28: tZW9Ar4r/Y2EU QlJJQU4gRU5P

考察をまとめると

1.癌細胞がブドウ糖を大量に取り込むのは、
 ブドウ糖を増殖のエネルギーにしているからではない。

2.癌細胞が大量のブドウ糖を取り込む理由は、
 嫌気的解糖作用の迂回回路である
 ペントース・リン酸回路で、
 ブドウ糖(六単糖)を五単糖に変化させ、
 大量に核酸を合成し、
 次なる増殖に備える為である。

3.解糖系基本ライン

 ブドウ糖⇒解糖⇒ピルビン酸⇒乳酸
   ATP 2分子
 に囚われると、癌の本質や正体を見誤る。

4.癌増殖の司令塔であり実働部隊は、
 増殖の為のプログラム(核酸合成)構築や
 増殖の材料であるアミノ酸及び脂肪酸合成等は 
 解糖系の基本ラインではなく
 「ペントース・リン酸化経路」で
 育まれている。

5.癌細胞は己の複製をつくる為に
 癌細胞のブドウ糖取り込み口は
 大きく開いている。

6.癌細胞の複製能力は、
 いい加減なので、
 秩序だった増殖ができない。

 増殖の度に早い話が
 コピーミスを引き起こす。

 これは、生存のために、
 わざとコピーミスしている可能性が高い。

 したがって分子標的剤は
 ほとんどの場合、
 無効である。

7.ブドウ糖の取り込み量と、
 癌の悪性度は正比例の関係にある。

8.ブドウ糖の取り込み量と
 ペントース・回路での
 核酸の合成量は比例する。
 したがって、
 ブドウ糖を大量に取り込む
 癌細胞は増殖意欲に満ちている。

9.徹底的な糖質制限を行う癌患者と、
 普通に糖質を摂取し、
 ブドウ糖点滴を受ける患者では、
 その後の病状が明と暗に二極分化する。

10.徹底的な糖質制限を基本に、
  超高濃度ビタミンC点滴治療、
  メトホルミン、免疫賦活剤、
  SGLT2阻害剤等を
  臨機応変に投与することで、
  治癒への可能性が広がる。


〜まとめ〜

解糖系の本流ルート

ブドウ糖⇒解糖⇒ピルビン酸⇒乳酸
    (ATP 2分子)


これに囚われていては、
癌の研究は前進しないと思う。

癌の発症、
癌の増殖に関する機序は、
解糖系の迂回回路である
ペントース・リン酸化経路の中にあるのである。

ATP 2分子に囚われていると、
そこまでかもしれない。


「ペントース・リン酸回路」で育まれる
以下のものが、

核酸合成、脂肪酸合成、アミノ酸合成、
NADPH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸)
N−アセチルグルコサミン

どのように癌を発症させ
増殖させるのか?
この経路での
未知なエネルギーに注視して
研究を行うべきであろう。


 

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