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胎児、新生児、乳児、妊婦をみることでヒトの本質が見えてくる
胎児、新生児、乳児、妊婦に体質的に共通するものを
皆さん、
ご存じだろうか?
これを知っている人は、
相当、勉強している人である。
たぶん、みなさんは、
ご存知ないだろう。
それは、
血中のケトン体濃度が
ひじょうに高いことである。
何度も説明しているが、
ケトン体の血中濃度は、
糖質摂取を抑制すると上昇する。
(絶食しても上昇する)
しかし、
胎児、新生児、乳児、妊婦この四者とも、
糖質制限しているわけでもなく、
飢餓状態に陥っているわけでもないが、
なぜか?
高ケトンである。
この謎解きをやろうではないか?
以下に少しだけ申し訳ないがデータを
「ケトン体は人類を救う」から拝借します。
もっとデータに触れてみたい人は、
この名著を実際に手にとって
みることをお勧めする。
たとえば、
胎児と新生児と乳児の
平均ケトン体値は以下のようになる。
なお、その前に誤解がないように
注釈を入れておく、
権威医学が定義する
「ケトン体値の適正標準値は76」である。
したがって、
権威医学に依拠する産婦人科医であれば、
以下の高ケトン状態を見たら。
たぶん発狂するだろう。
「こんなに高ケトンなら
高ケトン由来のアシドーシスになる!」
と慌てふためくだろう。
※補足
「糖尿病性ケトアシドーシス」
という状況があるが、
この場合、
「高血糖」と「高ケトン」
そして「インスリン分泌不全」が
同時起きた時の病状である。
これが理解できないと
きょうの内容に入れない。
「糖尿病性ケトアシドーシス」は、
繰り返す。
@高血糖
A高ケトン
Bインスリン分泌行われない状態
この@〜Bの条件がそろった時に
発症する疾患で、
これが続くと、
死に至ることもある。
さて話を戻す。
胎児、新生児、乳児、妊婦、
それぞれが基準値を超える高ケトンだが、
@高血糖でもない、
Bインスリン分泌が枯渇しているわけでもない、
ので、ケトアシドーシスには該当しないのである。
権威医学の妄信者はこんな簡単なことが
理解できないようで、
「ケトン体」と名前を聞いただけで、
条件反射のように忌み嫌い、
震え上がるといった状態が、
もう、ここ20年も続いている。
仕方がない、
製薬会社の主導する
権威医学、権威医療、権威栄養学に
簡単に
思考停止して、
追随、依拠すれば、
そのようになってしまうのである。
老婆心で、
理解できない人の為に
宗田先生の名論文をこの記事の
最後に
宗田先生の論文のリンクを貼り付けておく。
それを読んで勉強して学んでほしい。
この論文は巷の医師が書く、
製薬会社の資金提供を受けていたり、
スポンサーの資金提供を受けていたり、
権威の意向で、
データをねつ造したりとは無縁の、
宗田先生が多くの勇気ある妊婦さんの協力を
得て書いた血と汗の結晶の純粋論文である。
したがって、
この論文で得をするのは、
言うまでもなく権威や
巨大製薬会社ではありません。
大衆に向けて書かれた論文を
読まないわけにはいかないでしょう。
この論文の恩恵に与れるのは
胎児、新生児、乳児、妊婦さんと
その家族である。
繰り返す、
決して巨大製薬会社の利益にはならない名論文である。
まさに反権威。
権威の重鎮たちが嫌がる内容である。
まさに痛快だが、
その前に
事実なのである。
この名論文を読めば私の下手な文章より、
100万倍理解しやすいだろう。
さて本題に戻ろう。
(以下のデータは、「ケトン体は人類を救う」より引用)
胎児の平均ケトン体値 1930.1(検体数98)
(妊娠6週から20週までの平均値)
生後四日目の新生児の平均ケトン体値 246.5(検体数99)
生後一カ月後の乳児の平均ケトン体値 366.7(検体数24)
数字は割愛するが、
生後四カ月後の乳児も高ケトン体値を示していた。
さて、
妊婦のケトン体値も
糖質制限している、
していないに関わらず、
ほとんどが、
ケトン体は高値を示している。
この謎解きも後日しよう。
糖質制限を行わない妊婦さんでも
基準値76を超える妊婦さんが
ほとんどである。
もちろん糖質制限を行うと、
2000〜4000の高ケトンになる。
今度は血糖値を検証しよう。
血糖値を調べると、
胎児の血糖値、
新生児の血糖値はともに35で、
極めて低い血糖値を
指し示している。
すなわち、
胎児と新生児の血液の特徴は、
「高ケトン」と「血糖値の低値(35)」
の二つに集約される。
この状況を踏まえ、
もう一度、
情報を整理してみよう。
胎児、新生児、 ⇒高ケトン、血糖値が低い
妊婦 ⇒高ケトン、血糖値は正常
生後四カ月乳児 ⇒高ケトン、
このことは何を指し示すか?
聡明な読者ならすぐに察しがつくハズである。
簡単に言えば、
胎児と新生児と妊婦には、
高ケトン状態が
我々哺乳類の
進化の過程で、
プログラムされているということである。
胎児と新生児に関して言えば、
肝臓と赤血球とグリア細胞以外のすべての細胞で、
ケトン体がエネルギー産生に利用され、
ATP 130分子を謳歌しているということである。
肝臓と赤血球とグリア細胞以外では、
ブドウ糖(解糖系)のエネルギー産生が
行われていないということである。
結局は
ブドウ糖(解糖系)のエネルギー産生(ATP 2分子)を
切り捨て、
高エネルギー産生の
ケトン体利用のミトコンドリアによるエネルギー産生に
大きく舵をきってシフトしたと言うことである。
簡単に言えば、
ブドウ糖(解糖系)のATP 2分子なら効率も悪く、
エネルギー産生も極めて小さい。
さらに代謝後に
乳酸が分泌され
細胞内が酸性に傾くという
マイナス面も避けたいと言うことである。
さて、
さらに、
胎児と新生児の低い血糖値35について
検証と考察を続けよう。
なぜ、
胎児と新生児の血糖値は低いのか?
簡単だ。
血糖値が35だと、
インスリン基礎分泌を起こさない為に、
35という低値を維持しているのである。
35であれば、
インスリン基礎分泌すら回避でき、
インスリン由来の
活性酸素の大量発生を回避できるからである。
もし、万が一、
胎児や新生児の血糖値が上昇すると
必然的にインスリン基礎分泌、
あるいは、インスリン追加分泌が始まる。
そうなると、
その副作用として悪しき活性酸素が
大量発生する。
活性酸素は
何度も説明しているが
変異原である。
遺伝子に傷をつける天才である。
胎児や新生児は、
成人と比較するとご存知のように、
まだまだ遺伝子に傷がつきやすい。
丸腰のような遺伝子である。
もし、万が一遺伝子に傷がつけば、
胎児の場合は奇形、
巨大化、
先天性疾患等の
リスクがひじょうに高まるであろう。
さらに、
新生児においても
もし、
新生児の成長段階で
活性酸素の洗礼シャワーを浴びると、
健やかなる成長に亀裂を生じさせるリスクが生じる。
(遺伝子損傷により後天的な心身の障がいや疾患の発症)
もう一点は、
特に新生児において、
血糖値の低値は、
白血球の活性に繋がる。
血糖値の低値は、
白血球の活性を亢進させる。
細菌感染やウイルス感染を
未然に防ぐ為に
35と言うという低い値を維持しているのである。
蛇足だが、
我々成人でも、
血糖値が120を超えると
白血球の免疫活性の75%消失をするのである。
このように、
新生児の細菌感染やウイルス感染は、
時として致命的なことになりリスクがある
それは、
絶対に避けたいのである。
あとは、35と言う血糖値であれば、
血流が向上し、
血中のケトン体を
速やかに全身の細胞に
行き渡らせる効果がある。
さらに、35という低値であれば、
肝臓、赤血球、グリア細胞以外の全身の細胞の代謝を
すべてケトン体代謝にシフトし続けることが
できるからにほかなりません。
このことは、
生命の黎明期、
生命の本質的な
エネルギー産生のあり方に
ヒントを与えてくれます。
胎児や新生児の
この高ケトンと血糖値の低値は、
ケトン体と水溶性の高エネルギー源を
血流と言うジェットコースターに乗せて
全身の細胞にスピーディーに
高エネルギーを運ぶのに最適な
血液状態が
高ケトンと血糖値の低値なのです。
我々が、産まれたばかりの赤ん坊を見て、
溢れる生命力
瑞々しい肌
命の泉の源泉の躍動、
究極の若さ、
等を感じますが、
これら根源は高ケトンと血糖値の低値にあったということです。
蛇足だが、
日常的に徹底した糖質制限を行っている人であれば、
定期的に断食をすると
35の血糖値でも、
事務仕事程度は可能になる。
次回は本日のテーマに付随して
本日の記事の補足と、
妊娠糖尿病、妊婦に関する記事を予定しています。
http://ketontai.com/archives/2248
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf
http://www.toukastress.jp/webj/article/2016/GS16-10.pdf
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