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認知症のスペシャリスト、白澤卓二先生
身近な食品の健康効果「オメガ3はココがスゴイ」「あの病気を狙い撃ちする注目食品」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160918-00008149-jprime-life
週刊女性PRIME 9月18日(日)10時30分配信
青魚、アマニ油、エゴマ油、くるみなどに多く含まれる「オメガ3」と呼ばれる不飽和脂肪酸。DHA、EPA、αリノレン酸がその仲間だ。オメガ3は心臓、血管の病気予防になることが最近知られてきているが、さらに、がんや脳の機能にも役立つという報告が続々と発表されている。
「認知症予防にはオメガ3を積極的にとりましょう」
とアルツハイマー病とアンチエイジングのスペシャリスト、白澤卓二先生(白澤抗加齢医学研究所所長)。
とはいえ、脂がのった青魚のお刺身を毎日、食べるのは難しい……。
「オススメは卵。必須脂肪酸のDHAやαリノレン酸が含まれており、生はもちろん、ゆで卵でも栄養価が損なわれません」
さらに効率的にとるために、同じく必須脂肪酸のEPAを加え、DHAとαリノレン酸を増やした最強の卵を、独自に開発したという。
「エサにアマニ油などのオメガ3を加え、放し飼いにした鶏の卵です。“卵で認知症予防”は、これからのスタンダードになると思います」
【「オメガ3」はココがスゴイ】
■乳がんリスクが低下
血中のオメガ3脂肪酸の濃度が高いと、肥満の閉経女性の乳がんのリスクが低下することが、米国ペンシルベニア州立大学の研究でわかった。
閉経した女性は乳がんリスクが高くなることが知られている。使用したのはDHAとEPAが含まれるサプリメント。食品では、青魚に多く含まれ、脂がのったところを生で食べるのがオススメ。
■脳の老化を抑える
DHAを含む食品を食べると、頭がよくなると言われていたが本当だった? DHAなどオメガ3脂肪酸が脳機能の低下を抑える、と独シャリテーベルリン医科大学が発表した。
オメガ3脂肪酸を含むサプリメントを6か月間、毎日摂取したら記憶力が改善されたという。物覚えが悪くなってきたら、青魚やくるみなどを食べよう。
■大腸がんでの死亡リスクを予防
脂がのった魚からオメガ3を多くとった人は、大腸がんでの死亡リスクが低下した、と米国の研究機関が発表。
DHAとEPAは以前の研究で腫瘍の増殖を抑えることがわかっていた。今回の研究では、大腸がんと診断されたあと、魚から毎日0.15gのオメガ3をとっていると、大腸がんによる死亡が70%も減ったという。
次は、健康にいいとされる食べ物の中でも、特に、がんや心臓病などの5大国民病に効果あり! と言われる食品・飲料をご紹介──。
あの病気を狙い撃ちする注目食品
身近な食品でコワーイあの病気が予防できるとあれば、試さない手はない。スーパーやコンビニ、花屋さんなどでたやすく手に入る、5つの食べ物・飲み物をピックアップ。
■「アロエ」が糖尿病患者の血糖値を下げる
便秘や二日酔いにも効果ありと言われるアロエベラ。食用アロエベラを食べると、空腹時血糖値とヘモグロビンA1cが下がると米国のメディカル・センターが報告。
糖尿病にかかっている人、またはかかったことのある人のデータを用いて分析したため、予防だけでなく糖尿病治療中にも有効かも。ただし、砂糖が入ったシロップ漬けのアロエベラはNG。生を入手して食べよう。
■「温州みかん」を食べると糖尿病になりにくい
1日に3〜4個の温州みかんを食べる人は、あまり食べない人に比べて糖尿病のリスクが57%減ったと浜松医科大学のチームが発表。脂質代謝異常の発症リスクも34%軽減されたそう。
温州みかんに含まれる色素成分に脂肪細胞の機能を正常化する働きがあり、リスク低下につながるのではないかと考えられている。
■「大麦」を食べれば心血管病、糖尿病予防に
1日3食、85gの大麦を食べれば、たった3日で血糖値やインスリンの値が改善されるとスウェーデンのルンド大学が報告。
大麦に含まれる特有の食物繊維が腸内の善玉菌を増やし、食欲や代謝に関わる重要なホルモンを分泌するとしている。大麦(押し麦)入りのごはんや大麦粉入りのパンで食べれば摂取しやすい。
■1日に1〜2杯の「コーヒー」で大腸がんを予防
ポリフェノール効果でコーヒーブームが来ているが、さらに1日たった1〜2杯でも大腸がんの発症リスクが26%低下すると、米国南カリフォルニア大学が報告。
1日に2.5杯以上のコーヒーを摂取すると発症リスクはさらに低下し、50%になるという。ポリフェノールだけでなく、結腸の運動を促進する物質も含まれるとか。
■「ブロッコリー」で認知症リスクとされるうつ病を予防
ブロッコリーに多く含まれる『スルフォラファン』という物質がうつ病を予防、再発リスクを低くすることが千葉大学と東北大学の研究で明らかに。
うつ病にかかった人は認知症のリスクも高い傾向が。ブロッコリーのなかでも、特にスプラウト(新芽)には高濃度のスルフォラファンが含まれている。
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