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IQも収入も高い奴に凡人が勝つための方法とは
IQの高さと収入額は比例する。では、頭が悪くても金持ちになれる方法は?
https://hbol.jp/124898
017年01月11日 HARBOR BUSINESS Online
昔から、金持ちにはIQの高い人が多いのは事実です。例えばビル・ゲイツのIQは160と言われ、レディ・ガガが160以上、ポール・アレンにいたっては170の大天才だと考えられています。
このようなトップエリートたちのIQと収入を調べたうえで、経済誌「フォーブス」の編集長であるリチャード・カールガードは次のように断言しました(1)。
「現代社会において億万長者になる最も確実な方法は、IQ150以上の知能を持って生まれ、SATの数学の試験で800点満点を取れるようになることだ」
知能指数とは脳の認知機能を計るモノサシで、この数値が高いほど記憶力や注意力、反応スピードが良いと判断されます。数理系の知識が重要な現代では、IQが高いほど年収が上がっていくのも当然のように思えるでしょう。
が、近年の遺伝学の調査によれば、人間のIQはおよそ80%が遺伝で決まります(2)。本当に収入がIQで決まってしまうならば、私たちのような凡人は、とても生まれつきの天才には勝ち目がありません。
実際のところ、IQはどれだけ収入を左右するのでしょうか?
■将来性を左右するのはIQよりも……
この問題について参考になるのが、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授が行った研究です。イギリス、アメリカ、オランダの3カ国で数十年にわたって採取された4つのデータセットを使い、数十万人のIQや性格、収入などの関係を長期にわたって分析しました。
その結果は以下のとおりです。
タテ軸の「決定係数」は、IQや性格と各項目にどれだけ強い関係があるかを表す数値です。
ご覧のとおり、どの分野においても、IQよりも「性格」のほうが格段に上。もちろんIQが高いほど収入が上がっていくも傾向もあるものの、性格に比べれば、その重要性ははるかに低いようです。
ヘックマン教授は言います。
『性格テストの結果を使えば、IQテストよりも、将来の収入や健康状態をうまく予想できる。(中略)さらに、IQと性格テストを同時に使えば、さらに予想の精度は上がる。』
■成功に必要な性質は2つ
全体的にみれば、確かにIQ70台の人よりもIQ120台の人のほうが、仕事をスムーズにこなす傾向はあります。しかし、いくら認知機能が高くても、締め切りを守らなかったり、対人関係がうまくいかなければすべては無意味。その意味で、結局は性格がいい人のほうが将来の成功をつかみやすいようです。
それでは、ここでいう「良い性格」とは何を意味するのでしょうか?この論文では、人間の性格を大きく5つに分わける「ビッグファイブ」が使われています。
「ビッグファイブ」は1980年代に確立された性格分類で、
・開放性:好奇心の高さ、想像力など
・誠実性:勤勉さ、忍耐、自制心など
・外向性:社交性、活動性、積極性など
・協調性:他人への共感、優しさなど
・情緒安定性:不安や緊張の強さなど
という5つの要素で人間の基本的な特徴を把握します。これまでの研究で、ビッグファイブの点数によって人間の行動がかなり予測できることがわかっており、現時点ではもっとも信頼できる性格テストだと言えるでしょう。
ヘックマン教授は、数十万人のビッグファイブと収入や健康状態の関係を調べ、人生の成功に必要な性格の重要度を割り出しました。その結果は、
1位 誠実さ
2位 開放性
というものでした。
IQが高くなくても我慢強ければそれなりの人生が歩めるらしい
脳の認知機能が高いよりも、ガマン強くて好奇心がある人のほうが収入は高く、健康でメンタルも安定した人生を送れるようです。
もっとも、これは観察研究なので原因と結果の関係がハッキリした話ではありません。が、子供のころにガマン強かった人ほど、大きくなってから社会的に大成しやすいのは、これまでに多くの実験で確認されてきた事実でもあります(4)。誠実性が人生の成功を大きく左右しているのは、ほぼ間違いないでしょう。
いずれにせよ、どれだけ生まれつき脳の認知機能が低くても、成功のチャンスは十分にあります。もちろん一朝一夕で良い性格になれるわけではありませんが、とりあえずは「誠実そうなフリ」をしながら暮らしてみるだけでも、少しずつ人生の成功率は高まっていくはずです。
1.COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 12月号
2.Kevin M. Beaver, et al. “A closer look at the role of parenting-related influences on verbal intelligence over the life course: Results from an adoption-based research design”
3.Lex Borghans, et al. “What grades and achievement tests measure”
4.ウォルター・ ミシェル「マシュマロ・テスト:成功する子・しない子」
<文/Yu Suzuki>
月間100万PVのアンチエイジングブログ「パレオな男」(http://yuchrszk.blogspot.co.id/)管理人。「120歳まで生きること」を目標に、日々健康維持に励んでいる。アンチエイジング、トレーニング、メンタルなど多岐にわたり高度な知見を発信している。NASMR公認パーソナルトレーナー。あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊し、一念発起で13キロのダイエットに成功。その勢いでアンチエイジングにのめり込む。
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