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2017年は、日経平均2万3000円 1ドル=130円!? プロが大胆予測(HARBOR BUSINESS Onlin)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/392.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 1 月 02 日 10:24:44: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

西原氏は年初の大統領就任式前後に調整が入ると予想。江守氏は年後半にアメリカのインフレ率上振れにより相場が失速する可能性を指摘


2017年は、日経平均2万3000円 1ドル=130円!? プロが大胆予測
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170102-00124119-hbolz-bus_all
HARBOR BUSINESS Online 1/2(月) 9:10配信


イギリスのEU離脱にトランプ勝利と、過去に類を見ないほどの大波乱に襲われた’16年。そんな大荒れ相場を見事に予言したプロが’17年相場を大胆予測!

◆アナリストが予想を外しまくった2016年。そんな激動の一年をほぼ的中させたプロがいた!

「申酉騒ぐ」の相場格言のとおり、’16年は大荒れの年だった。年初から中国の景気悪化懸念を受けて、日経平均、ドル/円ともに大暴落。2万円あった日経平均は2月には1万5000円割れを記録し、120円台にあったドル/円はイギリスの国民投票を受けて6月にまさかの100円割れへ。これでお先真っ暗かと思いきや、11月以降は米大統領選を経てV字回復するというありさま。Brexit(イギリスのEU離脱)とトランプ勝利という、2つの大波乱にマーケットは振り回されたのだ。

 それだけに、申年はマーケット関係者の予想がことごとく外れる、「アナリスト泣かせ」の年だったとも言える。表を見ればわかるように、主要な経済系メディアが’15年末から’16年1月にかけて掲載したアナリスト、エコノミストらの’16年相場予想は、その大半が“年前半”に日経平均、ドル円相場が高値を形成して、年後半にかけて下降線をたどるというものだった。背景にはアメリカの利上げ期待に伴う円安の進行、および7月の参院選に向けた日銀の援護射撃(追加緩和)期待があったためだ。

 だが、少なからず’16年相場を的中させたプロもいる。そんな稀有な“当たり屋”に、格言どおりであればまたもや大荒れ必至の’17年相場を占ってもらった。

「ドル/円のターゲットは130円。モルガン・スタンレーの来年の推奨トレード1位も、ドル/円のロング。1月20日のトランプ大統領就任式前後に一度失速する可能性があるものの、’17年は125円、130円と着実にドル高が進むでしょう」

 こう予想するのは、’16年2月に「ドル/円105円到達」を予言し、5月に的中させた元外銀為替ディーラーの西原宏一氏だ。9月以降は有料メルマガ等で100円台でのドル/円ロングをいち早く推奨した人物でもある。その確度の高い相場予想の背景にあったのは、独自の政治分析だった。

「2月のG20でドル高是正を目指した『上海合意』が噂されたことに着目して、ドル安に転換すれば15〜20%の調整はあるだろうと考えたことで、年前半の円高相場を予想できました。’15年のドル/円の高値125円から’16年6月のBrexit後の安値99円までの調整幅はちょうど20%だったんです。その後は、ドイツ銀行の破綻騒ぎに、事実上の緩和縮小と指摘された日銀の政策転換がありながらも、100円を維持できたので、これを反発のサインと判断しました。トランプ勝利は予想外ではありましたが、チャートの上げ下げに関してはだいたい予想どおりだったと言えるでしょう」

’17年相場を左右する可能性が高いのも政治だという。

「アメリカは’17年に3回の利上げを示唆している一方で、日銀は『長短金利操作付き量的・質的緩和』という方法で、長期金利(10年債利回り)が0%になるように国債の買い入れを行うというスタンス。日米金利差は拡大する一方なので、ドル高路線が継続するのは間違いないでしょう。さらにドル買いに拍車をかけると予想されるのがトランプ次期大統領の政策。海外での利益などを本国(アメリカ)に送金する場合の税負担を優遇する本国投資法の導入を公言していますが、この法改正だけで2000億ドル(約23兆円)近いドル買いが発生すると試算されています。4〜6月にはフランスの大統領選と国民議会選挙、9月にはドイツの連邦議会選挙があることから、Brexitの連想で大きな調整を挟む可能性はあっても、’17年末にかけてドル/円が130円を目指す可能性は高い」

◆アメリカのインフレ率が上振れるリスクあり!?

 酉年の波乱要因は欧州の選挙だというのだ。が、さらなる波乱を予想するプロもいる。’15年末の段階で「’16年前半に日経平均が1万4500円に急落する」と予言(6月のBrexit後の安値は1万4864円)し、前半相場で驚異的な的中率を見せたエモリキャピタルの江守哲氏が話す。

「12月のFOMCで3回の利上げが示唆されたことを考えれば、さらなるドル高の進展は必至。実は統計的に、共和党政権の1期目には平均12.8%もドル高が進んでいるのです。共和党が上下両院で過半数を獲得した時代には年平均でNYダウが14%も上昇している。総合すると、1ドル=130円に到達し、日経平均は2万3000円まで上昇すると見ています。ただし、高値奪取後には下振れの可能性がある。トランプ政権の国家経済会議(NEC)委員長に指名されたゲーリー・コーン氏はドル安論者なうえに、FOMCが示しているインフレ率の見通しも甘すぎるからです。米国のインフレ率は原油価格との連動性が強いにもかかわらず、いまだ9月時点の見通しを据え置いている。’17年初頭には原油価格が前年比50%以上の上昇率になるのが濃厚なことを考えると、米国の消費者物価指数は2.5〜3%近くに達し、日米の実質金利(名目金利−物価上昇率)差の縮小により、円高にシフトする可能性も考えられる」

 そうなれば、当然、日経平均もピークアウトしていくことに。江守氏は「早ければ’17年後半に円高・株安に転換するリスクがある」と見ているのだ。繰り返すが、格言どおりならば酉年も荒れる。トランプ相場に浮かれっぱなしの投資家は、くれぐれもご用心を!

【西原宏一氏予想】

’17年ドル/円高値

1ドル=130円

【江守 哲氏予想】

’17年日経平均高値

2万3000円

取材・文/高城 泰(ミドルマン) 池垣 完(本誌) 図版/ミューズグラフィック

ハーバー・ビジネス・オンライン
 

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