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日本を「1人あたり」で最低にした犯人は誰か 「世界最高の労働者」を活かせないという罪(東洋経済)
http://www.asyura2.com/16/hasan117/msg/145.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 23 日 12:43:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

          1990年代、日本の生産性向上が止まってしまった要因とは?(米国経済統計局、内閣府データより筆者作成)


日本を「1人あたり」で最低にした犯人は誰か 「世界最高の労働者」を活かせないという罪
http://toyokeizai.net/articles/-/150913
2016年12月23日 デービッド・アトキンソン :小西美術工藝社社長 東洋経済


日本は「成熟国家」などではない。まだまだ「伸びしろ」にあふれている。

著書『新・観光立国論』で観光行政に、『国宝消滅』で文化財行政に多大な影響を与えてきた「イギリス人アナリスト」にして、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社社長であるデービッド・アトキンソン氏。

彼が「アナリスト人生30年間の集大成」として、日本経済を蝕む「日本病」の正体を分析し、「処方箋」を明らかにした新刊『新・所得倍増論』は、発売3日で2万5000部のベストセラーとなっている。その中から、「日本人の生産性向上を妨げる犯人」について解説してもらった。

■生産性向上なしに、日本の問題は解決しない

         

前々回(「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実)と前回(日本は、ついに「1人あたり」で韓国に抜かれる)の記事で、日本の生産性が他国と比べて相対的に低下している現実を指摘し、生産性向上の必要性を訴えてきました。

このような主張をしていると、必ず「生産性向上など必要ない」という意見をもらいます。しかし「GDP=人口×生産性」です。

人口が増えない中で、生産性を向上させないなら、これから確実に増える社会保障費をどうやってまかなうのか。先進国の中で貧困率がトップクラス、まさに「ワーキングプア大国」という現実をどう解決するのか。「生産性向上など必要ない」と主張する方にはぜひとも教えていただきたいのですが、納得のいく意見を聞いたことがありません。妙案がある方がいらっしゃいましたら、ご連絡をお待ちいたします。

さて、記事への反応の中には、「問題提起だけで解決策が書かれていない」という批判もありましたので、今回はその点を解説していきたいと思います。

まず、「あなたの会社の生産性は、こうすれば上がります」などという魔法の杖は存在しません。各企業が抱える問題はそれぞれですから、対応策も異なります。私自身、小西美術工藝社という300年以上続く会社の経営者として日々生産性向上に努めていますが、うまくいくことばかりではありません。さまざまな抵抗や反対にあい、改革が遅々として進まないことも珍しくありません。

ですが、ひとつだけはっきりしていることがあります。それは、「生産性が相対的に下がったのは、誰のせいか」ということです。「誰が生産性向上の責任を負っているのか」と言い換えても構いません。

■生産性低下の犯人は「長い会議」などではない

記事に対するコメントを拝見していると、「犯人探し」が盛んです。たとえば「会議が長い、根回しが大変、働き方が非効率。だから日本は生産性が低い」という意見がありました。たしかにそれらは日本の特徴かもしれませんが、別に今に始まった話ではありません。日本の生産性の伸びがほぼ止まったのは1990年代からですので、説明要因としては不十分でしょう。


為替調整済みの生産性の推移。これを見ると、「古くからある日本の特徴」は、生産性停滞の直接の原因とは考えられないことがわかる。なお、過去のデータが存在しないため、購買力調整は行っていない(出所:米国経済統計局、内閣府データより筆者作成)

他にも、「画一的な教育が悪い」という意見もあります。かつて日本の教育は、「世界一勤勉な労働者を育成している」と高く評価されていましたが、最近では「個性やクリエイティビティを養うことができない」と言われ、さまざまなところでやり玉に挙がっています。

私は日本の教育を受けたことがないので、日本の教育制度の是非を論じることに抵抗がありますが、外国人の視点から言わせていただくと、このようにかつて良いとされていたことが時代遅れと批判される現象の根底には、「経済の停滞」があるのではないかと考えています。これは世界的にもよくあるパターンです。

たとえば、英国経済が低迷していた時代、私の母校でもあるオックスフォード大学は痛烈な批判に晒されていました。「アカデミズムに偏りすぎで卒業生はビジネスに向かない、社会で本当に役立つことを教えていない」という、どこかで聞いたことのある批判がなされていたのです。

ですが、経済が好転した今、オックスフォード大学の評価は180度変わり、2016年には「世界一」と言われるまでに復活しました。では、オックスフォード大学は何か変わったのでしょうか。いえ、オックスフォード大学の制度も文化も、12世紀からそれほど変わっていません(もちろん、多少の「調整」はしています)。にもかかわらず、経済が好転すると「成功の主要因」のように語られるのは、興味深い現象です。

日本の教育に関する議論にも、同じことが言えるように思います。もちろん、日本の教育に何も問題がないとは言いませんが、それを「生産性停滞の犯人」と決めつけるのは、冷静に考えれば早計だと思います。

また、「日本人が勤勉でなくなった」という意見もあります。こういった人は、「働く人ひとりひとりが生産性を意識しなければいけない」という主張になりがちです。

大変立派な姿勢ですし、生産性を高められれば、もしかしたらその人のお給料は上がるかもしれません。しかし、すべての労働者にそれを求めるのは、一言で言えば「過剰な期待」です。

労働者が自主的に生産性を高めることなど、世界の常識に照らせばあり得ません。「生産性が低いから会議には出ません、報告書も書きません」と言って許されるとは思えませんし、そもそも、労働者には生産性を上げる義務も、インセンティブもありません。

日本では「従業員も経営者目線を持ちなさい」と言われることがあるようですが、そう言うならば、労働者にも経営者と同じだけの給料を支払わなければいけませんし、同じ権限を与えないと理屈が通りません。

そもそも、経営改善は経営者の仕事です。だから「経営者」というのです。生産性の改善とはとりもなおさず「経営改善」のことですから、生産性を改善していく義務は、第一義的に経営者にあるはずです。極めて単純な話です。

国連の調査によると、日本の労働者の質は世界最高と言われています。世界最高の労働者から、先進国最低の生産性しか引き出せていない。私には、日本の経営者の「罪」は決して軽くないと思わずにはいられません。


高スキル構成比とは、「高スキル労働者」が全労働者に占める割合。主に数学的思考能力、識字能力、ITを使った問題解決能力などをベースに国連が独自に算出している(出所:国連データより筆者作成)

■生産性を向上させないと、社会保障が守れない

日本は今、年金、医療、介護に加えて、貧困、ワーキングプア、国の借金など、非常に多くの問題を抱えています。だから安倍政権は、600兆円というGDP目標を置き、女性の活躍、給料の引き上げ、内部留保の活用などを訴えています。人口が増えない中でGDPを増やすというアベノミクスの目標は、生産性を高めていこうということと同義です。

この目標を達成するため、日本政府は公共投資、減税、低金利に続くゼロ金利とマイナス金利、円安誘導に規制緩和と、さまざまな手を打ってきました。政府は企業経営こそできませんが、それ以外にできることはほとんどやっていると思います。しかし、経営者は生産性向上のために動き出していません。「生産性を向上させるべき」という意見に賛同していないのか、その必要性を認識していないのか、自分の責任を感じていないのかはわかりませんが、動き出していないのは明らかです。

私は本を出版する前の2年間、経営者が動き出さない理由をずっと考えていました。さまざまな仮説を立てて、データを分析して検証をしましたが、満足のいく説明はできませんでした。ですが、夏休みのある日、鎌倉のビーチで悟りました。「経営者のモチベーション」こそが問題であると。

日本社会が抱える問題は、経営者にとっては「関係ないこと」です。どれほど社会保障費が膨らんで国の借金が増えても、どれほどワーキングプアが増えても、経営者は困りません。経営者には、自社に対する責任しかないのです。

それに拍車をかけているのが、「日本型資本主義」という幻想です。多少極端な言い方ですが、「大切なのは利益ではない、合理性ではない。仕事は『道』である。日本の精神性を捨てるべきではない」などと言って、生産性改善に向かわない「怠慢」をごまかしてきました。いい加減な経営をしても、内部からのプレッシャーもありません。外部の不満が募って、たとえば敵対的買収の動きになっても、政府に頼んで規制で守ってもらってきました。事実、日本は1990年代から「世界一株価が上がらない国」になっています。

昭和の時代なら、このやり方でも何とかなっていました。それは人口激増という恩恵があったからです。利益を気にしなくても、人口が増えるから、利益は後から自然についてきました。つまり、日本型資本主義は、単なる「人口激増依存型資本主義」だったのです。人口増加が止まった1990年代初頭に経済成長も止まった事実からも、それは明らかです。

しかし、今は平成です。人口横ばい時代を経て、人口激減時代に入っています。日本型資本主義を支えた基礎条件が変わったのですから、いまだに「日本型資本主義」などといって甘えることは許されません。いま「日本型資本主義」などと言っているのは、まるで「天動説」を信じ続けている人を見たような滑稽さを感じます(この点については、回を改めて詳しくご説明します)。

■生産性向上のため、政府は「外圧」となれ

日本政府は、今まではずっと経営者を信じて、プレッシャーをかけてこなかったどころか、「ハゲタカ」などとも言われる外資系金融機関から日本企業を守るという形で、プレッシャーを軽減してきました。人口激増時代には、それで問題ありませんでした。しかし、人口増加が止まった今、この政策はうまくいきません。では、どうすればいいのでしょうか。

私は、政府が公的年金などを通じて「日本一のアクティブ・シェアホルダー」となり、各社に生産性を上げるように強制するべきだと考えています。生産性を上げられない、無駄な内部留保を活用できない経営者は、有能な経営者が現れるまで首を切るべきでしょう。

世界一有能な国民を預かっている以上、経営者には仕事を効率化し、生産性を上げていく義務があります。給料を抑えるだけという単純な戦略ではなく、「本物の経営」をするようにプレッシャーをかけるべきです。そのプレッシャーによって、経営者は株価を継続的に上げる経営をせざるをえなくなります。各社が努力をして、生産性を上げます。その努力の積み重ねによって、GDPは増えるのです。

「そんなことをすると、リストラによって失業者が増える」という反論が予想されますが、今や、人が足りないから移民を迎え入れようという、極めて危険な動きがあります。移民にはさまざまなリスクもあります。人が足りないなら、今いる労働者の生産性を上げていくことによって補えばいいのです。こんなに生産性が低いのですから、移民を迎えることを考える前にやるべきことはあるはずです。

極端なことを言えば、今までの日本の経営者は、「経営」をしてきませんでした。激増する人口という恵まれた環境に甘えて、「管理」をしてきただけです。今となっては不幸なことに、それで大成功を収めてしまいました。この大成功の幻想を追うあまり、人口減少時代に求められている経営に気づけないのだと思います。

これからは経営者という立場の人たちには、きちんと「経営」をしてもらわないといけない時代に変わりました。経営者が危機感を持たず、人口減少時代にふさわしい「経営」をしないなら、強制的にでもさせるしかありません。

「アメリカのような極端な利益至上主義は人を幸せにしない」と言われます。その通りです。しかし、アメリカの極端な「利益至上主義」に対する批判を、日本の「利益否定・生産性軽視」の口実にしてはなりません。

何度も言いますが、生産性を高めないかぎり、増え続ける社会保障を維持することも、先進国でトップクラスの貧困率を改善させることもできないのです。アベノミクスの真の狙いは生産性を上げることです。それを意識して、実行に移す以外に、日本が再生する方法はありません。



 

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コメント
 
1. 2016年12月23日 16:10:50 : vAT9DA47wX : 2lCBf1qwfJ0[3]
人口停滞は2000年以降に起きているから、1990年ころからの生産性停滞は、人口減が原因とはいえないのでは?
90年ころの出来事といえば、日本国内にパソコンが普及し始めて、インターネットがやってきたころだ。米国産PCが国産PCに取って代わってきたころに一致する。アップル、Windowsの普及と重なっている。ハードウエアに関してはかろうじて、アップルを除けば国産PCが踏みとどまったが、インターネット関連の機材はほとんどがアメリカ製だった。なぜ国産でネット機器が開発・販売されなかったかといえば、ほとんどの特許をアメリカ企業が持っていたからだ。

90年代の日本の経済停滞は、80年代から用意されていた。80年代の日本といえば、半導体生産が世界一で、産業の米といわれたICをバカの様に生産していた。電子産業の基盤である集積回路技術を極めれば、世界市場を制覇できると信じていたわけだ。それが大きな間違いだった。生産技術は簡単に模倣され、台湾、韓国に追い上げられ、円高で国内から工場が流出する。

80年代のアメリカでは、パソコン通信からインターネットへとちゃくちゃくと基盤技術が開発されていた。既存の電話網を高速通信に変えるADSLも開発されていた。いっぽうの日本ではISDNが次世代通信として普及が始まって、パケット通信網が出来上がりつつあった。これが21世紀になって日本をスマートフォンの後進国にした原因になった。

90年代前半、ISDNを維持するためにNTTによるADSLつぶしが行われた。これが日本を光速インターネットで数年遅らせる結果を招いた。数年とは、日本のネットインフラを遅らせて、アジアのノードをシンガポールに取られるのに十分な時間だった。高速インターネットに対応したサーバー技術も遅れることになった。90年代中ごろ、ガラケーが登場、80年代に作ったパケット網を利用したi-modeが普及する。これが日本をスマホ後進国にした。

生産性という言葉は抽象的過ぎて、もっと具体的な言葉で表現しないと、経営者は理解できない。70年代、アメリカは自動車、電気、電子を日本製で奪われた。しかし、アメリカは次の産業を必死で探し、80年代にはインターネットの基盤を用意して90年代に巻き返すことに成功した。90年代から始まる日本の経済停滞は、80年代に次世代の産業を見極めることができなかった日本の経営者の怠慢が原因だ。

中国、東南アジアに囲まれた現在、日本は70年代当時のアメリカよりも悪い条件に晒されている。次世代のAI、ロボットにしても日本の優位性はほとんどない。よほど革新的なベンチャーを起こすしか、日本経済の復活は不可能だと思う。


2. 2016年12月23日 17:38:03 : kickrAbeSQ : jrhURKVp9gY[38]
STAP細胞の特許出願、米ハーバード大学が世界各国で…今後20年間、権利独占も
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15184.html

3. 佐助[4114] jbKPlQ 2016年12月23日 19:14:42 : xycDENzAlY : QRRRzMIJdWw[31]
自民党の保守的政治と経済界のあぐらと企業が既得権益を失いたくない。1%の富が99%の不幸政策を国民の25%が求め,権力者が喜んで進めたからでしょう。

それと新自由主義経済システムによるケインズの前提反転思考革命(限界効用学説と呼ばれている)によって、理想や義務から解放された。これが一番。

元々経済学の目的は、貧しさから開放し、格差をなくし、失業をなくし、国と企業と個人を富ませるためであるという理想を抱いていた。だが1%の富と権力者の横暴が破壊させた。

企業の横暴は,政治が福祉政策をおろそかにしていたものを企業が福利厚生や労働協約で,手助けしていた,だが,労働組合の御用化ですべてを捨てた。ようするに派遣化。

新自由主義経済システムは,企業に任せた福祉を切り捨て,企業に投資した開発・研究費をゼロにした。しかし天下りや原発(もんじゅや核融合発電など軍需産業にムダに投資した)は逆に大判ぶるまいばらまきをした。海外のばらまきも痛い。


同時に経済の変遷を認識できない政治と経済の指導者
1972 年ニクソンがキンドル交換停止後のフロート化で、日本、米国、ブラジル・中国・インドは、十年ごとに弾きながら、世界信用恐慌を進行させてきた。

これは世界の基軸通貨が金とのリンクを維持すれば、世界の通貨交換(為替)は安定する。だが、金とのリンクを停止すると、世界の通貨交換は金の枠組みから自由となり、為替はフロートになる。すると、各国の通貨は膨脹しバブルとなるのです。

ニクソンショックのバブル景気で世界は急成長するが、90 年に、日本で最初のバブルが破裂、2010 年には米国で破裂した。日本も輸出の神風が吹き大量消費・大量生産時代が到来し生産性が向上した。

ニクソンのキンドル交換停止から40 年目の2012 年、ユーロ通貨バブルははじけ、ブラジル・中国・インドのバルブもはじけた。2015 年にやっと政治経済の指導者は認識した。リーマンショック後も中国のGDPが二桁成長しているので、景気回復の牽引車になると期待してきた。2025 年前後に一党独裁支配制度の自壊することも認識できない。

しかし2008 年のリーマンショック発生後に世界信用縮小恐慌の収束を、古い経済学の常識にまかせたので、三年ごとに三段階で世界と各国の信用が縮小し、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなること。その世界経済の傷口が回復するのに、2025 年までかかることになる。

2017 年になっても、世界信用縮小恐慌の渦中にあることを認識できない政治と経済学者は多い。しかも住宅土地永久上昇神話は崩壊している。

そして自国の農業畜海産と対外競争力の低い中小企業を犠牲にしても、関税障壁を低くし、外資を導入し、土地や株のバブルを復活させると信用縮小恐慌がみえなくなる。

しかも石油輸出国も、40 年目に政治的自由の要求に譲歩し、政治体制を維持するが、戦後80 年目の節目には、民衆蜂起によって指導者層は分裂し、自壊することを避けるのは難しい。

どんな政治体制も経済体制も、個人と企業と国家レベルごとの利己的な行動と思考が不一致になり、矛盾が拡大分裂する。そのため、40 年ごとに改革し、80 年ごとに大革新が必要となる。

日本は三百年以上の長期政権も、40 年ごとに改革され80 年ごとに革新されたが、最後は停滞し自己崩壊するのです。

従って小泉政権で小泉式構造改革が行われたが,新自由主義経済システムによって賃金体系や社会保障や開発など日本を牽引してきたことがすべて削られ,消費税と緊縮財政によって国民に耐乏を押しつけ格差が拡大した。アベノミクスで1%の富のために99%不幸になる政策が進み。取り返しが出来なくなった。

しかも日本は資本主義制度の存続に成功してきた。だが、既得権益を失いたくない,ライバルの社会主義国家が自壊すると改革を停滞させたのです。

こうして一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。

資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。

社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

これは既成政党の腐敗・不信と二大政党制の機能不全とつながる。2030年過ぎると行き詰まる資本主義にも新たなる進歩的な経済が生まれるために改善していく。


そして円高になると生産工場を海外移転。海外商品の輸入拡大。国内の雇用の悪化や中小企業の縮小倒産を避けようとせず、平気で行動する。個人は自衛手段として、給与が下がっても我慢し、家族や個人第一主義を捨て、企業第一主義に思考を切り換える。

しかし、自分の工場が閉鎖され、企業が生き残ろうとすると、個人は企業が破滅する抗争でも避けない。その抗争が国体(政治や経済制度)を破壊転覆する影響ありと判断されると、国家権力と総資本が動員され、労働者は敗北が避けられなくなる。

国家権力は、40 年ごとに、古いルールを破壊する思考行動の容認改革派と弾圧派に分裂し、改革に成功する。80 年前の革命を直接体験した国民が少数派になると、低い平等より自由を求めると、国家は自壊し民族ごとに分割し、連邦制度は崩壊する。法則から逃れられなくなるためです。


これらをすべて解決させ繁栄させることができる
政治と企業が、信用恐慌から早期脱出するためのマニフェストは、次期産業革命へ大胆にシフトすることです。

次産業革命とは何でしょうか?  ずばりパリ協定です。

次産業革命とは「放射能・CO2を発生させない動力」への転換革命です。すでに実用化されていますが、大企業は既得権益(設備・技術)を失うため、国家から補助金をもらいながら、ゆっくりと進行させたいと考え抵抗し拒絶しています。

次産業革命に早期シフトした国家は、CO2の発生を75%減らすことに成功すると同時に、世界の技術革新をリードし、全産業を活性化させることができます。又、第二次産業革命に早期シフト企業は、大不況下でビジネスを飛躍できます。

抵抗する大企業は解体し再生すべきです。

だが信用恐慌の早期脱出のためのマニフェストの実行が遅れているので、地方銀行の取り付け騒ぎや倒産が避けられなくなる。そして、予告どおり全国の銀行のモラトリアムが世界中で発生する。


4. 佐助[4115] jbKPlQ 2016年12月23日 19:21:45 : xycDENzAlY : QRRRzMIJdWw[32]
STAP細胞については,新発見は握りつぶされるものです

これは、古人の「新しい酒(テクノロジー)は、新しい袋(スタイリング)に入れるべし」の鉄則を無視するためだ。

「新発明が既存の既得権やシステムを否定する時、新発見は握りつぶされる」という寓話は、資本主義の欠点だけを糾弾する人間の幻覚だと思われてきた。しかし、

肥大化した企業によって拒絶され遅延される。その結果として、肥大化した企業の凋落を加速させ、産業の旗手が交代するのを、人類は体現することができると予告できる。

STAP細胞は日本の大企業の消失劇を体現する,前兆でしょう。間違いなくあぐらをかいた日本の企業の消失がある。


5. 2016年12月23日 19:28:23 : 3E76uVCkj6 : nVgKMnZYopg[701]

 愛は 主たる原因は グローバリズムだと考えている 

 日本は グローバリズムに 対応できなかったのだ

 ===

 その最大の根源は 「英語教育」だと思う

 日本は 所得倍増時代に 幼稚園・小学校で 英語教育を徹底的にして

 ネイティブ・スピーカーを育てるべきだった と考えている

 ===

 日本人は 海外に出ていかずに 日本国内だけで せっせと 技術を磨いてきたのだ

 それが うまく行った 部分と 真が止まった部分とがあるよね〜〜
 


6. 2016年12月23日 22:05:51 : xO0GRg7kZE : LKjZxr8Sn5s[2]
傲慢で怠慢な経営者の下でなるべくして衰退した、という事ですね。
支配層をパージできない限り再起は不可能だと思われますが。

7. 2016年12月23日 23:02:36 : bKdIWhP3bc : GynplKk0SLo[1]
Princes of the Yen ーYouTube
http://youtu.be/p5Ac7ap_MAY
を見れば答は明らかです。
日銀というトロイの木馬が犯人です。
特に、前川、三重野、福井 がその犯人です。
この動画には、シャンティフーラさんが日本語字幕を付けて下さっていましたが、
それは無くなり、暫くは 英語字幕が付いていましたが、それも今は無くなりました。
よほど 見られては困るものと 見えます。

8. 2016年12月24日 08:19:37 : UBfhaik72I : cysEh5Sbwt0[2]
7の訂正。
タブレットで日本語字幕のものを見るには、縦に点が3個並んでいるマークの部分を
押して、選択して PCサイトモードにし、現れた歯車の部分を押して、
字幕言語を押して 【日本語】を押すと 日本語字幕のものが見ることが出来ます。
多くの言語の字幕が有ります。スマホも同様だと思います。

9. 2016年12月24日 10:30:17 : MpDEIVgNks : 5Q94bm6tEZA[23]
>生産性の改善とはとりもなおさず「経営改善」のことですから、生産性を改善していく義務は、第一義的に経営者にある

その通りで、近年労働分配率を下げて経営の安定化を図ってきた無能安易な経営者が多くなっているのです。また、政府に期待をして単に既存事業のグローバルな拡大展開だけでよいだろうとしている。もっと社会の今後を展望し事業内容を革新していくことが不可欠であることを認識する必要があろう。


10. 2016年12月24日 11:32:49 : l0m3syUoPY : LmS@bkDTvsI[1]
生産性が上がらなくても労働者の賃金を下げれば企業は儲かる。同じ利益でも法人税を減税すれば企業の内部留保は増える。それでよい。 by 経団連。

11. 2016年12月24日 19:07:27 : RQpv2rjbfs : DnS7syXjc2g[472]
ワークシェアリングが進んでいると言いたまえ、労働生産性をあげたところで余った時間を遊んでいれば同じだ、娯楽のない日本では仕事も大変重要な娯楽なのだ。

所得と生産と生活水準が最重要だ、労働生産性などというわけのわからない基準など糞だ、企業の利潤追求以外にほぼ意味がない、企業の利益イコール消費者と労働者の不利益だ。


12. 2016年12月24日 23:00:28 : xO0GRg7kZE : LKjZxr8Sn5s[3]
>娯楽のない日本

引きこもりの方ですかw
いや引きこもりすら腐るほど娯楽があるのが日本では。


13. 2016年12月25日 22:03:53 : s2AFUpxYkg : TYx4EfbTxLs[2]
7のYouTubeのものは、タブレットでも FireFoxなら プライベートタブにすると
スイスイと日本語字幕のものが見ることが出来ます。

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