http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/622.html
Tweet |
カジノ解禁のパチンコ業界への影響は?
パチンコ業界 カジノ解禁に活路を見出せるか
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161212-00010000-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 12/12(月) 16:00配信
カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備推進法案が、参院内閣委員会で審議入りし、12月14日の今国会会期末までに法案が成立することも予想されている。カジノ解禁により、恩恵を受けるのはどんな企業なのだろうか。
カジノ構想については、1999年に東京都の石原慎太郎知事がカジノ誘致を表明したことに始まる。その後、2010年にカジノ解禁を目指す超党派の「国際観光産業新興議員連盟(通称カジノ議連)」が発足した。最高顧問は安倍晋三首相が務めた。カジノ法案は2013年の臨時国会で廃案とされたが、2014年にはシンガポールにカジノを含むIRを視察した安倍首相によって「日本の成長戦略の目玉」に位置付けられた。カジノは現在、125の国・地域で合法とされており、G7(先進7か国)の中でも合法化されていないのは日本だけとなっている。
IRは、カジノを中心に、ホテルやショッピングモール、スパや国際会議場などを備え、家族連れなどカジノを目的とする人以外でも楽しむことができる集客力のある複合施設。安倍首相も視察したシンガポールでは、2つのIRが開業した2009年から4年間で外国人観光客数が20%伸び、観光収入は1.5倍となっている。もちろん収入増に伴う税収の拡大が見込まれる。
一般的に、カジノ解禁で恩恵を受ける企業は、不動産開発や鉄道、建設、警備、レジャー、ゲーム、旅行会社と多岐に渡る。その一方で、カジノ解禁によって打撃を受けるとの見方もあるパチンコ・パチスロ関連企業も、成長のチャンスを模索している。
パチンコ業界は遊戯人口が減少しており、市場は縮小の一途を辿っている。市場規模は規制強化の影響で1999年の28.4兆円から2014年には23.2兆円にまで縮小。さらに追い打ちをかけるようにパチンコ遊技機で「のめり込み対策」が強化されたことも影響し、厳しい環境となっている。参加人口は1860万人から1070万人と半分程度にまで減少。公益財団法人 日本生産性本部がレジャー白書で調査を開始した1995年には2900万人いた参加人口は3分の1となった(出典:公益財団法人 日本生産性本部 「レジャー白書2016」)。
そうした状況もあり、縮小する国内パチンコ市場から海外カジノ市場に進出しているパチンコ企業も少なくない。カジノは、パチンコ業界にとっては、遊技機開発と販売のノウハウが活きる分野でもあるからだ。
例えばコナミホールディングス(東証1部・9766)はアメリカ・カナダ・オーストラリアなど世界各地の主要カジノでライセンスを取得しているほか、シンガポールやラスベガスに遊技機を提供している。また、マルハンやダイナムジャパンホールディングス(香港上場・6889)といったパチンコホール運営企業もカジノに参入している。
セガサミーホールディングス(東証1部・6460)もマカオのカジノ施設にカジノ遊技機を設置するほか、韓国では既にカジノ施設を運営しており、2014年11月には韓国カジノ最大手パラダイスグループと合弁会社「パラダイスセガサミー」を設立し(出資比率:パラダイスグループ55%、セガサミーホールディングス45%)、韓国仁川で統合型リゾート施設「パラダイスシティ」の開発を進めている。今後は、2012年に同社が買収した宮崎「フェニックスシーガイアリゾート」にカジノを誘致しようという構想もあるようだ。
これらの企業は日本のカジノ解禁でも活路を見出したいところだろう。
文■小池麻千子(グローバルリンクアドバイザーズ):アナリストとして企業リサーチを担当。訪問企業は海外企業を中心に多数。企業訪問・分析で培ったファンダメンタルズ分析を用いたボトムアップリサーチによる銘柄選定を得意とする。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民116掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。