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独身者は生命保険に入るべきか、入らないほうがよいのか論争に決着をつけます(写真=Thinkstock/GettyImages)
独身者は生命保険に入るべきか、入らないほうがよいのか論争に決着をつけます
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161211-00000004-zuuonline-bus_all
ZUU online 12/11(日) 11:10配信
生命保険を検討する方の多くは、将来の不安を解消したいという思いをお持ちでしょう。一口に「保険」といってもいろいろあり、大きく分類すると次の3つに分けられます。
1. 自分が死んだ時のための保険
2. 自分は生きているけれど不調な時のための保険
3. 自分が生きている時のための保険
「万が一に備えたい」といっても、入る保険によって保障内容や目的は変わってきます。「生命保険に入るべきか、入らないほうがよいのか」。保険のタイプごとに、独身者に必要かどうかという観点で見ていきましょう。
■ 1. 自分が死んだ時のための保険
自分が死んだ時、養っている家族が困らないようにするのが終身保険・定期保険の目的です。今、養っている家族がいないのであれば、あわてて入る必要はありません。
若いうちに入った方が保険料が安いのでは?という思いもあると思いますが、例えば、死亡保障1000万円・60歳満期の終身保険に入った場合、20歳で加入した場合と30歳から加入した場合の総支払額の差は40万円〜50万円程度です。
結婚してからライフスタイルは大きく変わります。場合によっては、せっかく入った保険を途中解約ということになり、かえって損ということにもなりかねません。であれば、無理して入っておくこともないでしょう。
■2. 自分は生きているけれど不調な時のための保険
自分が病気・けが・高度障害になった時に保障してくれるのが医療保険・がん保険などです。
みなさん、もしも病気になったらと心配されるのですが、公的医療保険の制度に「高額療養費制度」というものがあります。医療費が高額になった場合に、自己負担の限度額を超える部分を払い戻してくれる制度です。
高額療養費制度を利用した場合、健康保険であれば1カ月に自己負担は2万1000円まで、国民健康保険の方でも8万円程度までです(保険適用部分)。
保険適用部分以外に食事代、差額ベッド代などがかかりますが、仮に1カ月入院したとしても、たいていの場合10万円程で済んでしまいます。障害が残ってしまったという場合には、障害年金という保障もあります。
また、会社独自の制度として給付金支給をしているところもあります。医療保険の加入は、これらを調べてからでもよいでしょう。
■3. 自分が生きている時のための保険
自分の老後資金など、貯蓄目的の養老保険・個人年金保険・貯蓄性の高い終身保険などがあります。
おすすめは以下の3つです。
1. 返戻率の高い終身保険
例えば60歳までというように、決められた年齢まで保険料を払い続けなければいけないというデメリットはありますが、満期を迎えた時に、払い込んだ保険料よりも多い解約返戻金が戻ってきますので、老後の資金作りにはおすすめです。
返戻率の良いものでは、115%くらいになりますので、自分で貯金するよりもお得です。
2. 個人年金
将来の老齢年金額に不安がある人におすすめです。受け取り期間が決められている保障期間型、本人が死亡しても受け取れる確定型などいくつか種類があります。独身のうちは、将来自分が生きている間受け取れるタイプであれば十分だと思います。
3. 養老保険
リターンはそれほど大きくありませんが、保険料の払込期間が10年くらいから設定できたり、保障金額も100万円からになっていたりと比較的少額から入れるので、貯金代わりにちょうど良い商品です。貯金プラス死亡保障がついているというイメージです。
ただし、特約を付けると元本割れをする可能性がありますので、事前に保険料と総支払額を確認しましょう。
■保険のデメリットとは
保険は、いざという時の安心感を得られるという半面、保険料をずっと払い続けなければならず、中途解約をすると損、手持ちの現金が減る、というデメリットがあります。
就職したての頃はとくに毎月のやりくりが大変ということに加えて、これからのライフスタイルが未確定です。ずっと解約のできない保険に入って現金をなくすよりは、自分で貯金をコツコツしておいた方が、自由度が高くおすすめです。
■貯蓄目的なら独身者にもおすすめ
逆に、貯蓄目的であれば、保険も一つの手段としておすすめします。
老後の資金作りをしたいというしっかり者、逆に貯金が苦手という人は保険を取り入れてみるとよいでしょう。自分で普通に貯金するよりは利率がよいのでお得です。
■加入時の2つの注意点
せっかく貯蓄目的で保険に入ったとしても、損をしてしまう場合もあります。以下2点について注意してください。
1. 場合によっては税金がかかる
受取金と支払保険料の差額が50万円を超える場合は所得税がかかります。また、保険料を自分で支払っておらず、払込額が110万円を超えている場合は贈与税がかかります。
前者の場合はそれほど高額にならないと思いますが、保険料を全額親に支払ってもらっている場合などは贈与税に注意が必要です。
2. 小口契約にしてリスクを最小限に
上述のように、独身時代はこれからのライフスタイルに変化が多い時期です。結婚した時、子供ができた時、家を買った時、親の介護が必要になった時など、様々な場面でお金が必要になってきます。その時に負担にならない程度の保険料で設定しておいてください。
万が一解約するときも、あらかじめ口数を分けて一部解約ができるようにしておきましょう。そうすれば、保障も続けることができ、中途解約の損も最小限に抑えることができます。
独身者が生命保険を検討する際は、自分に必要な保障は何かをよく考えて、将来に損をしないプランを考えるようにしましょう。
阿部 理恵
ファイナンシャルプランナー・心理カウンセラー。20年間の商社勤務時代に保険業務を担当。現在はお金のカウンセラーとして、お金にまつわるメンタル系のお悩み相談を得意とする。俳人としての顔も持つ。
(提供:DAILY ANDS)
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