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アベノミクスの提唱者・浜田宏一氏が自説の誤りを認めたって本当?(THE PAGE)
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/404.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 12 月 05 日 13:42:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

             安倍内閣の経済ブレーンである浜田宏一氏(ロイター・アフロ)
  

アベノミクスの提唱者・浜田宏一氏が自説の誤りを認めたって本当?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161204-00000004-wordleaf-bus_all
THE PAGE 12/5(月) 8:00配信


 世界的な経済学者として知られ、安倍首相の経済ブレーンでもある浜田宏一内閣官房参与の発言が話題になっています。自ら提唱した金融政策の誤りを認めたという話なのですが、果たしてこれは本当なのでしょうか。

■元ネタは日経新聞のインタビュー記事

 浜田氏が誤りを認めたとされているのは、日本経済新聞に掲載されたインタビュー記事です。その中で浜田氏は「デフレ脱却には金融政策だけでは不十分だったのか」という記者の質問に対して、「私がかつて『デフレはマネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」と述べ、以前とは考え方が変わったことを認めました。

 「デフレがマネタリーな現象だ」というのは、貨幣数量説的なデフレ解釈のことを指していると思われます。貨幣数量説とは、物価全体の水準は貨幣の総量で決まるという経済学説で、浜田氏をはじめとする、量的緩和策の推進者のほとんどが、この立場に立っています。

 浜田氏は、日銀が2%の物価目標をなかなか実現できないことについて、原油価格の下落や消費増税などの影響が大きいと説明しています。これは日銀の黒田総裁の説明ともほぼ合致するのですが、デフレが100%貨幣現象なのだとすると、個別の財(モノ)の価格変動で全体の物価が動くことはあり得ませんから、確かに以前の発言と矛盾する部分があったとみて差し支えないでしょう。つまり、物価を動かす要因は貨幣の量だけではなかったという点について浜田氏は自ら誤りを認めたことになります。

■浜田氏がアベノミクスの誤りを認めたというには無理がある

 しかしながら、この発言ひとつで、浜田氏が量的緩和策やアベノミクス全体の誤りを認めたと解釈するのはかなり無理があります。浜田氏は、減税などを組み合わせた政策パッケージの提供が有効であるとも発言しており、量的緩和策をより効果的なものにするためには、総合的な政策が必要という認識のようです。

 アベノミクスも当初は、金融政策、財政政策、構造改革の3つをセットにした政策パッケージでした。しかし、利害関係の調整ができず、結果的に金融政策一本に追い込まれてしまったという面があることは否定できません。また、これと前後して、リフレ派と呼ばれる専門家の中には、金融政策だけですべてを解決できるかのような説明をした人もいます。金融政策さえ実行されれば景気は回復すると思った国民も多かったでしょうから、浜田氏の発言が極端に捉えられてしまうこともある程度はやむを得ないかもしれません。

 経済の専門家の中には、建設的な議論を好まず、相手を批判したり、罵倒してばかりという人が多いのですが、これは自然科学など他の学術分野ではあまり見られない光景です。浜田氏が金融政策の誤りを認めたのかどうかということも重要ですが、物価目標の達成が難しくなった今、現実にどのような政策を実行するのがよいのか、専門家の人たちにはもっと前向きな議論をして欲しいものです。

(The Capital Tribune Japan)
 

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コメント
 
1. 中川隆[5280] koaQ7Jey 2016年12月05日 13:50:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5715]
浜田宏一氏、失敗の本質〜なぜリフレ派は「対米売国奴」に墜ちたのか?=吉田繁治 2016年11月24日
http://www.mag2.com/p/money/27546

筆者は、浜田宏一内閣官房参与(政府の経済ブレーン)について、「この人はすでに脳が老化している」と感じます。脳が老化していないとすれば、我が国の異次元緩和は「米ドル(米国債)を買うことで、米国に資金提供をするために行われた」ことになります。(『ビジネス知識源プレミアム』吉田繁治)


日本の異次元緩和は、アメリカに資金提供するために行われた

リフレ派の、遅まきの白旗

アベノミクス開始から4年、日経新聞の記者が浜田宏一氏にインタビューをしています(2016年11月15日)。浜田氏は経済学で東大とエール大学の教授を歴任し、安倍政権の内閣官房参与を務めています。安倍政権がとったリフレ政策の総帥の立場にある人です。


記者の質問:
日銀は、国債の買い入れを年80兆円に増やしました。4年経っても、物価目標とする2%に達していません。

浜田氏:
国民にとって一番大切なのは、物価ではなく、雇用や、生産、消費だ。最初の2年はうまく働いた。しかし、原油価格の下落や、消費税率の5%から8%への引き上げに加え、外国為替市場での投機的な円高も障害になった。

筆者の解釈

異常な金額の金融緩和は、インフレ目標(2%)の達成を目的に行われたことは明白でした。ところが浜田氏はまず、「国民にとって一番大切なのは、物価ではなく、雇用や、生産、消費だ」と、質問に対するはぐらかしを行っています。

自分たちが政策目的にしていたインフレ目標より、雇用(失業率)、生産(企業の売上)、消費(世帯の需要)が大事だと言っています。学者にあるまじき、理論的誠実さのない態度です。


次に、金融政策は効いたという主張の上で、

1.2014年6月以降の原油価格の下落 [$105(14.06)→$47(15.01)]
2.消費税の引き上げ [5%→8%(14.04〜)]
3.投機的な円買い [122円(15.12)→101円(16.08)]

の3点が、物価を下げる働きをした、と言っています。この3点がなければ、金融政策により2%へのリフレが成功したということを言うためです。しかし、これはリフレ派の物価に対する基礎理論と矛盾しています。

また、2015年12月1ドル122円から16年8月101円への円高を、浜田氏は「投機的」と言っています。あたかも、投機的ではない円高・円安があるかのような言い方です。常々から、為替の売買(円・ドルでの1日100兆円:2016年)のうち90%は、貿易用や投資用の実需に基づかない通貨投機的なものです。浜田氏が言う「投機的な通貨売買」とは、何を意味するのでしょうか?


「物価は貨幣現象」という基礎理論を自己否定

リフレ派の物価に対する基礎理論は、「物価は貨幣現象」ということです。これは、金融緩和政策に対する国会質問で、安倍首相が鸚鵡(おうむ)返しに「物価は貨幣現象なんです」と答えていたことからもうかがえます。

安倍首相は、物価について他の理論を知らない。このため、これが国際標準だと言いながら講義した浜田氏の「貨幣現象論」を信じたのです。罪深いことですが、アベノミクスの始まりがこれでした。

【フリードマンの仮説】

「物価は貨幣現象」という仮説は、1929〜1933年の米国大恐慌を研究したミルトン・フリードマンが言ったことです。

1933年までに、銀行の信用収縮と取り付けから、米国のマネーストック(マネーサプライ)は2/3に減少していました。引き出されるマネーの不足のため、20%の銀行は、営業を停止したのです。
※『大収縮 1929-1933』:ミルトン・フリードマン、アンナ・シュウォーツ

マネー不足のため、需要不足が起こっています。卸売物価は、恐慌の初年度(1930年)に13.5%低下し、個人消費は17%も減っています。

以上の現象をもとに、「物価は貨幣現象である」と仮説を作ったのです。これが、「中央銀行がマネーサプライを増やせばインフレになる」ということも意味するようになっていきます。

【マネーサプライとベースマネー(マネタリーベース)は違うもの】

なお、日銀の当座預金は、金融機関がもつ現金性預金であり、ベースマネー(マネー増加の元になるのもの)ではあっても、世帯と企業が実体経済(消費と設備投資)に使う預金のマネーサプライではありません。

【岩田規久男日銀副総裁の誤り】

リフレ派の岩田副総裁は、「日銀が国債を買ってベースマネーを年70兆円増やせば、マネーサププライも70兆円(6%)増える」と言っていました。

現在、マネーサプライ(M3)の増加は3.2%(16年10月:日銀マネーストック統計)に過ぎない。前年比での2%から3%の増加は、異次元緩和前と変わらない。つまり、異次元緩和はマネーサプライを増やさず、需要を増やして物価を上げる効果はなかったのです。


記者の質問:
デフレ脱却に、金融政策だけでは不十分だったということですか。

浜田氏:
私がかつて、「デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象」だと主張していたのは事実で、学者として以前言ったこととは、考えが変わったことは、認めなければならない」


筆者の解釈

考えが変わったことは認めなければならない……そうではない、「間違えていた」と認めねばならないのです。間違えていたと言わない理由は、「では、責任は?」となるからです。男らしく責任をとるつもりは、毛頭ないからです。

なぜ間違えたのか?

経済学は、単純化した理論モデルを作る性癖があるので、まだ、これを認めていませんが、現実のマクロ経済は、数えきれないくらい多くの要因が複雑に絡む、気象のような「複雑系」でしょう。

「物価は貨幣現象である」というような、1つの原因と結果からなる線的な関係ではない。(「マネー量→インフレ/デフレ」ではなく、実際の物価には他の要因も絡んでいる)

ところが浜田氏は、マネタリストの元祖フリードマンの「仮説」を、疑いもせず信じ込んだのです。自分で、現実の経済から学問をしなかったからです。他人が書いたもの(他人が分析したもの)を読んで、理論としたのです。

このため「副作用を含む異次元緩和」を実行してしまったのです。これを日常用語で言えば「ついにやらかしてしまった。その取り返しはつかない」ということになるでしょう。

診断と処方が誤っていたため、医薬が目的の効果を発揮せず、死にまで至る他の病気を引き起こす副作用のみを生んだということです。

失礼なことをあえて言うと、筆者は浜田氏のリフレ論の本を読んで、「この人はすでに脳が老化している」と感じたのです。「自分は○○を知っている、××がこう言っていた」といったことしか書かれていなかったからです。

脳が老化していないとすれば、「我が国の異次元緩和、は米ドル(米国債)を買うことで、米国に資金提供をするために行われた」ことになります。

リフレ派は米国にマネーを誘導するエージェント

これには、実は証拠があります。最近の浜田氏は、「日銀が米国債を買って、円を増発する方法もある」と言い始めているのです。

ユーロの中央銀行であるECB(中身はドイツマネー)が、ギリシア、ポルトガル、スペイン、イタリアなどの南欧債を買うことで、資金提供したことと同じです。

A国の国債、債券、通貨を、B国のマネーで買うことは、B国からA国にマネーを提供することと同じです。

ご記憶にある方もおられるかもしれませんが、異次元緩和の開始直後に、当方は、露骨な表現を使い、浜田氏を「亡国のエコノミスト」と書いたことがあります。
(注)小泉内閣にも類似の人がいました

異次元緩和であふれた銀行の当座預金マネーが、ドル買いに向かったからです。三菱UFJグループの事例で言えば、総資金量(298兆円:16年3月期)のうち、外国貸出が43兆円、外国債券が28兆円です。

合計で71兆円が主に米国に行っています。同時期の国内の貸し出しは59兆円、国内証券が34兆円で、合計94兆円です。
(注)16年9月期の海外運用は6兆円(8.5%)減ったように見えますが、これは$1=101円の円高・ドル安によるもので回収したわけではありません

我が国で資金量が最大の銀行は、国内55:海外45の資金運用です。国内の金利がゼロやマイナスなので、海外で運用したからです。このマネーの海外流出も、異次元緩和が国内のマネーサプライを増やさなかった原因です。

三菱UFJグループも、ゆうちょ銀行や、年金のGPIFと同じように、日銀に国債を売って、そのマネーを米国に提供しています。

民間銀行は、異次元漢和による国内金利(0%やマイナス)と米国金利(1.5〜2.5%)の、大きくなったイールド・スプレッドを確保するため、政府の政策に従属した運用をするしかない。

浜田氏が、「異次元緩和は国内のマネーサプライを増やすものではなく、ドル買い(ドル預金)やドル国債買いにより米国のマネーサプライを増やす」ということを知った上で異次元緩和を推進したのなら、確信犯です。

その言動からは米国の金融エージェントに見える浜田氏は、だから「日銀が米国債を買って、円を増発する方法もある」と言い始めたのかもしれません。これは国民経済にとっては害です。

前FRB議長のバーナンキも、日本に異次元緩和を勧めていました。あれは明らかに、「米国債を買ってくれ」という意思表示だったのです。


2014年10月の大事件〜日銀もGPIFも「米国の支配下」にある

2014年10月に米国がテーパリング(FRBによる国債買いの順次縮小:10ヶ月)を終えたとき、その同じ月に、我が国の公的年金を運用するGPIFが「米国株と米国債の保有を2倍に増やす」方針を発表しています。

(注)14年10月末には、日銀も追加緩和で国債の買い増しを発表しています(年80兆円)

実は、2015年8月から、米国債の1位保有国である中国政府が、米国債を売り始めました。それ以降の売りの累積は$1260億(12.6兆円:ブルームバーグ)です。

中国政府が米国債を売ったのは、自国のGDP成長率の低さと、不動産の不良債権の実態を知っている民間の「元売り/ドル買い(=元の海外流出)」が2015年8月から大きくなって、大きな元安を招く恐れがあったからです。このため中国政府は、民間の「元売り/トル買い」に対抗する「ドル国債売り/元買い」を行ったのです。

中国政府が米国債を売る分、別の買い手がいなければ、米国の金利は上昇し、レポ金融に依存した米国金融と株価は深刻な影響を受けます。しかし米国FRBは、ドル信用の維持のためテーパリングは終了せねばならない。

そこで日本政府に頼んで、ゆうちょ銀行とGPIFのマネーを、米国債と株の運用資金として提供するということだったのです。

こうしたことは、政府は平気で行います。

以前、安倍首相が、NYSE(ニューヨーク証券取引所)で、「Buy Abenomics」と叫んだことがあります。これは米国に対して、強制的な買いを促すものではありません。あくまで、お願いのレベルです。

ところが、米国政府が日本に言うときは異なります。「強制」の意味をもつのです。従来は財務省が、これを「外圧」と言っていました。今はこの言葉は消えましたが、同様のことが続いています。

状況証拠からは、リフレ派は(狙ってか狙わずかは不明ですが)、米国にマネーを誘導するエージェントに見えるのです。


2. 2016年12月05日 15:56:34 : 3E76uVCkj6 : nVgKMnZYopg[595]

 浜田は 誤りを認めた

 安倍は 浜田の理論を採用してが いまだに 誤りを認めていない

 ===

 大元が崩れたのに その上に 砂上の楼閣がたっているようなもの

 ===

 まあね〜〜   ウヨには よくある話だよ〜〜〜〜〜〜〜ん

 愛は 驚きません!!

 ウヨは 何時も そうだから
 
 


3. 2016年12月05日 18:26:20 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[3360]

しかし、バカばかりだな

物価が貨幣現象という言葉を定量的に定義していないのが根本的な誤り

一般的に、貨幣が∞に消費者に提供され続ければ、物価が上昇し続けるという意味では正しかったが

それができるのは財政政策であり

日銀の、本来の意味の金融政策だけでは、不十分であり

金融機関経由では限界があったということをリフレ派の重鎮である浜田が認めたということだ

しかし財政ファイナンスと通貨安誘導による景気刺激が主目的だったのだから、別に過去のQE自体が失敗だったわけではないのも明らか

何度も言うように、単に、現時点で行うべき政策の優先度が変わっているに過ぎない



4. 中川隆[5292] koaQ7Jey 2016年12月05日 20:58:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[5727]
>>3 は安倍がアメリカの指示で財政政策を極端に縮小したのも知らないアホ

経済も政治も全然わからないのに 人前に出て来るなよ


5. 2016年12月05日 22:13:51 : MiR2JaQdPA : niAf4py_ivA[248]
この間抜け経済評論家!

所詮は、売国奴、日本国から世界金融資本家に富を手渡す役を行った。

自身の資産で賠償しろ! アメリカに引っ込んでおけ!老いぼれ経済学者メ。

国民が怒っている。


6. 2016年12月06日 10:27:23 : VSTEe4rk0g : cbKVVGRL8PU[1]
>経済の専門家の中には、建設的な議論を好まず、相手を批判したり、
>罵倒してばかりという人が多いのですが、これは自然科学など
>他の学術分野ではあまり見られない光景です。

どこの自然科学だ。コペルニクス、ガリレイ時代から、
自然科学は批判だらけだ。批判によって論が磨かれているといっても良い。
批判のないところに自然科学はない。
とはいえ経済学は自然科学ではないのは認める。
あれは自然科学ではなく、思想哲学の分野だろう。


7. 2016年12月06日 20:44:06 : 2LiKY8ftgY : PTfAaIrqs6s[384]
窮したら 逃げるが勝ちで 突破せよ

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