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75歳以上は3人に1人は介護老人になる 超介護時代 10年後の天国と地獄
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2016年11月28日 日刊ゲンダイ 文字お越し
体を動かしていれば…(C)日刊ゲンダイ
1億2695万人─―。総務省の人口推計によると、日本の総人口は減少局面に差し掛かっている。その中で65歳以上の高齢者人口は前年より73万人増え、3461万人となった。これは総人口の27.3%にあたり、人口・割合ともに過去最高を記録。4人に1人以上が高齢者で、当面この傾向は続く。問題は同様に増え続ける介護老人の数だ――。
待ったナシの“超介護時代”の到来だろう。最新の調査で、介護保険事業で支援や介護を必要とする人(要介護度別認定者)は、約607万人(平成27年、厚労省調べ)となった。男性が187.5万人、女性が420.3万人で、女性が圧倒的に多いのが特徴だ。
認知症があったり、病気やケガで心身が不安定な状態にあり、支援や介助が必要な人は、介護保険が始まった平成12年以来、毎年増え続けている。当初は218万人だったから、この15年で2・78倍に膨らんだことになる。
前出の607万人からもうひとつの事実が分かる。介護保険加入者(40歳以上)のうち、65歳以上の認定者の割合は17・9%。分母を高齢者人口にとっても17.5%になるから、高齢者(65歳以上)の5人に1人以上が介護老人という現実だ。こうなると、団塊世代あたりは、“おれか女房も間もなく……”と考えざるを得ない。
ズバリ、将来、自分が要介護状態になる確率はどれくらいあるのか?
■74歳まではギリギリ健康でいられそう
平成28年版「高齢社会白書」に興味深いデータがある。“要支援・要介護認定”を受けた人の年齢別の割合だ。これによると、「65〜74歳」で要支援認定を受けたのは1.4%、要介護は同3%でしかない。合計しても5%足らず。くしくも、日本人の健康寿命は74.9歳(男女平均、2015年WHO調査)。高血圧や糖尿病で薬を飲み続ける人も、この年齢まではなんとか“健康でいられる”ということだ。
対して、「75歳以上」となると状況は一転する。同様に要支援は8.8%、要介護は23.3%にハネ上がる。合計32.1%。およそ3人に1人は介護認定を受ける羽目になる。介護認定は“75歳が分岐点”と言っていいだろう。
日本の「75歳以上人口」は、2030年ごろまで増え続ける見込みだ。昨年時点で1646万人だったが、2025年には、2179万人まで増加するとされる(「日本の将来推計人口」から)。その3人に1人とすれば、介護老人は約700万人を超えるまで膨らむことになりそうだ。
医師でジャーナリストの富家孝氏が言う。
「寝たきりや要介護になる原因は、脳血管疾患や認知症が多い。また、転倒して骨折し、歩けなくなってそのまま介護になるケースも増えている。あとは70歳くらいからは肺炎も怖い。じゃあ、どうするか? 突発的な病気の予防は難しいけど、健康維持の基本的なことは続けた方がいい。たとえば、肺炎予防には寝る前の口腔ケアが大事。歯磨きです。あと、風邪をひかないこと。ボクは毎日家に帰ると顔を洗いますが、これはウイルスが顔にも付くから。手洗い、うがいと同時に実践したい。転倒や骨折は、退職金で家をバリアフリーにしておくとか。最後は、年をとったら“義理を欠く”のも必要でしょう。寒い時季に出かけて、パカーンと肺炎を起こしたりすることはままある。自分で注意するしかありません」
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