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トヨタ新型プリウスPHV、数多くの誤解の根源…深刻な「充電待ち問題」(Business Journal)
http://www.asyura2.com/16/hasan116/msg/221.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 28 日 00:41:35: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

               トヨタの4代目プリウス(「Wikipedia」より/Turbo-myu-z)


トヨタ新型プリウスPHV、数多くの誤解の根源…深刻な「充電待ち問題」
http://biz-journal.jp/2016/11/post_17299.html
2016.11.28 舘内端/自動車評論家、日本EVクラブ代表 Business Journal


 トヨタ自動車の新型プリウスPHV(プラグインハイブリッド車)は、家庭用100Vコンセント、200Vの専用コンセント、急速充電器など、さまざまな方法で充電が可能だ。この便利さが充電に関するさまざまな誤解を生む根源だが、「PHV急速充電反対論」もある。

 HV(ハイブリッド車)であるPHVは、エンジンだけでも走れる。一方、EV(電気自動車)は絶対に充電しないと走れない。したがって、ロングドライブでは高速道路や道の駅などの急速充電設備での充電が必須だ。

 そうした急速充電施設に、電欠ぎりぎりで到達したEVユーザーがいざ充電しようとしたら、充電器にPHVがつながれている。しかもドライバーはいない。急速充電器のメーターを見ると、すでに充電は終わっているが、いつまで待ってもPHVのドライバーは帰ってこない。これで腹の立たないEVユーザーは珍しいだろう。EVユーザーに言わせれば、「PHVは充電しなくても走れるのだから、早くどいてよ」ということなのだ。

 一方、PHVのユーザーは、「(常にそうだとは限らないが)急速充電を繰り返すと燃料代が安い」「電気モーターだけで走れるので、静かで振動が少なく快適だ」といった理由で急速充電がしたい。そこで、PHVとEVのユーザーは言い合いになる。さて、どうするか。

■譲り合いの精神が必要か

 一部の急速充電施設では、まだ充電器の数が少なく混み合うことがある。こうした混み合う施設では、複数台の充電器が設置されるようになった。電池や充電器を改良して充電時間を短くするといった自動車メーカーと施設側の対応が求められるが、現状では譲り合いの精神が求められる。

 EVにしてもPHVにしても、使用環境は居住地の周辺であるのが普通である。そうした範囲の使用では、自宅で充電すれば不便はない。高速道路や道の駅で充電するケースは滅多にない。次世代車ユーザーの大半がこうした使い方をしているので、「充電インフラが整備されていないからEVは普及しない」という、かつて賑わった議論は成立しない。

 だが、私用ではなく業務でこれらの次世代車を使う場合、あるいは私用でも年に数回のロングドライブでは、急速充電が必要になる。充電で込み合うケースもあるので、しばらくは「充電待ち」という我慢をしなければならないだろう。

■技術で譲り合いの心を不要にする

 現在の急速充電器の出力は、大半が50kWである。これを馬力に直すとおよそ68馬力である。ターボの付いた軽自動車並みのエンジンをアクセル全開で回した場合の出力だ。

 たとえば日産自動車のリーフの旧型には24kWhの電池が搭載されている。50kWの充電器で最高出力で充電すると30分で満充電できる計算だが、実際はそうではない。電池や施設の都合で、急速充電器は常に最高出力で動いているわけではないからだ。

 急速充電をすると電池の温度が急速に上昇する。一方、電池は走行直後には温度が高い。高速道路のように高速で走った後はとくに温度が高くなる。こうした高温状態で急速充電すると、電池の寿命が短くなりやすい。そこで、それぞれの電池の特性とそのときの状態に合わせて、急速充電器の出力を調整する。これは充電時間を調整するということだ。

 電池の温度が上昇するのは、電池そのものの電気抵抗(内部抵抗)による。近い将来に実用化が期待される全固体式リチウムイオン電池は、内部抵抗が少ないので温度上昇も少なく、充電のスピードも速くできる。

 そうした電池の進歩に合わせて、たとえば急速充電器の最高出力を150kWにすれば、充電時間は現在の3分の1 以下になる。

 そうなれば、プリウスPHVでは空の状態からで3分30秒、三菱自動車工業のアウトランダーPHEVで4分42秒、あるいは米テスラモーターズのモデルSでは30分で、500km走行分の電気を充電できる。充電希望者同士のトラブルも少なくなり、譲り合いの心という美徳も不要というわけだ。

 こうして技術の進歩は生活を便利にはするのだが、生活から潤いをなくしもする。寂しい限りである。

(文=舘内端/自動車評論家、日本EVクラブ代表)

 

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コメント
 
1. 2016年11月30日 00:50:24 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[115]
うちは三菱アイ・ミーブの中古車を購入して使っているが、家で充電して近隣の買い物や所用に用途を絞っています。16kWモデルだが、カタログでは通常充電で満充電になるのに7時間かかると表記していますが、大体4分の3くらいまで減ったところで充電しているので、実際には3時間で満充電になりますね。

遠くに行く用事は、これまでのガソリン自動車を使っています。でも遠乗りするとエンジンが熱くなるので、ラジエーターから大量の熱を捨てているのがよく分かります。ガソリン自動車の熱効率が低いことが、しっかり体感できます。ラジエーターホースをしっかり点検しておかないとな !

うちのアイ・ミーブは、量産型電気自動車として「世界モノ」なので、改良の余地が大きい自動車ですが、それでもメンテナンスの手間がガソリン自動車に比べ「事実上ないに等しい」ので、免許を取って最初に乗ったりしたら、ガソリン車なんて「何て面倒な」自動車と思うでしょう。

本当に「乗りっぱなし」にできる自動車ですが、タイヤの空気圧には気をつけておく必要がありますね。点検忘れちゃいますから。


2. 2016年12月02日 00:26:24 : C4nhwMcfAc : pXB8iz5IT_Y[116]
01ですが、上の文章で「世界モノ」と書いているのは「世界初モノ」の誤りです。ここに謹んでお詫び申し上げます。

それはそうとして、日本の北海道の札幌市で、自宅の車庫で充電中だった三菱アウトランダーが出火して家が全焼したと言う情報を聞きました。それについて関係先に問いあわせたところ、ユーザーが200ボルトの「電気自動車」専用回路を自宅に施工せず、いつも家の100ボルトコンセントから延長コードで充電していたとのことでした。

日本の国が、どうして今時、家庭用商用電源コンセントが100ボルトなのか。これほどの先進国でありながら疑問でした。欧州やオーストラリア、ニュージーランドでは220ボルトとか240ボルトになっています。ところが日本では100ボルトのままですから、専用回路を配電盤から引く必要がある。電気工事店に頼むの面倒だからと、100ボルトのまま使っていたのでしょう。これは危険です。

電圧が100ボルトだと、充電時間が長くなる。200ボルト〜240ボルトだと、7時間で完了する。実際には3分の1か4分の1まで減ったところで充電するから、3時間で充電が完了します。時間が短い分、ケーブルへの負担も軽くなる。これが100ボルトだと、長時間大電流が通電することになる。ケーブルが加熱します。最も危険なのが、コンセント部分です。

情報によると、充電用プラグを差し込むコンセントから出火していたとか。明らかにトラッキング火災です。つまり、家の電気配線のほうに問題がある。これを防ぐためには、電気自動車充電用の専用回路を設けることを義務付けるしかない。

トヨタのプリウスPHVは、100ボルトでも充電できるようにしているとありますが、日本の貧弱な商用電源インフラにあわせる必要はありません。三菱自動車でも最初の頃は日本国内仕様のアイ・ミーブには100ボルト用のアダプターを用意していたそうですが、今では廃盤になっている。やはり、危険なことに気がついたからでしょう。グループの三菱電機は高圧電気機器のメーカーです。多分、ここからアドバイスがあったと思われます。

日本の家の電気のコンセントに、アースがないのは問題です。大抵の先進国にはついてある。未だに昔のままの2本ですが、これで電気自動車の充電をしていたのなら、出火事故になっても文句は言えません。


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