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サントリー 南アルプスの天然水&ヨーグリーナ(「Amazon HP」より)
ヨーグリーナ、バカ売れ&出荷停止で話題→今は店頭に溢れている謎…あおり商法疑惑の真相
http://biz-journal.jp/2016/11/post_17286.html
2016.11.26 文=編集部 Business Journal
2015年4月の発売当初、瞬く間に入手困難となり話題を読んだ「サントリー ヨーグリーナ&南アルプスの天然水」(以下、ヨーグリーナ)。水のような見た目でありながら、口の中で広がる爽やかなヨーグルト風味が口コミで人気を呼び、店頭に買いに走る者が続出。その結果、あちこちで品切れが発生し、発売からわずか3日後には販売元のサントリー食品インターナショナルが出荷を一時停止すると発表。
発売から出荷停止までの時間があまりに短かったため、一部では、人気や話題をあおるために意図的に生産量を少なくして出荷停止状態を生み出す、いわゆる「あおり商法」「飢餓商法」を疑う見方も広まるほどの話題となった。
「今の時代、こうした商法を行っていることがバレた場合に被る社会的信用損失は計り知れず、大手であるサントリーがそんな手法をとるはずがありません。メーカーが新商品の売れ行きを見誤るのはよくあることで、いくら入念に事前調査してもわかるはずはないし、ヒット商品がわかれば企業としてこんな楽なことはありません。商品開発部が自信を持つ商品でも、営業部や販売部から『ヒットの可能性は低い』といわれれば、生産数は抑えられます。それは、大手企業でも中小企業でも同じです」(食品業界に詳しいコンサルタント)
そんな多くの消費者が買いたくても買えなかったヨーグリーナだが、今ではコンビニエンスストアやスーパーなどの店頭で豊富に売られており、いつでも買える状態になっている。同商品のファンのひとりである筆者としてもうれしい限りだが、その一方で「発売当初の出荷停止は、なぜ起こったのか?」「なぜ今は、簡単に手に入るようになったのか?」との疑問も浮かんでくる。
■生産能力を大幅に超える受注
まず、供給不足が発生した理由について、サントリー食品インターナショナルコーポレートコミュニケーション部の担当者は次のように解説する。
「発売時のこの商品の需要の大きさを見誤ったことに尽きます。新商品は、各チェーンさま・店舗さまにまったく在庫がない状況ですので、基本的にメーカーの出荷数は発売タイミングが一番大きくなります。その後は各店舗さまでの売れ行きに応じて日々追加の注文を頂くかたちとなりますので、日々の販売動向を見ながら製造計画を立てていきます。ヨーグリーナは当社の注力商品として、14年4月に発売しヒットした『サントリー 朝摘みオレンジ&南アルプスの天然水』をベンチマークに置き、発売月の出荷数量想定を『朝摘みオレンジ』の1.5倍に当たる数量で準備してきましたが、発売後即、想定を大幅に上回る追加注文を頂いたため、生産能力を大幅に超える受注となり、出荷を停止させていただくことになりました」
では、どのような取り組み・対策を行うことで、供給不足を解消できたのか。
「出荷再開に向けての取り組みとしましては、出荷再開直後の大量の追加注文にもおこたえできるよう、2カ月強の間、出荷を停止させていただき、15年4月の発売時以上に製品をつくりためて、同6月末の出荷再開に向けて準備しました。出荷再開に向けて、およびその後も含めた施策としましては、製造設備の増強です。サントリー食品インターナショナル天然水南アルプス白州工場にて、同5月より本格稼動しました新ラインでヨーグリーナを最大限生産できる体制を敷いていることです。安定供給できるよう、日々の需給を見ながらフレキシブルに製造対応を行っています」
■異例のヒット
こうした対策の結果、ヨーグリーナは現在も多くの消費者から愛されている。また、ヨーグリーナのような、天然水ベースにほのかな甘みが感じられる「フレーバーウォーター」は他社商品にも複数存在しているが、サントリー食品が発表している7月15日付ニュースリリース「サントリーウォーターレポート」によれば、フレーバーウォーター市場は10年以降7倍に拡大し、現在では10人に4人以上の人が年に1度以上飲用するまでになっているという。そんななかでも、ヨーグリーナのヒットは抜きん出ている。
「6月末の出荷再開以降も、幅広い世代の方にご愛飲いただいており、現在も非常に好調に推移しております。15年4月の発売から今年の3月9日で、販売数量が1000万ケース(2億4000万本)を突破しました。これは当社調べとなりますが、フレーバーウォーター市場過去最速のペースとなります。今年の1〜10月実績における『サントリー天然水』ブランド合計は、対年前年106%と今年も好調に推移しております。ヨーグリーナがその牽引役となっています」
発売当初とは逆に安定的に店頭に並ぶことで、消費者に親しまれているようだ。
(文=編集部)
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