http://www.asyura2.com/16/hasan115/msg/697.html
Tweet |
<東証1部>上場企業12.1%減益…9月中間、4年ぶり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161115-00000096-mai-bus_all
毎日新聞 11/15(火) 22:01配信
東証1部に上場する3月期決算企業の2016年9月中間決算がほぼ出そろった。SMBC日興証券の集計によると、14日までに発表した1300社(金融を除く、開示率99.8%)の経常利益は前年同期比12.1%減の17兆8690億円となり、中間期としては12年以来、4年ぶりの減益となった。アベノミクスによる円安の恩恵で続いてきた増益傾向にブレーキがかかった格好で、企業の先行き懸念が強まっている。【和田憲二、宮島寛、小川祐希】
◇先行き懸念強まる
円相場は4〜9月に平均1ドル=105円程度と前年同期比で約17円の円高・ドル安が進み、新興国経済の減速も輸出企業の業績を圧迫した。訪日外国人観光客を含む国内消費も低迷し、小売りなど非製造業の業績も伸び悩んだ。売上高は前年同期比5.8%、営業利益は7.4%、最終(当期)利益は10.0%それぞれ減った。
業種別の経常利益は円高で輸出や海外事業の採算が悪化した「輸送用機器」が21.4%減、「電気機器」も26.5%減。中国による鉄鋼の過剰生産を受けた鋼材市況の低迷が響いた「鉄鋼」も63.0%減った。一方、原油価格が下げ止まったことで「石油・石炭製品」は黒字転換した。
17年3月期の通期業績は、売上高が前期比3.6%、営業利益が5.7%、経常利益が2.3%、それぞれ減少すると予想。通期の売上高を上方修正した企業は113社だったのに対し、下方修正は379社に上った。最終利益は一部の総合商社などが前期に大幅な特別損失を計上した反動で8.3%の増益となった。
◇事業環境厳しく
決算会見では、「事業環境は厳しくなっている」(日立製作所の西山光秋最高財務責任者)、「グローバルに見て日本でのコストが上がった」(トヨタ自動車の伊地知隆彦副社長)など、円高で収益環境が悪化していることへの危機感の表明が相次いだ。
市場には「足元の円安基調が続けば来年1〜3月期には業績は上向きそう」(SMBC日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリスト)との期待もあるものの、保護主義的な政策を掲げるドナルド・トランプ氏の米大統領当選も新たなリスクで、「関税などの政策をどうするのかなど影響を注意して見たい」(パイオニアの小谷進社長)など、先行きには慎重な声も根強い。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民115掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。