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「トランプショック」で個別銘柄が安くなったのはむしろ大歓迎です
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161110-00144579-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 11/10(木) 20:46配信
米国の大統領選挙前に民主党候補のヒラリー・クリントン氏のメール問題が取りざたされたことで、日経平均株価は11月に入ってから急落しました。このあたりから、「いまさら蒸し返すなんて怪しい」と思い始めていました。
今年6月に行われたブレグジット(英国の欧州連合離脱)の是非を問う国民投票の結果を踏まえると、「大統領選挙で民主党政権を変えたいという不測の事態が発生しても不思議はない。もしかしたら五分五分なのかも」とも思っていました。
日本株相場に関しては、日経平均が上値抵抗線を上抜けたことで、短期的には一段と上昇する可能性もあると考えていましたが、閑散相場でスルスルと値上がりするのは経験則からすると、時間の長短はあれどいずれは元の位置に戻ることが多いため、上げについていくにも割り切りが必要とも見ていました。10月に入ってから外国人買いが戻ってきたとはいえ、大統領選を控えた状況で、本気の買いかどうかはよくわからないとも考えていました。
(1)日経平均の目先の高値目標とにらんでいた2月2日安値1万7684円と同月3日高値1万7515円の間のマドを埋めることができなかった、(2)短期的なトレンドラインを割り込んだ、(3)エリオット波動が終盤に近付いていた、(4)オシレーター系のテクニカル指標で「買われすぎ」の状態にあった、などの点から「いつ天井を打ってもおかしくはない」とも思っていたのです。
テクニカル指標から株価の上値を予測しても、ここからの上昇はたかがしれています。あれこれヤキモキして過ごすのも懲り懲りなので、「ここは敢えてリスクを取らず、大統領選挙後に新たにポジションを取り直したほうがさすがにリスクは少ないだろう」と決断。夏休み以降や短期での買いポジションは8日までに精算していました。
開票を迎えた日本時間の9日は、「ブレグジットショック」を彷彿させる状況が前場の中ごろから続きました。日本の株式市場やドル・円相場は乱高下。日経平均は一時1000円を超える株価下落となり、1万6111円の安値をつけました。1日の値幅としては大きいものの、前日から5%程度の下げなので、「暴落」とまでは言えないとも思っています。個別銘柄については安くなってきたのでむしろ大歓迎です。
■ 日経平均は下落トレンド入りか
結局、日銀のETF買い入れによって買い支えられていた日本の株式市場は、1万6000円台前半まで逆戻り。9日がさらなる値下がりの始まりなのか、それとも終点なのか。それはわかりません。ただ、株価チャートを見ると目先、ダブルトップ形成の確定の可能性も出てきました。「下落トレンド入り」と言ってもよさそうです。
ファンダメンタルズが良好な銘柄でも、「株価暴落」という大きな力の前にはなすすべがありません。かと言って、テクニカル指標も100%有効というわけではないのです。それでも、リーマンショックを始めとする株価暴落を何度も通過して結局のところ、「思い入れを強くした分だけ負ける可能性が高く、淡々とテクニカル指標通りに売買していくしかない」という割り切りが重要だと、9日に改めて確認しました。
新大統領がひとまず決まったことで、新しい相場が始まるでしょう。「トランプショック」を経験したことで、これまでずっと気掛かりだった6月24日、つまり、英国の国民投票でEU離脱が決まった当日の値動きの意味もわかるかもしれません。新たに戦略を練り直して参戦したいと考えています。
(毎週木曜日に掲載)
横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
横山 利香
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