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<コカ・コーラとキリン提携>飲料大手、消耗戦避け協力
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161026-00000124-mai-bus_all
毎日新聞 10月26日(水)21時59分配信
清涼飲料で国内首位の日本コカ・コーラグループと同4位のキリンビバレッジを傘下に持つキリンホールディングス(HD)が、資本業務提携に向けた協議を進めていることが26日、わかった。飲料メーカー間の消耗戦が続く中、大手同士が手を握り、利益率を高める方針だ。
両社は、小売店などへの共同配送や、コーヒー豆など原料の共同調達を進め、コストを削減する。利益率を高めて新商品の開発費などを増やす考えだ。商品開発や販売面については「検討はしていない」(キリンHD幹部)としているが、キリンHDは今年1月、ダイドードリンコと自動販売機の相互利用に乗り出した実績がある。コカ・コーラとも同様の提携に踏み切る可能性はある。
清涼飲料で国内首位と4位の大手が提携に踏み切ったのは、スーパーやドラッグストアでの価格競争が経営体力をむしばんでいるためだ。
調査会社の富士経済によると、2015年の国内の清涼飲料市場は5兆276億円と、前年から0.8%増えた。ペットボトルのミネラルウオーターやお茶などの販売が好調なためだが、キリンビバレッジの15年12月期の営業利益率が1.5%にとどまるなど、メーカーの利益率はおしなべて低い。
稼ぐ力を高めようと、業界再編の動きは加速している。2位のサントリー食品インターナショナルは昨年、日本たばこ産業(JT)の自動販売機会社ジャパンビバレッジHDを買収、3位のアサヒ飲料も12年にカルピスを買収した。
これまでの業界再編は、大手が下位メーカーを買収して規模を拡大するケースが多かった。清涼飲料大手は、外資系だったり、ビールメーカーの傘下だったりするため、大手同士の買収や提携は起こりにくい。
しかし、スーパーでの価格競争に加え、定価販売で利益率が高い自動販売機がコンビニエンスストアのコーヒーとの競争にさらされて減収傾向にあり、大手、中堅を問わず経営環境は一段と悪化。ある中堅メーカー幹部は「開発費も減ってヒット商品が生み出せない悪循環に陥っている」とため息を漏らす。
こうした中、大手同士が提携に踏み切ったことは、サントリーやアサヒの戦略にも影響を及ぼしそうだ。市場では「(事業ごとの)部分的な提携も含めた再編が進む可能性が高い」(アナリスト)との声も出ている。【浜中慎哉】
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