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購入金額がメチャクチャ高い、あの株を買ったのは誰だ?(会社四季報オンライン)
http://www.asyura2.com/16/hasan114/msg/582.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 10 月 20 日 20:46:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                 キーエンス株の最低購入金額は700万円を超える


購入金額がメチャクチャ高い、あの株を買ったのは誰だ?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00141370-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 10月20日(木)19時41分配信


 東証が14日に発表した10月第1週(3〜7日)の投資部門別売買動向によると、外国人投資家が2805億円の買い越しと6週ぶりの買い越しを記録した。指数先物でも買い越しとなった。こちらは2週ぶりである。同週は日経平均、東証株価指数(TOPIX)ともに2%を超える上昇となった。いつものことではあるが、原動力は委託売買シェアの7割程度を占める海外勢だった。

 一方、シェアで2割程度と外国人に次ぐ二番手の個人投資家は2877億円の売り越しと2週ぶりに売り越しへ転じた。今年の前半こそ、逆張り手法が結果として裏目に出て苦しんだが、7月以降はうまく立ち回っているようだ。

 7月以降の14週(10月第1週まで)で日経平均の騰落は7勝7敗。株価自体もレンジ内の動きにとどまるなど、方向感のはっきりしない展開に終始しているが、個人は下げた週には買い越し、上げた週には売り越すなど難しい相場付きをこなして着実に利益を積み上げているように見える。そうした個人の行動がレンジ相場を形作っている一因かもしれないが……。

■ 順張りでの対応も検討したい

 今週の株式相場を眺めていると、市場エネルギーは依然として低いものの、ちょっと驚かされるような現象も目に着いた。その最たるものが、上場銘柄で最低購入金額の最も高いキーエンス <6861> の上場来高値更新である。

 同社はセンサーの大手でIoT(モノのインターネット)の進展に伴う新たな産業革命(インダストリー4.0)において重要な立ち位置を占める企業であることは知られているが、1単元は100株ながら株価が7万円を大きく超えているため投資には700万円超の資金が必要。おいそれと手を出せるような株ではない。

 信用残の水準などからしても任天堂 <7974> やファーストリテイリング <9983> とは異なり、キーエンスとSMC <6273> の2銘柄は少なくとも信用取引を駆使する個人のターゲットに見えないのである。キーエンスの外国人持ち株比率は46.9%でSMCは57.8%、この2社の株価に対する海外勢の影響度は、日本株相場全般に対するそれを上回っているのではないか。

 昨年の8月から9月にかけて外国人は8週連続、3兆7300億円あまりの売り越しと日本株を猛烈に売った。日経平均は6月24日の2万0868円から9月29日の1万6930円まで18.9%値下がりした。一方、キーエンスは7月21日の取引時間中の高値7万0100円から9月29日の同安値5万0700円まで27.7%の下落と日経平均以上に大きく売り込まれたが、その後は11月17日に付けた6万8330円の戻り高値まで、日経平均以上に鋭角的な反発を見せた。

 外国人は昨年10月第2週にわずかな売り越しとなった後は10月第3週から12月第2週まで8週連続で日本株を買い越した。総額は1兆0430億円あまりと8、9両月の売り越し額の4分の1強にすぎなかったが、日経平均が12月2日に2万円を回復するなど、株価へのインパクトは決して小さくなかった。

 今年に入って海外勢は8月第5週から9月第4週まで5週連続で1兆1700億円近い売り越しを記録。年間では10月第1週までに5兆9064億円の売り越しと、歴史的な大幅売り越しになっている。

 外国人の日本株に対する見方は直接面談した向きのコメントを見るかぎり、これまでの自己の行動を正当化するかのように総じて冷ややかだ。10月27日に予定されるドイツ銀行の決算発表、石油輸出国機構(OPEC)総会で実際に減産合意にたどり着けるのかといった点、あるいは米国大統領選挙の帰趨など「行動しない理由」には事欠かないのが現状だ。

 しかし、昨年秋と似たような現象が確認されるのも事実である。この3カ月は「下がれば買い、上がれば売り」という逆張り戦略が有効だったが、そろそろ「順張り」も検討すべき局面かもしれない。

 せがわ・つよし●新日本証券(現みずほ証券)に入社後、株式投信の運用業務、情報部門、自己売買部門のマネージャーなどを歴任。さくら証券にエクイティ部部長として勤務後、2001年4月に新光証券(現みずほ証券)にストラテジストとして入社。独立後は経済番組のコメンテーターとして活躍し、現在は瀬川投資研究所代表。市場関係者への丹念な取材や緻密なデータ分析に基づいた独自の相場解説で人気。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

瀬川 剛
 

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