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最近のモミ合い相場はいつ崩れてもおかしくない感じです
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161013-00140290-shikiho-bus_all
会社四季報オンライン 10月13日(木)19時31分配信
日経平均株価は10月11日に1万7074円まで値上がりし、下落の過程であけた2つの窓をしっかりと埋めました。9月上旬以来の高値水準なので、いったんの達成感が出ても不思議ではありません。
一方、米国の株式市場は高値圏でモミ合う展開が続いています。大統領選挙に向けてテレビ討論が行われており、民主党候補のクリントン氏が優勢とみられますが、結果は終わってみなければわからないとも思っています。外国為替市場では年末12月に米国の利上げが行われる可能性が高まってきたのを背景に一時、円に対してドルが1ドル=104円台まで買われました。
日経平均の11日高値は上値抵抗線(三角保ち合いの上限? )近辺の水準。レンジを上に抜ければ勢いがつく可能性もありますが、そうでなければモミ合いにとどまる公算が大きく、買いを入れるにもためらってしまう水準です。
9月は日銀によるETFの買い入れがかなりの頻度で行われていましたが、株価水準が高値圏にあるうえ、10月以降はドル・円相場が円安ドル高方向へ振れているのが要因になのか、ETFをさほど買っていません。テクニカル面からも変化日らしい変化日が見当たらず、米国大統領選の大勢が判明するまでは、モミ合う可能性が高いとみています。
株式市場の地合いが定まらず、相場のテーマも変化しているため、保有株は順次売却しています。その一つがイオンファンタジー <4343> 。イオン <8267> 系で大型ショッピングセンター内に遊戯施設を展開しています。株主優待があるうえ、株価も大底を打った可能性が高いと判断し1000円台の水準で購入。その後は珍しく1年以上保有していた銘柄です。
株価は5日に発表した今2017年2月期第2四半期累計(16年3〜8月)決算の内容などを好感して、目標に設定していた3000円を超えてきたので売りました。これに対して、ハイテク関連株は売却したものもあれば、いまだに保有している銘柄もあり、ようすを見ながら売買しています。
当連載で以前(5月12日配信)取り上げたラクス <3923> はいったん売却した後、安くなったタイミングで再び買いました。同社の広告を見る機会が最近、増えました。企業との業務提携などが功を奏して業績も順調に推移。これを受けて株価は年初来高値を更新しました。このまま地味かつ着実に上昇してくれたらと考え、保有を継続しています。
「腰を据えて」とは思っていても結局、同社株などを除けばグルグルと回転させてしまっている感も否めません。それでも、モミ合いから上放れしないかぎり、いつ崩れてもおかしくない感じもあるので、基本的には利益確定を優先させるスタンスで臨んでいます。
(毎週木曜日に掲載)
横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
横山 利香
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