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賞金9500万円は若い研究者のためにと大隅さん!
http://79516147.at.webry.info/201610/article_35.html
2016/10/05 22:40 半歩前へU
ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典・東京工業大栄誉教授(71)は、ノーベル賞の賞金(約9500万円)を若い研究者の支援に活用する考えを示した。
財政難を理由に安倍政権は、すぐに成果を見込めそうな研究に競争的資金を重点的に配分。基礎研究予算はこの10年削減が続いている。さらに17年度以降は国立大学の運営費交付金を毎年削減する算定ルールを決めた。
すでに学生の研究者離れは深刻。2000年度には15%台だった博士課程への進学率は昨年度は8%台と半減。引用される回数の多い論文数のシェアは世界4位(02〜04年)から10位(12〜14年)に後退した。
大隅さんは「このままだと日本の科学は空洞化する」と懸念している。
元大学教授の小林勝一郎さんが新聞の投稿欄で訴えている。
研究の基本は、自由な発想のもとで長期にわたって展開することだ。大隅さんが世界で初めて「オートファジー」を光学顕微鏡で観察したのは1988年。
その研究が進み、評価が固まって、ノーベル賞が決まるまで28年かかっている。大隅さん自身、受賞決定後に「基礎科学の重要性を強調したい」と語っている。
だが、最近は国から大学にわたる資金の中で、研究者が研究課題を示して応募し、競い合いで配分が決められる競争的資金の比重が増えている。
研究費が不十分な環境にある科学者は、短期間のうちに目に見える成果が上がる研究課題で応募しないと獲得が難しいのが現実だ。
競争的資金を多くすれば、短期間で実用化できる研究は進むかもしれない。だが、研究全般において基礎研究の発展を阻害しかねない。
大隅さんのノーベル賞決定を機に、国は基礎研究の大切さを再認識し、資金面で支える姿勢を持ってほしい。さもないと20年先、30年先が心配だ。
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