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日本の成長率予想を引き上げ IMF、今年0.5%に
ワシントン=五十嵐大介2016年10月5日00時10分
国際通貨基金(IMF)は4日、最新の世界経済見通しを公表した。日本の成長率見通しは、消費増税の先送りや今夏に打ち出した経済対策などを受け、7月の前回予想から引き上げた。米国経済の減速や英国の欧州連合(EU)からの離脱決定で先進国全体の見通しは引き下げたものの、新興国の予想は引き上げており、世界全体の成長率見通しは据え置いた。
日本の今年の成長率見通しは前回から0・2ポイント引き上げて0・5%に、来年の見通しは0・5ポイント引き上げて0・6%とした。それでも、主要7カ国(G7)では最も低い成長率で、「人口減少などを反映し、日本の中期的な見通しは弱いままだ」と指摘している。
世界全体の成長率見通しは今年が3・1%、来年が3・4%で、それぞれ据え置いた。米国の今年の見通しは、企業による設備投資の低迷などによる年前半の減速を受けて0・6ポイント引き下げ、1・6%とした。ロシアやインドなど新興国の見通しは引き上げた。
IMFはここ数カ月で高まったリスクとして、「政治的な不協和音や内向きな政策」などを挙げた。6月の英国のEUからの離脱決定や、11月の米大統領選での議論が「国境を超えた経済統合の恩恵への民意のほころびを示している」と指摘。保護主義的な風潮が強まれば、企業による投資や雇用、貿易などに悪影響を与えると警告した。(ワシントン=五十嵐大介)
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IMF:世界の景気回復は低調、政治的不協和音が主要なリスク
Andrew Mayeda
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日本とユーロ圏の見通しを引き上げ、米国は大幅下方修正
国際通貨基金(IMF)は4日公表した最新の世界経済見通し(WEO)で、信頼できる成長エンジンを必要としている世界経済の回復が、グローバル化をめぐる政治的緊張の高まりで頓挫しかねないと警告した。
IMFはWEOで今年の世界経済成長率見通しを3.1%、来年を3.4%とし、7月時点の予測水準に据え置いた。IMFチーフエコノミストのモーリス・オブストフェルド氏は、先進国は引き続き「期待外れの低い成長軌道」にとどまる一方、主要新興国はリセッション(景気後退)を脱して安定化しつつあるようだとの認識を示した。
リスクについては政治的不協和音と保護主義の脅威などから引き続き下向きだと指摘。6月の英国民投票での欧州連合(EU)離脱選択や米大統領選挙のムードは「国境を越えた経済統合の恩恵に関するコンセンサスのほころびを鮮明にしている」と分析した。
各国は報復的な関税引き上げに踏み切り、まだ脆弱(ぜいじゃく)な景気回復を損なう恐れがある。輸入物価が10%上昇するシナリオでは、世界の生産は長期的に2%近くカットされるとIMFは試算した。
低成長
WEOでは世界経済が勢いを増すことができずにいるとし、オブストフェルド氏は「世界経済は全般的に横ばい状態にある」とみる。
オブストフェルド氏は「経済成長はあまりにも長期にわたって低過ぎる水準にあり、多くの国でその恩恵にあずかったのはあまりにも少数で、それは世界の成長をさらに圧迫しかねない政治的影響を伴うものだ」と予想。裕福な国における低所得者にとっての利益の伸び悩みは、「グローバル化を全ての苦悩の原因と批判し、外国と協調的に関与するよりも、世界的潮流から経済を遮断しようとする政治的運動」を生み出していると論じた。
IMFは今回、ユーロ圏の見通しを上方修正しつつも、英国とEUとの新たな貿易協定交渉の結果がどうなるかは依然として不透明だと指摘。日本の見通しも引き上げ、安倍晋三政権が発表した消費増税の延期や経済対策に言及した。
新興市場国の中では、インドが引き続き明るい部分だとし、今年と来年の成長率見通しを引き上げた。原油価格がやや持ち直したことから、ロシア経済の縮小は7月時点の予測よりも小幅になるとの見方も示した。中国経済については、今年の成長率が6.6%となった後、17年は6.2%に減速するとした7月時点の予想を据え置いた。
一方で米国の成長率見通しは大幅に引き下げた。今年の成長率は1.6%と、7月時点の予想より0.6ポイント下方修正。来年は2.2%(7月時点の予測は2.5%)に回復するとした。
原題:IMF Sees Political Discord as Major Risk to Weak Global Recovery(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEI9Z86K50XT01
IMF:英国の2016年成長率見通しを1.8%に上方修正
Simon Kennedy
2016年10月4日 23:58 JST
国際通貨基金(IMF)が2016年の英国の成長見通しを上方修正した。欧州連合(EU)離脱選択後も同国経済が予想以上に持ちこたえていることが背景。
IMFが4日公表した最新の世界経済見通し(WEO)によると、今年の英国の成長率は1.8%と、7月時点の予想(1.7%)から引き上げられた。主要7カ国(G7)では最高。IMFは2017年の成長見通しについては1.1%と、前回の1.3%から下方修正した。
原題:IMF Lifts Forecast for U.K. Economy in 2016 Despite Brexit (1)(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEJ1CT6VDKHT01
ポンドが対ドルで1985年来の安値、「ハードな」EU離脱を懸念
Charlotte Ryan
2016年10月4日 16:14 JST 更新日時 2016年10月4日 20:25 JST
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首相が金融サービス保護を優先しない懸念も
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iew.SYqgMXsw/v2/-1x-1.png
4日の外国為替市場で英ポンドがドルに対し約30年ぶり安値をつけた。英国が欧州連合(EU)単一市場へのアクセスを失う「ハードブレグジット(ハードな離脱)」に向かっているとの懸念が強まった。
ポンドは離脱を選んだ6月下旬の国民投票後の安値を更新。対ユーロでも3年ぶり安値を付けた。メイ英首相が週末に、離脱のプロセスを2017年1−3月(第1四半期)中に開始すると表明して以来、主要16通貨全てに対して下落している。交渉において金融サービス業界の保護を優先課題としない考えだと伝えられたことも不安を高めた。
ラボバンク・インターナショナルのシニア為替ストラテジスト、ジェーン・フォリー氏は「離脱のプロセスが始まりつつあり、『ハードブレグジット』になるかもしれないという現実を市場が認識した」とし、金融セクターを例外視しない政府姿勢は英国の成長と投資、雇用への懸念を深めると付け加えた。
ロンドン時間午前10時30分現在、ポンドは0.7%安の1ポンド=1.2747ドル。一時は1985年以来の安値となる1.2740ドルを付けた。対ユーロは0.4%安の1ユーロ=87.62ペンス。一時は2013年8月以来の安値まで下落した。
原題:Pound Drops to Lowest Since 1985 as Angst Builds Over Brexit(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEIH316KLVS101
ECB、低金利が銀行収益に及ぼす影響考慮するべきだ−クノット氏
Corina Ruhe
2016年10月4日 21:33 JST
欧州中央銀行(ECB)はマイナス金利がユーロ圏銀行システムの収益に及ぼす影響を考慮しなければならないと、ECB政策委員会メンバーであるオランダ中央銀行のクノット総裁が語った。
ECBの緩和的な金融政策で、域内銀行は新規融資の貸出金利引き下げを進めている。一方、預金金利の引き下げにはためらいがあるため資金調達コストは下がっていない。預金金利はすでにほぼゼロで、さらに引き下げれば預金が流出するとの懸念がある。
クノット氏はオランダ中銀の金融安定報告の発表に際してアムステルダムで記者会見し、「低金利は生命保険会社や年金基金にとって問題であるばかりでなく、銀行の金利収入も損ねている。これが銀行の収益性を圧迫している」と指摘した。
報告の中でクノット氏は、ECBは金融緩和の副作用を物価安定目標達成に向けた効果に照らして検証しなければならないだろうと論じた。ECBの措置は景気回復を後押ししているとしつつ、同時に資産買い入れプログラムは利回り曲線をフラット化させ、銀行が利益を生むのをより困難にしていると指摘した。
原題:ECB Must Weigh Impact of Low Rates on Bank Profits, Knot Says(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEIUL56S972O01
ドイツ銀が圧迫されているのは「あまりに小さい」ため−アルトマン氏
Sonali Basak
2016年10月4日 23:49 JST
ドイツ銀行の問題は同行が世界的な銀行の中で相対的に小規模であることによって増幅されていると、エバーコア・パートナーズのロジャー・アルトマン会長が指摘した。規模が大きければ巨額の制裁金の脅威にも耐えられると説明した。
同会長は4日ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「ドイツ銀が小さいということを忘れてはならない」と指摘。約180億ドル(約1兆8500億円)のドイツ銀の時価総額を2400億ドル余りの米銀JPモルガン・チェースと比較した。「ドイツ銀はさまざまな理由で圧迫されているが、その一つは規模の小ささだ」と述べた。
住宅ローン担保証券をめぐり米司法省が当初140億ドルの支払いを求めたことでドイツ銀をめぐる懸念が悪化した。アルトマン氏は「最初の反応は『ドイツ銀に140億ドルは払えない』というものだった。時価総額の大きな米銀に対してならこういう反応にならないだろう」と語った。
原題:Deutsche Bank Is Pressured Because ‘It’s So Small,’ Altman Says(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEIWM36JTSEW01
債券の低利回り、少なくともあと5年続く−HSBCのメージャー氏
Lukanyo Mnyanda
2016年10月4日 23:57 JST
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メルシュ氏:一時的緊張に耐えられない銀行は将来の存続可能性に疑問
国債の強気相場は終わってないとHSBC
メージャー氏は米国債利回り低下を正しく予想
https://assets.bwbx.io/images/users/iqjWHBFdfxIU/iLxYLwd4FlpA/v2/-1x-1.png
HSBCホールディングスのスティーブン・メージャー氏によれば、米国債の下落に賭ける弱気派はまだ長く待たなければならない。
メージャー氏は4日のリポートで、5年間は利回りが現水準より高くはならないと予想した。相対的に緩和的な金融政策が続くとの見通しが理由。HSBCの債券調査責任者の同氏は以前、少数派ながら米国債利回りの低下を正しく予想したアナリストの1人だった。
同氏は「利回りは30年間低下し続けてきた」とし、「この上昇相場は終わりではない。また、中央銀行の大規模なバランスシートは永久に続く公算が大きい」との見通しを示した。
ブルームバーグ世界債券指数によれば、米国債投資の今年これまでのリターンはプラス5%。米10年債利回りはニューヨーク時間4日午前9時59分現在1.64%だが、2017年末までには1.35%に下がるとHSBCは予想している。
原題:HSBC’s Major Sees at Least Five More Years of Low Bond Yields(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-04/OEJ00I6S972P01
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