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ウィーンのOPEC本部 PHOTO: REUTERS
原油市場は過剰反応−OPEC減産は道半ば
http://jp.wsj.com/articles/SB12281053434115554903104582342720312168202
2016 年 9 月 29 日 10:04 JST WSJ
「君はその言葉を連発しているが、君が思っているその言葉の意味と本当の意味は違うと思うよ」。これは1987年製作の米ファンタジー映画「プリンセス・ブライド・ストーリー」に出てくるセリフだ。
石油輸出国機構(OPEC)は28日、アルジェリアで開いた注目の非公式会合で、減産が必要だとの「認識」で一致した。事情を知る複数の関係者が明らかにした。だが、同日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物が前日比5.3%高という約6カ月ぶりの大幅な上昇率の原動力は、むしろ「認識違い」だったのではないか。この日に浮上したファンダメンタルズ(基礎的諸条件)な強気材料は、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油統計で米原油在庫が予想外に減少したことぐらいだったからだ。
OPECは一連の基準値で合意したにすぎない。報じられている日量3250万〜3300万バレルという産油量は確かに数字の上では減産で、提案されていた増産凍結よりもはるかに良いように思える。とはいえ、結論は次回11月の総会まで持ち越すこととなった。そして何よりも重要なのは、どの国が輸出を減らすのか詳細を詰める必要があるということだ。
イランは生産量を経済制裁前と同じ日量400万バレル程度まで回復させる方針を変えておらず、武装勢力の攻撃などで減産を余儀なくされていたリビアとナイジェリアは生産を本格的に再開しつつある。OPECの8月の生産量は日量3320万バレルだったことから足元の生産量は今回の会合で提示された水準を100万バレルほど上回っている。同100万バレルの減産が実現すれば、ざっくりと言って過剰分はほぼ解消される。次に難問となるのが、どの国が減産するかだ。
原油市場においてサウジアラビアとイランはシェアを奪われまいと双方譲らずで、しかもイスラム教のスンニ派とシーア派の盟主を自負する両国が実際にシリアやイエメンを舞台に「代理戦争」を繰り広げていることを考えると、どちらか一方が歩み寄る公算は小さい。
サウジはこれまで通常、原油がだぶついているときは自ら減産するなど、OPEC内で調停役として原油価格を安定させる役割を担ってきた。同国は冬場に生産量をやや減らすことが多いが、これを今回目指している減産の一部とみなしてしまえば、原油市場の根本的な構図を変える上で全く意味がない。OPECとして減産を達成するためにイランは世界市場への早期復帰を諦めてくれるだろうか。いやそれはあり得ない。
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