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ローソン、三菱商事傘下で3つの弱点を克服できるか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160919-00010000-socra-bus_all
ニュースソクラ 9月19日(月)10時1分配信
■ローソンがファミマやセブンに勝てない理由
ファミリーマートとサークルKサンクスとの合併に伴い、店舗数で業界第3位となったローソンが三菱商事の子会社となることが明らかになった。かつてローソンは、中内功氏率いる西日本発のスーパーの覇者・ダイエーの子会社として出発したが、時代は変わり三菱商事の子会社として出直す。
昨今のコンビニは、オリジナル商品が勝負どころとされてきた。首位のセブン−イレブンは早くから弁当・惣菜、カップ麺などの専門工場を全国に多数有してきており、それがセブン−イレブンの食品類の味を向上させ、かつてはコンビニ弁当にネガティブな印象を抱いていた高齢層も今やセブン−イレブンの弁当を常食にしていることも珍しくない。ファミリーマートもそれに追随している。
片やローソンは弁当・惣菜など食品類では後れを取ってきた。今回、三菱商事の完全な子会社となることにより資本力を強めた上に三菱の看板を利用して取引先を充実させ、食品類の専用工場の充実などを行うことが一つの狙いのようだ。
いわゆるPB(プライベートブランド)商品の強化でも三菱商事との連携強化でセブンーイレブン、ファミマの大手2社を追いかける。
商品力だけだなく、ポイントカードや銀行ATMサービスでもローソンはセブン−イレブン、ファミリーマートに遅れを取ってきた。
セブン−イレブンではイトーヨーカ堂など全系列企業で使用可能な電子マネー「nanaco」を導入してから固定客をつかんでいる。特にイトーヨーカ堂やヨークベニマルなどセブン系列スーパーが多い地域でnanacoは相乗効果を発揮しているようだ。
ファミリーマートもTSUTAYAのTポイントカードが使用できるのが魅力で、ガソリンスタンドのエネオスや一部スーパーなどでも使用可能だ。それに引き換え、ローソンは早くにポイントカードを取り入れたものの、使用できる他の店舗がほとんどない。
ATMに関しても、手数料が高い点でローソンが使う銀行ATMは劣後する。セブン−イレブンはセブン銀行を創業して長いだけでなく、多くの銀行と手数料ただなどの提携を結んでいる。
ファミリーマートも店内のATMをゆうちょ銀行に鞍替えしていくことによってATMの利便性を向上させている。例えばゆうちょ銀行だとゆうちょカードであれば、手数料がかからない上に、地方の信用金庫まで含めていつでも引き出し可能だ。
三菱商事という商社業界トップの傘下に収まることで、こうした弱点を克服していけるかが今後のローソンの収益力の鍵をにぎる。
■角田 裕育(ジャーナリスト)
1978年神戸市生まれ。大阪のコミュニティ紙記者を経て、2001年からフリー。労働問題・教育問題を得手としている。著書に『セブン−イレブンの真実』(日新報道)『教育委員会の真実』など。
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